こけらいふvol.15 どっちともいえる

意外とずっと凹み続けている。一方でわくわくする予定を詰めまくって楽しく過ごしている。
まだ一カ月も経ってない のか、もうすぐ一カ月も経ってしまう、のか。

付き合ってた時の一カ月を、もっと長く丁寧に過ごせばよかった。でも思い返すと毎日長かった。

人に愛されたい、でも誰でもいいわけじゃない、あと私自身が私自身を一番好きだという気もする。

強がってしまう、へこんでしまう、何にせよ自分の思い通りに自分をコントロールできない、これは前々からそう。

ドストエフスキーのカラマーゾフのミーチャが好きだ。心がぎゅっとつかまれて、何でこんな人、絶対ダメでしょ、って思いながら、ミーチャの台詞や行動に得体のしれない愛おしさを覚えていた。

ドラ息子で、金遣い粗くて女好きで、でも裏表も何もなく、素直で根は優しい。破天荒で、でも自分のために計画は立てられそう。彼は今思うとミーチャに似てた。

そういう人が好き、そういう人が自分を愛してくれるのが好き。

そういう人になりたいとはちっとも思わないし、もっといい男いるんじゃないの?って友達とか私の中の計算高い気持ちがささやくけど。

でもそういうどぉしようもない人が自分を愛してくれていることを信じてた。あるいは胡坐をかいていた。

無茶苦茶を、わがままを受け入れてほしい。自己中でわがままで素直で優しい人を振り回したい。

でも私は期待に応えられなかったことがとっても悲しい、失望させたくなかった。私の役割が何か、わからないままに毎日が過ぎた。

自分のことが嫌い。自分のことが好き。
自分のことを好きっていう気持ちが信じられない。信じたい。

今日も今日とて引きずっていて、未練たらたら!

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