「生きている感じがしない!」しびれる魂の叫び
「生きている感じがしないんです」
と、キャリア面談での生徒の言葉。
きっとこれは彼の魂の言葉。
担任の先生からキャリア面談へと紹介された彼は、なかなかユニークな経歴の持ち主で、いろんな話を聞いてきたものの、今日初めて会う。
会って思ったのは、
【天使みたいな子】
キャリア面談の理由は、行きたい大学のレベルに学力が付いていなくて、だから勉強しなきゃいけないのはわかっているけど勉強のモチベーションが上がらない。ということ。
将来は、自然や生物と関わっていたくて、大学も生物の進化などを学べるところがいい。フィールドワークに行ったり。
人と自然、自由が大好き。
聴いていると、勉強をしないのは面倒とか、そんな感じではない。
心が拒否している感じ。
今、この瞬間生きていたい!
体全体で生きている感じ!
それが彼なんだろう。
「今、生きている感じがしない。毎日つまらない」
というのもわかる気がする。
それが、先生方には「努力しない」「逃げている」ってことになるのかもしれない。
大学行かなくたって、自然豊かなところに行ってそういう関係の仕事だってできるんじゃない?
と言うと、大学は行きたい、と。
これは、なんとなく「頭」で話している感じがした。
彼の中にある
大学は行かないといけない
高卒はちょっと……という鎖がほどけるといいなぁ…と思った。
きっと彼は、心が動けば勉強もする。伸びる。
タイミングが合っていないだけなんだ。
学校としては、そんな支援してほしくないだろうけれど、
解放されるといいな……
好きで生きていい、あなたの能力は好きに出会ったときに発揮される。
遠回りだっていいじゃないか、と自分に許可を出せるといいな。
とはいえ、高校生活の中で、彼のエンジンをかけられたら最高。
変わることを強制はできないけれど、できる限り促すことはしていこう。
彼の生き方が見つかるように。
最高のフィールドに送り出せるように。
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