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我が家族の音楽情勢

私は家族で一番音楽に近い者であると自負している。
幼稚園生の時エレクトーンを習い、小1から小5までピアノとバレエを習い、中学では吹奏楽部でテナーサックスを吹き、アメリカの高校ではアメリカでジャズダンスチームに入り、大学ではベースを買い、バンドサークルでテナーを吹いたりしてきた。
楽器の演奏をしていない間も、ダンスを通して音楽が常に隣にあった人生だと思う。

何もしていなくても、意識がある時間の8割は音楽を聴いて生きている。

こんなに音楽に夢中になるのは両親の遺伝子からはなかなか考えられない特性で、遺伝ではなく自分で獲得した個性のようでとても気に入っていた。

そんな突然変異のような音楽好き遺伝子も、実はちゃんと受け継がれたものなのではないかと思う節が最近よくある。

心当たり①
母親は大人になってからの趣味でドラムを習っていた。

これは小さい頃から知っていたけれど、今思えば大人になってから音楽を習う人なんて珍しいほうなのではないかと思う。
私を産むタイミングでやめてしまったらしい。
母が音楽に使いたかった時間を、私が奪ってしまったらしい(大袈裟)
それはとても悲しいので、いつか電子ドラムをプレゼントできたら良いなと思っている。
私→ベース 双子の片割れ→ギター 母→ドラム で家族バンド組むか??
父はボーカル?????

あと母はコードがわかるので聴いた曲をすぐにピアノで左手もつけて弾くことができる。
これが地味にすごい。
そういえば私の部屋を占拠しているダークマター(ピアノ)も母が祖父母に買ってもらったものだ。


心当たり②
伯父が吹奏楽でトロンボーンを吹いていた。

過去に伯父のアコギを借りたことがあったが、指が痛くて3秒で挫折した思い出もある。

今の伯父の1番の趣味は写真を撮ることで、いつも一眼レフを首から下げている。
私もすぐに写真を撮りたがる。美しいものならなんでも
私は伯父の子ではないが、同じ祖父母の血を継いでいるものとして繋がりがあるのではないか。


心当たり③
父が大量のレコードを持っていた。

一度、家を丸ごと断捨離したことがあった。
その時にダンボールいっぱいのレコードが父の部屋から出てきた。
うちにはレコードプレーヤーもないし、どうすることもできない円盤は捨てられてしまったかもしれない。
ただ並みに「趣味は音楽を聴くことです」とかいう人よりかは確実に、物理的に持っている音楽は多かった。


こうやって書き出すと、音楽だいすき一家のように見えるだろう。
でも実際にはそうじゃないから私はこの記事を書こうと思って書いている。

父も母も片割れも、1番の趣味はスポーツだ。
家族みんな、青春時代をスポーツをして過ごした。私以外。
今でも各々テニスやらマラソンやらヨガやらボクシングやらサッカーやらをしている。私以外。
だからこそ、冒頭でも述べたように私が家族の中で一番音楽に近いのだと宣言した。

しかしそんな我が家で、音楽が流れている時間が増えた。という異変が起きている。

片割れはギターを買って弾き語りに目覚めるし、父が入浴中の洗面所から洋ロックが聞こえてくるし、母はApple Musicのサブスクを始めた。
今まで20年くらい生きてきた中で一度も起こらなかったことが、ここ数週間で起きている恐怖よ。

先ほど心当たりがいくつかあったように、遺伝子を振り返ってみると、当然のことだと今なら思える。本当はみんな音楽が好きな遺伝子を持ってたんだって。

あまり音楽の話をしないのでよく知らないが、父は恐らくQueenが好き。当時のロックバンドの曲もよく覚えている。母が聞いているのは岡村孝子(この前勝手にShazamで盗み聞きした)。双子の片割れは私が3年前に好きで聞いていた音楽を聞いていることが多い。

それぞれ好みも全く異なり、全員の趣味が四方に散っているようだが、所々共有できることがあるのも楽しみの1つだ。

私と父はQueenで。今年の1月に私がQueenにハマってSomebody To Loveを無限再生していたら、それを聞いた母が「それ昔パパがよく聞いてた」と言った。遺伝子こわ〜〜〜。

私と母はキンプリで。私がジャニーズにハマるなんて誰も思ってなかった。でもアイドル音楽も歴とした音楽だ。自分が好きなものが好きなんだ。母とテレビ番組を見始めたのがきっかけだったが、ちゃっかりCDも買っている。キンプリのおかげで数年ぶりにタワレコでCDを買うという所業をした。

私と片割れはジョジョで。私が家でBLOODY STREAMをテナーで吹いていたら曲を聞いてきてジョジョのだと教えると、まんまと彼もジョジョにハマった。それからは車の運転中によくOP,EDを流して母にうるさいと言われている。


対私なら各家族メンバーと共有することがあるが、他のメンバー同士はどうなのだろうか?
やはり音楽面では私がハブの役割を担っているのか?
他のメンバー同士も音楽による繋がりができたら良いと思う。
いずれにせよ、各々が音楽を聞いてハッピーライフを送ることができていれば満足だ。

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