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008. Heat Strain Index = 暑熱負荷インデックス

前回の記事では「Heat Strain Score = 暑熱負荷スコア」についてご紹介しましたが、今回は補完的に“Heat Strain Index = 暑熱負荷インデックス”について紹介したいと思います。

この指数は言うなれば、”体温調節機能がどの程度働いているか”をリアルタイムで数値化しているものです。

このインデックスは0~10の範囲で示され、10は超絶高い数字になります。例えば、深部体温が40℃を超え皮膚温も37℃を超えるような状況で“10”に近い数値が出る事が多いです。

“0”が表示されている時は体温調節機能への負荷が非常に低いことを示しており、深部体温が上がり始めていても皮膚温が低い場合でもゼロに近い数値になる事があります。

  • Heat Strain Index (暑熱負荷インデックス)
     体温調節機能がどの程度働いているかをリアルタイムで数値化

  • Heat Strain Score® (暑熱負荷スコア)
     体温調節機能がどの程度働いたか?の累積
      = (運動時や一日の)暑熱負荷インデックスの総和

COREスマホアプリで確認を!

皆さんのスマホにインストールして頂いているCOREスマホアプリを最新バージョンにアップデートしてみて下さい!Heat Strain Index (暑熱負荷インデックス)が表示されます。

アプリ内に表示されている深部体温グラフをタップすると、データが拡大表示(横長・ランドスケープモード)されます。“深部体温”と“暑熱負荷インデックス”をオーバーレイさせると、より見やすく表示する事が出来ます。

トレーニングへの活用 (近日公開予定です)

このHeat Strain Index (暑熱負荷インデックス)は、近日中にガーミンデバイスの“データフィールド”で確認できるようになる予定です。

インデックスをリアルタイムに表示させる事で、アスリートはこの数値を考慮したペース配分や冷却戦略の実行が可能になります。

例えば、深部体温が上昇し始めていてもインデックスの数値が低ければ、体温調節機能の観点からみれば“もう少しプッシュしてもOK”と判断出来ます。

その逆に暑熱負荷インデックスが高くなり始めたら、パフォーマンスがガクっと落ちてしまう前に、ペースを調整したり積極的に身体を冷却したり、などの対策を講じる事が出来ます。

皆さんもトレーニングの時から深部体温や暑熱負荷インデックスの変動を分析して、レースでの好結果に繋げて下さい!

次回のテーマ

次回のCORE Body Temp 日本公式 noteでは、レース前などの"プレクーリング"についてつづろうと思います。

関連リンク

【CORE Body Temp Japan】公式ウェブサイト (日本語)

【CORE Body Temp Japan】公式Instagram

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