「休校」で感じる「モヤモヤ」の正体。私たちが欲しいものはソレじゃない!
こんにちは
夢の木Lab.若林かおりです。
3月に、
「休校です」と伝えられ、動きの見えない学校と、
休校中に、
大量のプリントが届き、孤独にこなす子どもたち、
なんか違う
なんかちがう!!
とモヤモヤを抱えた私たち。
そして、学校が再開しようとする今、
「夏休みが短くなります」
「指導は、国算理社英を基本とします」
「水泳授業ありません」
「行事中止です」
というお達しに、勉強の遅れをいかにして取り戻すかという議論しかしていないよう思えるお上(おかみ)…にさらにモヤモヤするのです。
今回の学校・教育を考えるランチタイム対話」では、そのモヤモヤの輪郭をはっきりさせ、
《学校の役割って何?》
《私たちが先生に求めていることって何?》
というテーマになりました。
まさに、未来の学校につながるお話。
今日はそのダイアログ(対話)を元に、さらに私の中で熟成させたお話になりますが、シェアしますね。
読んでくださるあなたの気づきにつながると嬉しいです。
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夢の木Lab.は、
『だれもが自分の夢を見つけ、その夢を叶えるチャレンジができる世界に。
そして、お互いの夢を応援し合う世界に。』
を理念に、
子どもたちの学ぶちからアップと、
その子が生まれ持ったギフトを磨き、輝かせるコンテンツを開発、提供しています。
子どもたちの幸せを願い、
子どもたちに、満たされた豊かな人生を生きるための「生きる力」を届けたい方に発信しています。
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1.現状と、抱えるモヤモヤ…
今日も様々な地域からご参加いただきました。
驚いたのは、「オンライン」という選択肢を早々と、「やらない」と決めた市があったこと。
その「やらない」と決めた理由が全くわからない……
コロナ前だって、あんなに進められていたICT…なにゆえ…
それはモヤモヤするわ~。
で、大量に届くプリント。
ご参加の皆さんが共通して感じていたのは、「それ、先生のやることじゃない…」
日本全体でその動きを見てみると、
それぞれの学校が、プリントを刷り、プリントを配り…
忙しく動き回り振り回されている……
効率が悪い!!
学習指導の方針も教科書もほぼ同じなのだから、国…せめて県が一斉に学習指導をしたって良かったんじゃない?
なんて話も。
こういうところに関しては、
民間のやり方を学んだほうがいい気がする……
教育に民間(営利)が入るべきではないと思っているし、
子どもへの指導は合理的とか、効率的には絶対に賛成しないけど、
組織の作り方、仕事術は、指導いただいてはどうだろう?
なんて思っちゃったなぁ。
モヤモヤは、与えられることと、欲しいものの大きなズレ。
そして、そもそも一方的に与えられることのモヤモヤ。
この危機的状況で、対話ないまま進むことがそもそもオカシイ。
誰の学校よ? と。
2.私たちにとって学校とは何だった?
さて、じゃあ、この欲しいもののズレは何か?
明確なのは、
学校から渡される大量のプリントや動画サイトのリンク……
欲しい支援は「勉強」じゃなーい!!
ならば、先生や学校って何をする人なんだろう?
という「そもそも」の問いを考えてみました。
私たちも、数年間学校に通った経験がある身。
こんな問いを立ててみました。
「私たちが学校で学んだこと、学校があることでよかったなと思ったことは?」
「勉強」もあるだろうし、「勉強をする習慣」もあるけれど、
一番に思い浮かぶのは、
友だちとの関わりから得た社会性。
コミュニケーション、人との距離感、そして、「自分とはなにか」を知ること
強制的な行事も部活も、経験することで、自分を作る材料になっていました。
理不尽なルールも、自分の中にうまれる違和感から、新たな世界へ旅立つ原動力になったという話も。
また、いろんなチャレンジが準備されている場所でもあるというお話には激しく共感。
学芸会、運動会、マラソン大会だって。
苦手だけど、周りのみんなに刺激を受けながら、
「私もちょっと頑張ってみようかな」
「憧れのあの人のようになりたいな」
と、チャレンジできる場。
逆の意味づけもありますが、それも大事な経験。
学校は小さな社会。
先生という大人に守られながら、チャレンジしながら、安全に失敗して、学ぶ場なんですよね。
ならば「先生」という人の役割は?
