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「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」で挑戦してきた過去の自己分析を振り返る

起業して以来、仕事に活かすために「自分を知る」ということで、いろいろとやってきました。


ストレングスファインダーで分かった私の5つの強み

通っていた起業塾の先生に勧められてやったのが「ストレングスファインダー」による診断。

本を買って、そこに記載されているIDを使って質問に答えると、「自分だけの特長的な資質」のレポートがもらえます。

全部で34個の項目があり、そのうち上位5つの資質が分かります。

ちなみに、診断の結果、私の強みの上位5つは

・分析思考
・個別化
・慎重さ
・調和性
・規律性

でした。

各項目について、簡単な説明文もついており、やった当時は「なるほど」と納得することも多かったように思います。

サイグラムでは思考&慎重派

次に「自分を知る」ためにやったのがサイグラム

先の起業塾の中に、保険会社にお勤めだった際、世界で第3位の実績も上げられたことのあるバリバリの営業マンがおられました。

その方が営業で保険を販売する際、生年月日から分かるサイグムラムを使って、相手の特徴をおおよそつかみ、その特徴に応じた形でセールストークを変えておられるというお話をお聞きしました。

サイグラムでは大きく分けると、フィーリング(感覚)、アクティブ(行動)、マインド(思考)の3つのグループがあります。その際、相手が感覚グループであれば、その人の感性に訴えるような話の方が成約率は高く、思考グループに対しては、ロジカルな資料で説明した方がより納得感が増す、という感じです。

その後、サイグラムに関する本も出版され、自分の生年月日をもとに調べたところ、私の場合は、思考グループの中の慎重派で、「完璧な自分を目指して几帳面に生きる人」という結果でした。

このサイグラムは相手の生年月日が分かれば、すぐに診断でき、かつ、比較的「なるほど」と当たっていることも多いので、今でも時折使っています。

脳科学をベースにした脳タイプ診断

これは知人の方が脳科学を研究されており、ビジネスで使える脳科学の観点から、その人の特徴を診断するものです。

主要なタイプとして、接近型、回避型、調和型があり、自分の脳タイプに合ったビジネスに取り組んだ方がより成果が出やすいと言われています。

例えば、損害保険の代理店をやっている経営者が頑張っているのに、いま一つ売上が伸びないということがありました。その際、この方の脳タイプの診断を行ったところ、その人は一番接近型の特徴が強い、ということが分かりました。

一方で、売っていたのは企業向けの損害保険で、リスクを回避するために入る保険。つまり、ご自身の特徴と商品の特性が一致していなかったので、自分の脳タイプに合致する積み立て型の保険に販売のエネルギーをシフトしたところ、売上が急速に伸びたのです。

この脳タイプは言葉にその特徴が反映されるので、私も文章を書く時などは、先の3つのタイプを時々意識しています。

そして、コアコンセプト

ストレングスファインダー、サイグラム、脳科学。

それぞれに特徴があり、特に前者の二つは本を買えば、誰でも簡単に自分の特徴や強みが分かるので、ご興味ある方はやってみても面白いかと思います。

一方、私の場合は、これらの診断から自分の特徴が分かっても、残念ながら、それを自分の仕事に上手く活かし切れなかったように感じます。

その理由の一つは、このような体系的な診断については、ある程度タイプや型に当てはめて、あなたは「○○タイプ」とか、「□□という特徴に当てはまります」という結論にならざるを得ないからです。

理論としては「人は一人ひとり違う」という結論では、何も意味をなしません。やはり、「人の資質は34項目ある」と分類することで、理論としては初めて価値が生まれます。

このため、先の3つの診断方法や結果に問題があるのではなく、自己診断できれば、大きくビジネスが成長すると期待しすぎていた私自身に問題があったのです。

一方で、現実問題として、一人ひとり、生まれも育った環境も違うので、仮に同じ思考派であっても、似た要素はあっても、異なる要素を必ず持ち合わせています。

少なくとも、私の場合は、自分の価値判断の基準である「コアコンセプト」を言語化できたお陰で、ようやく自分のビジネスの核(コア)ができました。そして、ストレングスファインダー、サイグラム、脳科学を通して分かった自分の特徴や強みも、何一つ間違いではないことも確信できたのです。

そういう意味では、いろいろと遠回りしてきたことも、無駄ではなかったことが分かり、今の仕事に活かされています。

なお、いろいろなツールや診断を受けたけれど、あまり自分の思考や行動に変化がないというくすぶり感を抱いておられるなら、「こちら」の体感セッションを受けていただくと、何か解決のヒントが見えてくるかもしれません。

サポートは、マインドの感情とマネーの勘定を整えることで、自己成長につながる研究費に活用させていただき、得られた気づきをnoteへの記事に投稿する形で還元します。