海外ノマドーベトナムで人間不信になり、ベトナムを離れ。ベトナムが嫌いになった
3年間住んでいたベトナムを離れて…2ヶ月以上になった。色んな事があって、少しずつここにも書いてきたが、そろそろちゃんとベトナムについて話せるかなと思う。
ベトナムで人間不信になった
色んな国を滞在して来たが、私は今、ベトナムが嫌いになるくらい人間不信になって、ベトナムを離れた。
それはベトナムで出会った人たち、であって、ベトナム人に限らず日本の方もだ。もちろんそれはベトナム人全員ではないし、日本人全員ではない。けれど仕事と言う約束ごとが大事だと思われる場所で、の出会いはほぼ全てだ。
たくさんの人の目の前で言われた言葉を信じて、そしてその言葉にはなんの未来の保証も、信用も、相手への気持ちも尊重もないと感じた。外国で生活すること、自分がいかに「外」の人間であることを痛感させられた気がする。
そして私はベトナムに来て人生で職場でもかなり酷い言葉もたくさん浴びてきたし、パワハラも、モラハラも、下手したらセクハラ(?)もあった気がする。
海外移住は自己責任
でも私はいつもそう言う環境に行くことを決めた自分の責任だって思うし、そこから脱げなかった自分の責任だと思っている。だからここに自分が体験した出来事を綴っておこうと思うが、誰かを責める気も、誰かにどうにかしてほしいと言う気持ちもない。
ただ私が体験した真実を書いておこうかなと思う。海外生活に憧れる人もいるが、海外すぃかなんて決して楽なものではない。外国…外の国にはそこの国の文化や言葉があり、外の国の私は結局外の人間なのだ。
そしてこれは文化や言葉の違いで起こることでもある。だからある意味「仕方ない」「しょうがない」で済まされることもたくさんあるし、そんなことばかりだった。
また私の元の性格もあるので、私は元々かなり繊細なところもあって、そういうアバウトで「しかたない」と言って全て片付けられてしまうところもかなりストレスだった。
ベトナム人気質
ベトナムに行って感じていたことは、ベトナムの人は今のことしか考えておらず、先のことを考えていないと言うことだった。そのせいで、今言ったことが明日には違うこともあり、それが仕事のことや労働許可証など生活に関係してきたりすると本当に大変だった。
これはどこの国にいても思うことだけれど、
ほんの少しだけ先を考えてもらえたら
一歩先のことを考えることができたら
相手の気持ちとか少しだけ想像力と言うものを持っていたら
そんなことを思い続けた3年間だった。
正直すぎるのか、騙されているのか
ベトナムに行き、皆が今の状況だけで今の予定を立て、今のことだけを急に告げるので、仕事や家のことなど本当に大変だった。そのせいでベトナム滞在1年目には
「明日・・・」という感じで引っ越しを10回もした。それも仕事は継続している中での引っ越し作業などで、時間もない中引っ越し準備や移動ばかりさせられていた。
だから全然落ち着かない1年だった。
コロナ禍のときは、状況のせいで、「仕方ない」と言われてきた。誰のせいでもない。
今の仕事でも本当に騙されたのか?と思う状況だ。前職で、急遽契約更新にならず、その後に見つけた仕事は
正社員の仕事で
Visaサポートもあり
福利厚生もあり(有給休暇、社会保険、1年に一回のベトナムー家までの飛行機代など)
労働許可証取得も可能
というものだった。もちろん、外国人が自国以外で仕事をする場合はVISA、滞在許可証、労働許可証なども必要だ。
無事に次の仕事が決まり、ホッとしたのもつかの間、前職が終わって滞在許可証も切れてしまい、家に帰っていたのだが、暫くして連絡があった。
正社員採用のはずが新しい会社のセクションのため
「今、労働許可証が取れない」
と雇用予定日1ヶ月前に言われ、とりあえず委託業務契約で働き始めてくれと言われた。条件は
給料は一緒
福利厚生なし、
業務同じ
