[大学事情]欠席も出席に変えることができる

表題の件ですが、そんなことが可能なのでしょうか。結論から言えばもちろん可能です。昨日(2020年1月19日)、以下の投稿をしましたが、

ハラスメント委員会の強力さについて示しました。余程のことがない限り、学生はノーリスクです。そして自分の意向(わがまま)を最大限押し通せます。教員は訴えられたら懲戒やペナルティーを受けるリスクがあります。(特にFランの場合)たとえまったくの無辜であっても。罰する理由は「学生とコミュニケーションが取れていない」笑(いや、呆れ?いやでももう呆れて笑うしか)。脱出したゴーンさんの気持ちがよくわかりますね(?)。

さて、表題の件ですが、学生は授業後にでも、あるいは、メールなどでも、その授業の担当教員に堂々と「この日、出席してたんだけど」と言えばいいです。教員は学生がいなかったことの証明は不可能です。ここで教員が「そんなことはないでしょ」という方向で進めば、ハラスメント委員会が待っています。そこで、一筆書いてもらい、出席にせざるを得ません。教員はできれば、「いた」ことを保証できる学生にも署名をもらうなど、最大限の良識を持って「粘りたい」ですね。

このようなことは(少なくともFランでは、いや、Fランじゃなくてもかな?)広く行なわれています。文科省が「2/3以上の出席をさせるように」と吠えたところで、実際はこれです。バカを見るのはマジメで良い子なんだけども、いろいろ抱えてるなどして出席状況が芳しくない学生ですね。まぁ、出席していれば良いというものでもないですが。一方で「みんな来なくても出席にするから来なくてもいいよ」とも言えません。呼び出され、何されるかわかりません。

しかしまーね、欠席を出席にするなど、真実を反故にしなければならないのは良識ある学者系教員にとっては心理的にかなりしんどいものです。入学も卒業も超楽勝。ひたすら学生の機嫌取りや後始末。授業内容もインスタ映えするようなもの(大学ニュース「学生が芋を掘りました!」など)。これが(Fラン)大学なのです。

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