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中堅社員が仕事で大切にしているマインド

こんにちは!株式会社コアテックでWEBマーケティングを担当している塚田と申します。
この会社に入って早5年、もうすっかり中堅社員になってしまいました……気持ち的にはまだまだフレッシュでいます(笑)

私のブログでは「中堅社員が仕事で大切にしているマインド」と題しまして、20代の頃にイチから社会人として育てていただいた恩師から教わった仕事へのマインドや実践方法を【コミュニケーション編】と【価値観編】に分けてご紹介します。

【コミュニケーション編】仕事はキャッチボール

仕事をするうえで基本となるのが相手(社内・社外問わず)とのやり取りです。
日々私たちは何かしらの形で相手とキャッチボールをしています。

プロジェクト中の各セクションで発生するタスク(ボール)を相手に返す⇔相手からタスク(ボール)を受け取るという作業の繰り返しによってプロジェクトを前に進めていきます。
特にクライアントや社内の関係部署をはじめ、同じチーム内でさえもチャットツールのやり取りが多くなってきていると思います。

ここでは日々私が仕事でコミュニケーションを取るうえで大切にしていることをご紹介します。
※チャットやメール等での話がメインになっていますが、もちろん対人でも使えるテクニックです。

①ボールは取ったらすぐ投げる!

コミュニケーションにおいて、受け取ったボールはすぐ返す(レスポンスの速さ)ことが重要です。
私自身目標にしているのは「5分以内」。当然、確認事項が多ければ時間がかかってしまうのですが、心構えとして「即レス」を意識してやり取りするように心がけています。

なぜかというと、自分の返信が遅くなると、クライアントやチームメンバーなど仕事をする上で関わりある方々を待たせてしまうからです。
「たかが一通のチャットで大げさな……」なんて思うかもしれませんが、自分でボールを持っている時間が長ければ長いほど、結果的にプロジェクト全体の進行速度が遅くなってしまいます。
また、即レスをしないと、後続のタスクがどんどん後ろ倒しになって、結果自身の首を絞めることになってしまいます。
「後で確認して返信しよう!」なんて後回しにしていると返信を忘れてしまい、結果相手に迷惑が掛かってしまうこともあると思います。

最初は大変ですが、実践していくうちに慣れていき、即時に物事を考えられる判断力も同時に養われるのでオススメです。
相手に「この人はいつでも返信を早く返してくれる」という印象をもってもらえれば勝ちです!

ちなみに、私の今までの経験上、忙しい人や仕事ができる人ほどレスポンスが早いです。
(この人チャットいつ見てるの?と疑問に思うくらい激速な人もいました(笑))

②相手が取りやすいようにボールを投げる

次に大事にしているのが、相手が取りやすいようにボールを投げること(相手への配慮)です。

具体的な例として心掛けているのは主に下記の3つです。

  • 困っていることを察知して、相手が気になっている情報も添えて返信する

  • 質問内容の意図が不明な場合は、内容の再確認と受け取った内容でわかる範囲の一次回答を同時に添える

  • 決裁が必要なやり取りでは、提案を複数パターン用意して、判断しやすくする

上記を意識することで、ボールを受け取ってから投げるというアクションの一つ一つがスピーディーになり、プロジェクトも滞りなく進行していきます。
特にクライアントに対しては、プロジェクトを想定外のところで止めないように、2~3ターン先のやりとりを想像しつつ、連絡することを意識しています。

また、相手への配慮として気を遣っているのは、クライアントから連絡が来たタイミングで、内容の確認に時間がかかったり、別のタスクですぐ確認ができない場合は、まず一報を入れるようにしています。
例:「ご連絡いただきありがとうございます。確認後改めてご連絡いたします。」など

クライアントも自分自身も忙しいし……そこまで丁寧なやりとりをしなくても良いのでは?と思ったそこのアナタ!
「資料を送ってから全然返信がないけど、ちゃんと確認したのかな?もう2時間も過ぎてるけど……」なんてイライラしたこと、ありませんか?

あなたがそう感じているのと同じように、きっとクライアントも同じことを感じているはずです。
さらに悪いことに、「この人はレスポンスが遅い人」と認定されてしまうと、イメージを払拭するのに本来かけなくていいコスト(時間)がかかってしまいます。

無駄なコストをかけないためにも、相手への配慮を心掛けることで相手との信頼関係もスムーズに構築できるようになります。

③誰よりも丁寧に

クライアントとやり取りをする中で「丁寧な言葉遣いでの対応」を意識しています。
一番気をつけたいのが「ある程度相手との信頼関係が構築されているタイミング」です。
特にIT業界やベンチャー企業では「自分と同じ年代でも相手の方が役職が上」なんてこともザラにあります。
関係性が深くなることはいいことですが、仲良くなったと勘違いしたり、相手を軽視していたりしていると、傲慢な態度は必ず文章の各所に現れてしまいます。
(私自身、何度も失敗し恩師に怒られていた経験があります。)
そのため、対面以上に相手のことを気遣う配慮が必要だと思っています。

私が具体的に気をつけていることは下記の4つです。

・複数人に連絡する場合の宛名の順番(役職や役割を配慮する)
・「親しき中にも礼儀あり」。信頼関係が構築されててきた後も、丁寧な言葉遣いを心がける
 (逆に冷たい印象を持たれかねないので、時にはあえて砕けた文章も入れています)
・文頭or文末に気遣いの文章を入れる
 (定時直前であれば「定時間際に恐れ入ります」、定時後であれば「定時後に申し訳ございません」など)

覚えていてほしいのは、失礼な文章でも受け取った相手はわざわざ指摘はしてくれないことです。
ここでも「この人は失礼な人」と認定されてしまうと、イメージを払拭するのに本来かけなくていいコスト(時間)がかかってしまいます。