と言われた。これでは全く条件が違うし、安定すらしない。そんな条件で外国に来るなんて、リスクが高すぎる。おまけに外国人に対して、「最初の3カ月は試用期間ですので」と毎月更新の委託業務契約を3ヶ月結ばされた。もちろん、ここで断っても良いが、仕事開始の1カ月前に言われ、次の職探しにも時間がかかるし一度ベトナムを離れたとは言え、戻る予定だったのでアパートも荷物もそのままにしていた。だから、結局本来正社員で会社負担である予定の飛行機代も自腹となり、
そして3ヶ月後も結局
「労働許可証が取れないから」と
「オンラインで仕事してください」と家に帰された。
結局、労働許可証は取る気なく、(揃えた書類も返却されたので)結局家からオンラインで仕事になり、時差のせいでまあ大変な状況でもある。
ベトナムと時差のある仕事とクラススケジュール
私は時差があるので、午後中心でお願いしていることもあって、今は朝5時から始まる日と8時からの日がある。
通常は
30分1クラス
30分休憩
30分1クラス
30分休憩
と言うスケジュールらしいが
働ける時間の関係で午後に結構ぎっしりクラスを入れられている。
30分 2クラス
15分休憩
30分 2クラス
15分休憩
30分 2クラス
15分休憩
30分 1クラス
という構成になっている。
でもこれは私の希望ではなくて労働許可証が取れないので、ベトナム滞在できなくなって家に帰ることになった為である。
ただ、1レッスンごとに30分の休憩(準備)があるのはちょっと長すぎたので、15分でお願いしていたが、元々30分の準備がある時間にクラスを入れて、3クラス休憩なしで対応していたことがあったので、休憩が少なくて大丈夫。という認識が周囲にできてしまったようだ。
通常は週2回~3回のクラスがあるが、6回に1回ベトナム人先生と文法のクラスがあるため、たまに、クラスがない時間帯がある。ただ、そのせいで時差もあるので、朝5時から,6時から1時間のために起きないといけなかったり、30分起きてベトナムにランチ時間に合わせて1時間空いてまた30分…なんて不規則なこともあった。
応募した仕事と変わってしまった…。
時差があるのでどうしてもベトナム時間9-5時は難しい。でももしこれが私がオンラインでの仕事を希望していたのなら、時差での仕事も自己責任で受け入れるべきであろう。でも、私はオフラインで、ベトナム滞在を希望してこの求人に応募した。
そして、もちろん海外勤務になるので、正社員の安定した仕事を希望したし。探した。しかし、その後の求人(日本)を見ると契約社員と会った…。これは外国人労働者には不可能だと思う。
ただ会社は会社内での正社員とオンラインでの委託業務の募集をしていたので、結局、諸事情で「visaが取れない」と勝手に私をオンライン講師のポストにしたのだ。
こんな勝手な話はあり得ない。オンラインで家から仕事ができて楽だと言う人もいるかもしれない。この仕事なら、ノマドワーカーが可能だと思うかもしれない。けれど,私はオンラインの仕事が苦手だし好きではなかった。
そして、私は自分の希望した仕事があって、希望勤務地(海外、ベトナム)があって、それに同意して、仕事を受け、採用したはずだった。それなのに仕事が始まってみたら
雇用契約書も
雇用形態も
勤務地も
待遇も
全てが全く異なっていた。
じゃあ辞める?というわけにもいかない。
こういう場合は通常この仕事を継続できない、と思うのが当然だと思う。
じゃあ辞めたら?…
と思うかもしれないが、海外就職ってそう簡単にいかないこともあるし、海外で就職していたら、仕事を辞めたとしてもなんの保障もない。すぐ辞めたらなんの保証もないただの無職になってしまう。これからの生活も考えないといけない。雇用保険もないし、失業保険もないのだ。
私は元々ベトナムにいたが、その後、契約が終了する1カ月に契約更新しないことを告げられた。その後、急遽次の仕事を探し、仕事が決まってこんなことになってしまった。だから、今又この仕事を辞めて就職活動をするのに、これが海外の場合は多くの問題がある。
●ベトナムにいたいのか?
●労働許可証は?
●滞在許可証は?
●どんな仕事ができるのか?したいのか?
