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上手くいかない組織の本質的な問題

今日は、探究の先生方とランチをご一緒させてもらいました。

お二人とも、真摯に教員という仕事と向き合い、生徒ファースト。
教師集団や組織の在り方に、時に心を痛めたり。

日々の仕事の中で「私はこう感じてる」そして「こうありたい」「こうしたい」「ここを変えたい」と話せる関係性はとても心地よいものです。

そんなお二人と語らえる時間は大変学び深いものです。

さて、そのお話の中で、こんな問いをもらいました。

「キャリアコンサルタントとしてこの組織を変えるために、ここをこうしたらいいという視点はありますか?」

なんて素晴らしい問い!!

しかしながら、組織変革というのは、これには、この薬だ!! というものはないと感じています。

ただ今の組織の中で本質的な課題はいくつかなんとなくわかっていて、そして今はそこにいかにしてアプローチできるか? と、考えています。

この本質的な課題がわからずして、こうしたらいいという方策にいくのは個別セッションも失敗するパターンですね。


では、≪本質的な課題≫とは何か。

ありきたりですが、コミュニケーション不足。
ゆえに、本音で語らえていないこと。
意見の伝達の仕方が稚拙であること。

コミュニケーションを諦め、≪個≫に閉じこもってしまうこと。

これはまるで、冷めきった夫婦関係のよう?
(言い得て妙なり)

ともかく、「安心・安全」な組織ではないことは確かです。

そうそう、ある先生が言っていたこと。
「ここの先生は、自分たちが所属する学校を≪この学校≫と語る。」

どういうことか。
≪私たちの学校≫ではない。

自分と職場を何人称で語るかって非常に大切なところだなぁ! と思ったのでした。

所属しているところ、すなわち仕事って、自身のアイデンティティと大きく関連している。

そこが「好きじゃない」って悲しい。

先生方が、「私たちの学校」と言い、「私たちの学校をよくするために」と語らい、この場所にいることを誇りに思えるように私は力を尽くしたいと思う。

それにはまず、安心・安全な場をここに作ること。

その手掛かりは、今日、ちょっとだけ見つかりました。
それはまた明日





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