世界に失望するなかれ。叶わなくとも。
「学べば学ぶほど、この学校のダメさに失望する」
と、教員。
カリキュラムマネジメント、スクールポリシーなどの様々なオンライン講座を受けての言葉でした。
学校をよくする方法を学んで知っていても、できない。
それを共有する人がいない。
変わらない。
だから、学んだって仕方ない
そういいたくなる気持ちはとてもよくわかるなぁ。
大きな組織を変えるというのは本当に難しい。
大きな組織、どころか一番身近にいる人だって変えることなんてできない。
私も、たくさんたくさんコーチングを学んで、キャリアのこと学んで、自分と向き合い、内省を繰り返し、人のいろいろがわかるようになってきた。
一人一人が満たされていて、お互いを思いやって、お互いのよりよい人生を応援して、使命感をもってイキイキと仕事をして…
そんな世界を作りたい。
そのためにも学んでいる部分もある。
そして、その方法も、知識として知っている。
きっと、これがあればみんなが幸せになる、そんな世界を描く。
でもね…
私一人が、学んで貢献しようとしたってなんも変わらない。
そんな無力感に打ちのめされることは多々あって、人への希望を失いかけたりもした。
この失望は過去何度もコーチングのテーマになっていて、その想いの本質を掴んだコーチがこう言ったのです。
「わかるよ。でもさ、世界平和の願いって、これまで誰も叶えられてないから。キリストも、ブッタも。」
……笑ってしまった。
私は自分を何様だと思っていたんだww
なーんだ、私ができないできないって言っていることって、できなくて当たり前のことじゃん! と。
今、悲しい・苦しいニュースが流れていますね。
戦争という選択をすることにまったく理解ができない。
なぜ、人間は学ばないのか。
どうして繰り返すのか。
世界中が怒り、敵対する。
何かが回り始め、加速していくことに、怖れ、嘆き、祈るしかない自分をやはり無力に思う。
でも、私たちは、平和につながる学びをやめてはいけない。
どうしたら、みんなが幸せになるのか、という問いを手放してはいけない。
なぜならば、世界平和のスタートはまず自分自身が平和であることだから。
「見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい」
(マハトマ・ガンジー)
こういう時こそ、自分を見つめ、沸き起こるものを観察し、心を平和に保つ。
そして、余裕があれば周りに愛を与え平和を広げていくのだ。
自分の力の小ささに、
世の中の変わらなさに失望したとしても、
願いは手放してはいけない。
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