就労移行支援ではどういうことをするの?
こんにちは、コルクです。
私は就労移行支援を2つ経験しており、長い間通っています。
今回は私が体験した2種類の就労移行支援の1日の流れや具体的なプログラムを比較しながら紹介していきたいと思います。
就労移行支援Aの場合
朝にすること
だいたい9時から10時の間でスタートして朝礼を行います。
朝礼では挨拶から始まりその日のプログラムを確認します。
ちなみに朝礼では私のような利用者が順番に朝礼を担当します。
朝礼が終わった後はラジオ体操をします。
ラジオ体操が終わった後に10分間瞑想をして心を落ち着けます。
その後、午前中のプログラムが始まります。
1日のプログラム内容
午前、午後のプログラムはグループワークが中心でした。
1日に通して1つのプログラムを行うこともあれば、午前・午後に1つずつのプログラムを行う場合もありました。
プログラムの内容としては自己理解系が多く、例えば自分の強み・弱みを把握したり、自分の考え方の癖を見抜くような内容が多かったです。
他にもアサーションやアンガーマネジメントも行いました。
プログラムの具体的な流れとして
自分の強み・弱みを知るなどの自己理解の質問が書かれているプリントを書く作業をする個人ワークを行います。
個人ワークで行ったものを5~6人で共有したり意見を言い合うグループワークを行います。
個人ワークとグループワークを行ったものを振り返ります。
個人ワークで自分の事を知ってグループワークで他の人の考えを聞いて自分の考えと比較して気づきを得たりします。
気づきを得ることで自分の考え方が柔軟になるなどの変化があります。
このプログラムのおかげで随分考え方が柔軟になったと思います。
1日の終わり
その日にあった気づきをまとめグループワークで共有します。
また、その日起きた感情の変化についても共有します。
共有が終わればその日は終了です。
補足
1週間のスケジュールとしては平日5日間、午前と午後にみっちりとプログラムを行います。
たまに土曜日に外部の講師が来て講演会も行われます。
就労移行支援Bの場合
朝にすること
だいたい9時から10時の間でスタートして朝礼を行います。
朝礼ではその日の予定を確認します。
具体的には来客の有無や新規求人票のお知らせをします。
こちらの朝礼も利用者が行います。
朝礼が終わると体操が始まります。
こちらの体操はラジオ体操ではなく就労移行支援のオリジナルの体操です。
体操が終わると2つのグループに分かれた後に、一人一人が今日行う訓練内容と目標を共有していきます。
具体例を出すと
ここまで見て頂くと分かると思うのですが、こちらの就労移行支援では訓練内容は自分で自由に決めることが出来ます。
もちろんプログラムもありますが参加は自由です。
自分に必要なプログラムは参加し、そうでないなら参加せずに自分に必要な訓練をします。
就労移行支援Aは小中学校のようにあらかじめ決められたプログラムを行うのに対して就労移行支援Bは大学のように必要な授業だけ参加するような感覚です。
余談ですが、就労移行支援Aでは平日5日間参加必須でしたが、就労移行支援Bでは平日5日間は必須ではなく週2や週3など自分のペースで合わせることが出来ます。
1日のプログラム内容
午前はプログラムか自習、午後は自習が基本的な動きです。
午前のプログラムは基本的な授業を受ける感覚でグループワークはほとんどありません。
昔はグループワークはあったのそうですがご時世的なこともあって個人ワークが増えたそうです。
自習は各個人が必要だと思った訓練に挑んでいます。
就活に向けて履歴書などの書類を書いていれば、パソコンスキルを上げるためにタイピングやエクセルの勉強をしている人がいます。
他にもピッキングや郵便仕分けの練習している人もいます。
各個人が訓練に挑めるように訓練に必要な物が準備されており、パソコンや郵便仕分けの練習するための教材もあります。
1日の終わり
1日の訓練が終了するとスタッフさんと1日の振り返りをします。
よかったことや今後の課題について話します。
振り返りの際に人によっては睡眠についてや普段の生活リズムについて話します。
振り返りが終わればその日は終了です。
補足
この就労移行支援Bでは部署別活動があります。
訓練に必要なプリントを印刷したり備品の数をチェックしてスタッフさんに報告する総務部や月に1度に行う雑談やゲームなどを企画するイベント企画部があります。
こういった部署別活動を積極的に参加する利用者もいます。
終わりに
私が体験した2種類の就労移行支援の1日の流れをまとめました。
就労移行支援は場所によって訓練内容や1日の流れが違うので、もし就労移行支援に興味がある人は数日間体験できるので行ってみてください。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
この記事が参加している募集
最後まで読んでくださってありがとうございます。 頂いたサポートは記事を作成する際に飲むコーヒー代として活用させて頂きます。( *´艸`)