現代におけるオタクという言葉の使用例を列挙する。
用例採集から自称オタクというものがどういった存在なのか確認する。
ただし、ビジネスでオタクを名乗っている声優を始めとする著名人の例は除く。
この記事は第3段の記事である。
第1段では、オタクというものの定義について触れた(第1段リンク)。
第2段では、なぜオタクになりたがるのかの要因を列挙した(第2段リンク)。
この記事の建て付け以下の通りである。
用例
オタクを名乗ることのメリット
オタクを名乗ることのデメリット
1.用例
以上、僕の周りやネット上で容易に見られる用例である。
※ありとあらゆるところで見られるので、引用元は明記しない。
2.オタクを名乗ることのメリット
これまで列挙した用例などから、下記のメリットがあることがわかる。
他者とのコンテンツ消費体験の共有
承認欲求の充足
自身へのラベリングによるアイデンティティの確立
帰属欲求の充足
博識になったかのような全能感の獲得
3.オタクを名乗ることのデメリット
下記のようなデメリットがある。
あるいは、あったと言ったほうがいいかもしれないが。
ときに、もはや上記のメリットがあるため、
最近では旧来のオタクも、オタクを自称する傾向にある。
旧来のオタクから白目で見られる。
間違った深読みや表層的な面白さにとらわれていることがバレる。
自身をオタクだとラベリングした結果、オタク的な言動を求められているような気がして、心からの感情を屈曲させた形で自己表現することになる。
アキバへ赴き、期待値を下回っていると嘆く。
だんだん、自身が無産であることで居心地が悪くなってくる。
批評的な立場を履き違えて、批判しかしなくなる。
常に新規の情報や心からやりたい・みたいと思えるコンテンツ以外も消費していかなければならない気になってしまい、積んだものを消費することが、行動原理の中心となる。
以上が現代におけるオタクというものである。
今回は現状把握で終了(2000文字)。
長くなりすぎたんで、第4段へ続く。