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トヨタ自動車について調べてみた

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私たちは、幸せを量産する。

トヨタ自動車さまの使命(mission)を真面目に読んだのは初めてでしたが、流石と唸ってしまいました。日本最大級の企業がこんなにも独自性の感じられる言葉で理念を形作れていることに感心してしまいました。
真面目な話、トヨタ生産方式(カンバン方式など)で低コスト高品質大量生産を実現してきた歴史を持つ同社がクルマやそのほかの商品でで提供するものを“幸せ”と広く定義することで、多様な関連事業含めた方向付けが出来ている具体感というか、手触り感のある理念ですね。フィソロフィーコーンを軽視していない経営陣の想いが感じられました。

電動化とbZ4X、水素とMIRAI

さて、クルマの電動化が一気に進み出している2021年現在、トヨタ自動車は出遅れている?と言うトーンの解説も多く見てきました。最近現在トヨタが発表したピュアEVとしてbZ4xが2022年発売予定となっています。トヨタの顧客基盤に対してついに「幸せ」に資する商品の提供準備が整いつつあると考えられ、トヨタらしさを感じるタイミングです。生産面でもこのBZシリーズがどの程度世界を席巻するか楽しみですね!

地球温暖化を防ぐためのカーボンフリーなモビリティ(移動体)として、水素にもトヨタは力を入れています。2021年は「水素カローラ」が突如登場してサプライズもあり、本気度が伺えます。現在市販のMIRAI(ミライ)は水素から電気を作って走る電気自動車の仲間。水素カローラは水素を燃やして走る水素エンジンカーです。人類が火を手にしたことで文明発展が加速したことを思うと燃料を燃やして走ると言う構造を持つ「エンジン」を作ろうとするトヨタ自動車を私は個人的にはぜひとも応援したいと思っています。
水素はその供給インフラがまだ弱いのが難点です。今後電気自動車の進化(電池の進化、かな)と水素社会の勃興の成否で未来のモビリティが決まっていくのだろうと思います。各長所生かした共存ができると良いんですけどねぇ。

自動車産業として

自動車産業は非常に裾野が広く、多くの人が自動車産業に関連して働いています。もしも、電気自動車一本の社会になり、その供給シェアのほとんどをテスラやその他の外国企業が握ったらどうなるでしょうか。おそらく日本の製造業の一定数の方が失業するレベルで仕事がなくなります。電気自動車の方が構造が簡単なので、エンジン(内燃機関)のために必要だった多くの精密部品が不要になる点がよく挙げられます。
トヨタ自動車はこの点もとても意識しているように感じられ、日本に住むものとして、頑張って頂きたいと思いますし、1人ひとりが自国の産業、企業を意識的に応援する必要のある世の中になってきたのかもしれませんね。。。ナショナリズムはあんまり好かないのですが、産業と雇用を考えると色々考えねばならず、自動車産業は私たちの将来に対して大きな課題意識を投げかけてくれているな…と思います。

モビリティ(可動性・移動性)への展開は?

ご存じのとおりトヨタ自動車は自動車屋さんです。今後素材や技術、エネルギー等多くの要素が大きく変化した際に同社は今後も「自動車」の会社でありつづけるのか…。フィソロフィコーンの構成からはもっと広がりがあるように思えます。10年後は自動車屋さんだと思いますが、30年後はもしかすると自動車という商品は変容しているかもしれないなと思う今日この頃。可動性の可能性を追求する会社であるだろう想像はできます。今後どんな「新しさ」を出してくるのかも気になるところです。(実験都市「ウーブン・シティ」とか個人的にはめっちゃ楽しみというか行きたい)

数字関係

日本最大規模の企業でこのROA、ROEって本気かよ…凄いの一言。とんでもない規模の資産をしっかり活用して、しっかり利益を稼ぎ出す。これが続けられるなら、本当に素晴らしい企業様です。事実、過去10年のグラフをみても利益を出し続け、価値創造をし続けている(この効率感でってのがほんとすげぇ)企業様です。今後もこの水準が続くか、これが大きなポイントです。注視せねば!

結びに

現在日本を代表する企業様であるトヨタ自動車、数字はピカピカ。商品も今後中期(3-5年)では電気自動車のラインナップが拡充され、相応の結果を残していくように思えます。その先は変化が激しすぎて予想つきにくいところですが、今後も生活に密着した「可動性」の企業さま、今後も見ていきたいと思います。

今回ご紹介させていただいた企業様 https://toyota.jp



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