見出し画像

002.「体温」を認識する?

COREを使ってパフォーマンスをあげる?

昨今、スマートウォッチや心拍計、パワーメーターそしてCOREなどのスポーツ関連デバイスを使う事で得られる「バイオフィードバック」をトレーニングに活用する事が一般的になっています。

デバイスの普及により、多くのアスリートは心拍やパワーという指標(データ)を元にトレーニングプランを組み、より効率的な方法でパフォーマンス向上を目指しています。バイオフィードバックを使えばアスリートが様々な状況下で自分の身体がどのように反応するか?を客観的に評価する事が可能になるため、レベルを問わず幅広いアスリートに取り入れられています。

COVID19の世界的な蔓延により、あらゆる場所で体温を計測される世の中になった今、体温を日常的に意識するようになってきましたが、残念なことに、日本ではまだ「体温」を指標にトレーニングが出来る事は広く知られていません。

我々の聞き取り調査の結果、アスリートを含めたほとんどの方は、実際の深部体温データを見るまで、自分の深部体温に対する認識が薄く、認識している人でも、感覚と実測データにはズレが多い事も分かっています。

COREで収集できるデータを定期的にチェックすることで、体温調節の仕組みがどのように機能しているのか、を深く理解していきましょう!
少しの経験や観察で自分の体調や感覚から体温を推定できるようになります。重要なのは「体温を認識することは、体温調節を上手く行い運動能力・パフォーマンスの向上に繋げることが出来る」ということです。

【基礎】体温を認識する

難しい事は言いません、まずはCOREを装着してみて下さい。
つまり、COREの使い方の第一歩は、まず普段の生活やトレーニング時に装着し、定期的に深部温度をチェックするだけです。

さまざまな体温域の時にどのように感じるかをまずは体感して下さい。
そして、どの温度の時に自分がどう感じるかを擦り合わせてみて下さい。
~ 寒い・涼しい・心地よい・暖かい・暑い・暑すぎる ~
また、どの深部温度域のときに快適に感じるかにも着目してください。

確認・観察する項目

  • 汗をかき始める深部体温は?

  • パフォーマンスが低下し始める深部体温は?

  • 深部体温と心拍数の変動するタイミングの違いは?

  • 皮膚温と深部体温は常に相関しているか?
    (つまり、体温が高いのに肌が冷たく感じたり、体温が高くないのに肌がとても暖かく感じたりすることがあるか?)

  • ワークアウト終了後、深部体温が下がり始めるまでの時間は?
    (互換性デバイスを使うと確認がし易くなります)

  • 深部体温のトレーニング強度や環境温度による影響の受け方?

  • 湿度の違いは深部温度の変動に影響を与えるか?

  • 水分補給量と深部温度には相関関係があるか?

体温を認識する事のメリットは?

体温や暑さを認識することのメリットは様々ありますが、例えばアスリートにとってはトレーニング強度や時間を管理する指標になりますし、コンディショニングの指標にもなります。データを蓄積することにより十分な情報を提供してくれて、的確な意思決定にも繋がるのでレース結果に直結する事もあります。

例えば、こんな判断に繋がるかも:

  • プレクーリング:試合前やレース前は深部体温は抑えめに!

  • レースでの冷却戦略:体温が上昇し過ぎて手遅れになる前に対策を!

  • ペース配分:ゴールタイムを短縮するために敢えて我慢する!

  • 補給戦略:水分や栄養補給を再考する。。。量や温度は?

  • ウェアの最適選択

  • 高負荷トレーニングを実施する時間帯を変更する

まだまだ指標としての「体温」にピンと来ていない方も大勢いらっしゃると思います。新しいモノだから当然とも言えますが、導入するメリットを理解して、より良いパフォーマンスを発揮しましょう!

次回のテーマ

次回のCORE Body Temp 日本公式 noteは「体温ゾーン」について

【CORE Body Temp Japan】公式Instagram

https://corebodytemp.com/blogs/news/train-with-core-basic-heat-awareness

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?