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プリンスエドワード島からの手紙

とーってもサプライズなおたよりが届きました。
私の『赤毛のアン』好きは周知の事実ですが、その舞台となったカナダのプリンスエドワード島(以下 P.E.I.)からおたよりが届いたのです。
どなたか知り合いが旅行にでも行かれたのかしらと思いましたがそうではなく、郵趣の友人が郵頼してくれたものでした。

日本だと遠方の郵便局の風景印など、実際にその郵便局に足を運べない場合は「郵頼」と言って台紙を返信用封筒と一緒に送り、押印したものを返送してもらって手に入れる方法があります。
海外の消印でもそれが可能で、その友人は私のアン好きを知ってわざわざ郵頼してくれたのでした。

私がP.E.I. へ旅行で行ったのは1999年の夏でしたが、その時このキャベンディッシュの郵便局からポストカードを何枚か出しました。この郵便局はモンゴメリがベストセラー作家になる前に働いていたことがあるゆかりの郵便局だからです。もちろん可愛らしい消印が押されることも知っていましたから自分宛にも出しました。その後もP.E.I.を訪れた友人たちが私にこの郵便局から手紙を出してくれました。

P.E.I.から届いたと思うだけで、何度いただいても心が躍ります。しかも郵頼でいただいたのは初めてで、その手間を知っているだけに、今回はお盆とお正月と誕生日が一緒に来たぐらい嬉しかったです。

郵頼する時には消印を押してもらうための台紙を送りますが、それも私の好きな葉祥明さんの『赤毛のアン』。友人の気遣いが心に染み渡ります。
そしてもう一つ嬉しかったことが…。

ポストカードの空いたスペースにキャベンディッシュの郵便局長さんからのメッセージが書かれていたのです。なんでも私の友人が郵頼する時に「余白にあなたのサインやメッセージをもらえると嬉しい」と書いておいてくれたのだとか。友人曰く「そんなことは初めて書いた。そんなお願いが通じる気がしたの」と…。なんて気の利いたことをしてくれるのでしょう!

そんなわけでこのポストカードが届いた日は「It made my day」でした。
しばらくデスクに飾って眺め、そのたびにこの喜びを味わいたいと思います。

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