個人だけで認定されるならまだ良い方で、失礼な言葉遣い一つで、会社間の関係性やビジネスにも亀裂が走ってしまう可能性があります。
ちなみに新人の頃、私が送ったメール文に丁寧さが欠けており、後日謝罪に行った経験があります。
温度感が高い新規プロジェクトだったのですが、CCに入れていた上司の指摘により、悪い方向に行かなくて本当に良かったと思います。

文章が不安な場合は、送信前に上司や信頼できる人に確認してもらうと良いです。

その他、文章で相手との関係性を深くするために意識していることとして
・あえて漢字ではなく、ひらがなにする
です。
例えば……「宜しくお願い致します→よろしくお願いいたします」等
漢字をひらがなにすることにより、文章に少し柔らかい雰囲気と読みやすさが生まれます。

まとめ:丁寧なキャッチボールが相手との信頼関係を早められる

①~③を意識して相手とキャッチボールを繰り返していけば、より早く相手との信頼関係を構築できます。
「お互いビジネスなんだから、関係性がなくてもプロジェクトでは結果が出てるし、お互いに利益があれば問題ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、Webマーケティングの領域では作って終わりではなく、クライアントと長い付き合いになることが多いです。

さらに、信頼関係があればより踏み込んだ提案ができたり、思いがけない新しいプロジェクトにも発展したりするので、お互いの利益が生まれやすくなります。

「○○さんの提案だったら多少リスクがあっても信じます」
「○○さん!今度の新しいプロジェクトにオファーさせてください」
など、信頼関係があることで次につながることもあるでしょう。

現代社会で「文章だけでやり取りできるスキル」は必要不可欠です。
特にチャットやメールでは「相手の表情」がわからないので、文章から気持ちを読み取るしかありません。
また、テキストだけだと、意図せずネガティブな意味で捉えられてしまう可能性もあります。

自分が携わっている分野のスキルセットも重要ですが、相手との信頼関係構築の一つの手段として、丁寧かつ迅速なキャッチボールを意識してコミュニケーションすることも心がけていきましょう。

【価値観編】視座を高くするために

「視座を高くする」
自分自身が日々の仕事で成長していくために意識している心構えです。
恩師から教わったことと共に紹介します。

①自分の今いる位置より少しだけ背伸びをしてみる

私が大切にしているのは「今いる自分の立場(役職や役割)よりも上の役職だったらどうするかを考えて働く」ことです。

前職で勤めていた会社に入ってすぐに新規プロジェクトにアサインされました。
チームの体制としては、リーダーが当時の上司、サブリーダーが私でプロジェクトを担当し、プロジェクトの進行と、チーム体制の整備という2つのミッションが課せられました。

未経験で入社した私は、チームのみんなが自分よりも先輩(社歴もスキルも)だったので、誰も言うことを聞いてくれず……。毎日のように壁にぶち当たっていました。

そんな時に恩師からいただいたのは
「今は苦しいと思うが、今の自分の立ち位置よりも上のレイヤーでチームや会社全体を見てみろ」
という言葉でした。

それ以降、上のレイヤーを意識することで、下記の3つが身についてきました。

  • 個々に振られているタスクが繋がって見えてくる=全体が見えるようになる

  • 上司が部下に対してどう動いてほしいのかが理解できる=上司との連携強化

  • メンバーへの指示の粒度が具体的になる=マネジメントの強化

最初は苦労することも多くありましたが、慣れてくると徐々に周りが見えるようになり、結果として仕事の質が上がりました。

転職してからも日々会社で起こったことを「自分ならどうするか?」をノートにまとめたりしていました。
例えば、

  • 他のメンバーの企画を自分ならどのように提案するか?

  • インシデントが発生した場合、自分ならどう指示するか?

  • 打ち合わせにおいて、自分ならどう場を回していくか?

など、いざ自分がアサインされた時や、何か問題が発生した時の練習にもなるのでオススメです。

②自分の価値観だけが正しいと思わない

「常に自分の価値観が正しいなんて思うな」
常に恩師から言われていた言葉で、自分が大切にしているマインドです。

Webマーケティング領域という特性上、自分の年齢が上がるにつれて、世の中のトレンドの範囲外になっていることに日々気づかされます。
年齢的にもポジション的にも中堅になった今だからこそ、特に気を付けなければと思っています。

自分の意見をエビデンスなく無理に通そうとするのは傲慢ですし、リスクを伴うことだと思います。
自分の価値観を強引に押し付けることによって、クライアントとの関係性の悪化やプロジェクトにも大きな損害を与えかねません。

常に変動していくマーケティング領域において、数字や結果を求められるのは相当なプレッシャーになるため、過去の成功体験にすがりたくなる時があります。
そんなときは、年齢や立場に関係なく、周囲の人の意見を大切にしています。

柔軟に物事を考え、他者の意見を受け入れる姿勢が自分自身やプロジェクトの成長につながるからです。
この姿勢は仕事以外でも大切だと感じていて、新しい趣味につながったり、挑戦したい分野が広がったりと、より自分の知見を広げるきっかけになっています。

最後に

まとめると、この記事で伝えたいことは以下です。

【コミュニケーション編】

  • 受け取ったボールはすぐ返す

  • 相手が取りやすいようにボールを投げる

  • 常に丁寧な言葉遣いを心がける

【価値観編】

  • 自分の立場(役職や役割)よりも上の役職だったらどうするかを考えて働く

  • 常に自分の価値観が正しいと思わない

社会人として働くうえで、上記5つは常に重要になってきます。
この記事を参考にして、ワンランク上の社会人を目指していただけると幸いです!


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