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子どもたちに届けたい豊かさ。

SDGsの誓いの中にある言葉

【地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)】

「誰一人取り残さない」って綺麗な言葉だけど、
誰一人取り残さずどこに行くつもりなんだろう?

と、思ったのは大統領のスピーチ動画を拝見して。
とても素晴らしいのでシェアします。

英語の教科書にも載っているそうですよ、このスピーチ。


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夢の木Lab.は、
『だれもが自分の夢を見つけ、その夢を叶えるチャレンジができる世界に。
そして、お互いの夢を応援し合う世界に。』

を理念に、


子どもたちの学ぶちからアップと、
その子が生まれ持ったギフトを磨き、輝かせるコンテンツを開発、提供しています。


子どもたちの幸せを願い、
子どもたちに、満たされた豊かな人生を生きるための「生きる力」を届けたい方に発信しています。

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私が今このタイミングで特に心に響いたのは、

「もし例えばもっとも裕福な西側諸国と同じようなレベルで
70億80億人の人々に消費と浪費が許されるとしたら、
それをさせるだけの資源が今の世界にあるのでしょうか?
……それは可能でしょうか?」


という言葉。

私は、子どもたちの探究授業でSDGsをテーマにしています。

そのSDGsのスローガンである
【地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)】は、さて可能なのだろうか?

◇ だれ一人残さず私たちはどこに行くつもりなのだろう?


それを思う理由は、

【取り残さない】というのが、なんとなく、今の生活水準に世界中の人たちを合わせていくというイメージでいたから。
経済的にも、技術的にも発展していて、ものが豊かである。

でも、この動画を見て、はたと気付くのです。

はて、みんなでその基準になろう!
というのが、世界中のみんなが向かっている先なのだろうか?

もしそうだとしたら、それはすべての人にとって幸せなのだろうか?

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そもそも私たちは本当に幸せを感じて生きられているのだろうか。

持っているものは豊か。
でも、心はどうだろう?

持っているものは多くても、

まだ欲しがるのはなぜだろう?
まだ足りない気がして、不安なのはなぜだろう?
どうしてこんなにも寂しさを感じ孤独を感じる人が多いのだろう。
未来に希望を持てない人が多いんだろう?
心の病になる人が、多いのだろう。

発展ってなんだろう?

いろんな問いが生まれました。

◇ 自分の幸せを知っている人たち


話は変わりますが、
あるセミナーで聞いたお話。
(聞いた話なので、データの裏付けがないことをご了承ください)

オランダでは、夫婦ともに働く人が多数。
そして、夫婦ともに、同じくらい子育てをしていて家庭との時間を持っている人が多数。

どういうことかというと、
子どもが生まれれば、夫婦共に、働く時間を抑えるのです。

日本的に考えれば、夫婦ともに働けば2人分の収入。
けれど、その国は、夫婦共に家庭との両立のため、働く時間を抑えるので、収入は二人で1.5人分くらい

入ってくるお金は、減るけれど、
それで十分生きていけて、子どもとの時間も、自分の社会貢献(能力の発揮)する場を双方が持てて、幸せを感じている。

私はこのお話を聞いて、とっても豊かだな~、と思いました。
社会制度も違うから何とも言えないけどね。

この話は、子どもが小さい時期に働くのは良くないとか、子どもに集中すべきなんて言いたいわけではないんです。

働かねばならない。
働き続けなければ キャリアが……収入が……
こう生きるべき……
という不安や恐れから、
女性に限らず、男性も解放されている感じが自由であり豊かだと感じています。

自分の「幸せの形」や「満足する生活」を自覚して、それを実現している。

◇ 目指す発展の先に、私たちが描く幸せはあるのか 


人類は発展すべきだとか、
お金をたくさん稼いでおかねばならない…

というその信念の先には何があるんだろう?って。

なんとなく、その先に幸せが待っているような気がしているけど、
本当に、本当に、本当に、そこに私たちが描く幸せがあるんだろうか?


ムヒカ前ウルグアイ大統領はこんなことも言っていました。
「私たちは幸せになるために生まれてきた」

発展ではなく、幸せが目的。
どんな技術も発展も、私たちのホントウの幸せにつながっていなければ意味がない。

幸せになるってどういうことでしょうね。
豊かになるってどういうことでしょうね。

◇ 豊かさに気付き始めた今

実は、私たちはすでに豊かだ。
豊かで、幸せはもうすでにあったりする。

今、このコロナで、すでにある幸せに気づいた人はたくさんいる。

がむしゃらに働いてきた人が、

将来に不安は感じつつも、
実は今ホッとしている

と、教えてくれた人もいる。

コロナがあってよかったとは言わないけれど、

幸せになるって?
豊かになるって?

私にとっての幸せは?

と、問い直すキッカケにはなるのかもしれません。


外側からの快楽と忙しさで、本当の心の渇きを無視して、お金と時間とエネルギーを消費、浪費させる生き方からはシフトしていく時期なのかもしれないですね。


そして、私は、思う。
今の消費浪費社会に、子どもたちを送り出したくない。

消費にコントロールされ、生きる真の意味を失う生き方はしてほしくないな、と。


教育も
「こうやって生きるのが幸せなんだ」と刷り込まれるのではなく、
子どもたちに、自分自身の幸せを見つけ、本当の幸せを見極める能力をつけてさせる教育に変わって欲しい。

新しい時代をつくる今、学校も変わるチャンス!

そしてそして、子どもの意識向上には、意識が成長した大人が必要です。
私たちも成長していきましょう。

それは、インプットの勉強をするのではありません。
対話です。

また今月もランチミーティングの企画をしていきます。
日程が決まり次第お知らせいたします♪

過去の開催レポ↓


そして、もくもく自習室は、今月も解放します!

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