こちらもおのずと答えが見えてきますね。
3.先生が与えた影響
もうひとつ皆さんに聞いてみました。
「振り返ってみたとき、「先生」の役割はなんだった?」
「「先生」が自分の成長にどんな影響を与えた?」
意見を聞いてみて、私が抽出したキーワードは「個人的交流」と「後方支援」
「個人的交流」は、
先生がくれた一言が、がんばるキッカケになった
授業が魅力的で、その教科が好きになった
じっくり話を聞いてくれた
等々
先生個人との心の交流があったり、先生の人間的魅力に触れるときに、なんらかの影響を受ける。
そして、もう一つが「後方支援」
いろんな子が集まる学校(小さな社会)をまとめるちからはやっぱり先生がいてこそ。
あの時イキイキできた。ぐんぐん伸びた。
というところには、先生が、後方でかなり動いていると思う。
子どもがイキイキ、ぐんぐん伸びながらも、ある程度まとまっている集団をつくるのに、
ルールを押し付け、強制力でまとめるやり方は、通用しない。
皆さんの経験を集めてみても、
先生は、力で子どもたちをまとめるのではなく、先生個人の魅力だな、と思ったのでした。
未来の学校での先生は、もう教壇に立つ時間が少なくなるのではないか?
机の並び方も違うのでは?
なーんて想像してみました。
4.学校と保護者の間にある深い溝
たくさんお話が出てきたとき、
「こういう話って本当は、
自分の子どもが通う学校と、私たち保護者が話さなきゃいけないよね。」
とご参加の方が投げかけてくださいました。
まさにその通り。
学校はいろんなものを抱え込んでいる。
責任もしょいこんでいる。
保護者が入る余地がないのです。
私には、「教育をオープンにする」というビジョンがあります。
それについては記事一つ分になるので、詳しくはまたにしますが…
閉じられているから、今この休校で学校と家庭が分断されてしまった。
(そうさせたのは、私たち保護者でもあるけれど。)
ご参加の方のお話を聞いて「そういえば…」と思い出したのは、
私たちが、学校に声を届ける機会と言えば、学校から届くアンケート。
でも、その内容は「保護者が学校を評価する」アンケート。
一方通行なんだよね。
私たちは評価したいんじゃない。
共に学校を創り上げたいんだ!
学校(先生ね)ともっと対話する場が必要だ。
このランチミーティングのように。
5.未来の学校のキーワード
さて、長々とシェアしましたが…
今回は、未来の学校のキーワードがいくつか出てきたように思います。
(私のちいさな頭脳が受け取れた範囲でのまとめですが…↓)
・先生・学校の役割の変化
⇒ 保護者、学校共に問い直すこと
・学校・保護者との双方向の対話
⇒ 批判非難ではなく、創造的建設的対話をすること
・子どもによって選択できる学校
⇒ みんな一緒にからの脱却
今回もたった1時間半ですが、深い会でした。
たくさんのシェアからの気づきや共感があり、心が前向きに晴れやかになる。
と同時に、実は、心の中にモヤモヤも発生。
そのモヤモヤは、
「課題は見えてきているのに行動が見つからない」ということ。
あまりに大きな壁、そこを崩すのか乗り越えるのか、今のところ、できることが見つからない……
対話の入り口が見えない……
コレ!
そこを切り崩したいんだけど、どこから手を付けたらいいの。
私自身も、そんな葛藤があるのです。
今回のお話で次のフェーズも考えねば。動かねば。と思っています。
今、この状況を黙っていられない。
今、この休校で感じたこと、もどかしさ…
みんなそれぞれあると思います。
でも!
でも!!
どこに何をしたらいいかわからないし、一人では心細い。
という思いも。
それもまずは対話がその一歩。
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話題は真面目ですが、楽しいですよ。
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