今の仕事に文句があるかもしれないが、じゃあ、今すぐ仕事を辞めるより、まずは家に戻って、時差で大変かもしれないが、とりあえず家にいられるのは有難いと思おうと思ったのだ。そこで一旦落ち着いて、それから今後について考えようと思った。それにしても、外国人はこういう状況になるのに、こうも仕事の求人と内容が変わると大変だ。
ただし、ベトナムは物価が安いので良いが、別の国に移動してしまうと、物価も違うので、またそういうことも考えないといけない。ベトナムはあまり先のことを考えていない、という印象が強いので、雇用に関しても注意した方が良いし、海外就職したとしても、それが日本のように無期限雇用ということはほぼ少ない。これは労働許可証の関係にもよる。
だから、もしも自分が既に労働許可証を持っていれば、問題なく諸外国で仕事ができる。外国人にとって一番の問題は労働許可証や滞在許可証なのだ。これはベトナムに限らず、どこの国にもある問題だと思う。
ベトナムに滞在できないのに…
さて、そんなことで、急にベトナムを離れることになった。労働許可証が取れないということは、ベトナムでは仕事ができない、ということだ。
それなのに、会社はベトナムには滞在できないのが分かっているのに…
それで出国させられたのに、本来違法なはずなのだが平気で私のベトナムの銀行に給料を支払ってくるのだ。
その国で仕事ができない、という意味はその国で正式に給料をもらうことができない、ということになる。それなのに、ベトナムの会社から、ベトナムの銀行口座に給料が支払われてしまったら、ベトナムで仕事をしていることになってしまう。本来、急遽家に戻ってオンラインで仕事をするとなった時に、ドル建ててベトナム以外の銀行に支払うということになった。けれど、とりえあず暫くはベトナムの銀行口座に支払われていた。
当然ベトナムに住んでいないので、引き出しも、送金もできない。銀行も同じなのだが、滞在許可証がないといつ口座を凍結されてもおかしくないし、E BANKINGやクレジットカード、銀行カードなどが使えなくなってしまう。だから、そういうことも注意すべき点でもある。
会社が決めたことなので、私がベトナムに住んでいないことは人事が1番知っているはずだ。また正社員じゃない外国への給料であれば、税金もかからないし、業務委託は税金がかからないはずだ。それを無視して税金がかかると言って、20%を差し引こうとしている。(かかるにしてもそれがもし私が個人事業者ならまたそこに税金がかかる)と言うなんとも大損な仕事になってしまう。
こういうこと1つ見ても、どうしてベトナムの大企業ですが、もう少しだけ相手のことを考えないんだろうかと思うのだ。特に、外国人の税金問題も大きい。大抵20%ほど引かれてしまうので、手取り額と額面の給料をちゃんと確認した方がいいだろう。
人の人生なんてどうでもいい…
逆に大企業だからこそ、1人の人なんて、一人の外国人の人生なんてどうでもいいんだろうなと思ってしまったりする。
外国人に働いてもらいたいならそれなりに考えないといけない。既にベトナムに滞在している人で、滞在可能な人なら良いが、そうでないならよっぽどじゃない限り毎月更新の業務委託なんて無理だ。最初の3カ月は「試用期間」とは言われていたが、そういう通常の規定は外国人には当てはめることができないこともある。
おまけに、「今は業務委託だから」と最初の3カ月は毎月更新の業務委託なんて、本当に落ち着かない生活を強いられていた。その間にすぐに転職を考えればよかったのかもしれないが、最初は数か月したら労働許可証が取れるようになると、やはり希望も持っていた。
けれど日々あまりにも色々おかしなことが起こるので、希望を持って待つことすら、できないなと感じている。そして今の生活を続ければ続けるほど、ベトナムが嫌いになりそうなのだ。
ベトナムは大企業もちゃんとしていないのか?給料問題
ベトナムの大企業で働いてみて、それはそれでいい経験だったと思った。
本気で、この国のオトナは大人じゃないのかと不思議に思う。ベトナム大企業でオンラインで業務委託として日本語講師として働く私の日々大変な問題は、まだまだ今でも続いていているのだ。
先日、しれっと給料確認のメールをもらった。そしてどう考えても、何を考えても出てこない数字と勤務がそこには書かれていた。
私は今6ヶ月の業務委託で契約書にはその6ヶ月の支払い額と時給が書かれたものを持っている。支払いは毎月の支払いがある、と書かれていた。
勤務期間 04/15-05/30
給料 頂けるはずの給料の1ヶ月分、つまり契約書に書かれた1/6よりも少ない、どこから来たか分からない数字が書かれていた。
でもすぐに支払いをしてもらえず、結局これまで労働期間は1ヶ月半になっていた…
そこで私はその提示された金額が多少低いにしろ、一月分の給料に近かったので、やんわり相手の間違いを伝えるため、
「勤務期間が間違えています。」
と修正依頼をお願いした。
それなののしれっと
「契約書にありますが、[毎月の月末締めで支払います]」
さも、私が間違えて言ったように、送って来た。
①じゃあ最初の半月だった時は?
②その月末は1ヶ月ないから、しれっと無視されて1ヶ月半分が支払いってことなのか?
それなら
なぜ給料は1ヶ月分にも満たないのか?
そして
何を私が契約形態を知らなかったみたいに言って来て…
金額がじゃあ間違っているってことなんだね
と、ちゃんと契約書を抜粋して
6ヶ月分給料➗6✖️1.5ヶ月分 をお願いした。(相手に合わせてみたつもりだ)
そしたら、今度は
「修正したから確認して」と労働期間を修正して来た
4/15ー5/15
私が間違えたみたいに、日程だけが変更されていた。だが、今度は
「契約書にありますが、[毎月の月末締めで支払います]」と言ったのに、日程を修正して、金額もそのままだった。私もさすがにこの時点でちょっと切れそうになった。こういうやりとりで、時間がかかってしまう。これはちゃんと就業時間に含まれるのだろうか?
最初の金額や勤務時間にも、またかあと思ったが、なぜ又自分たちが言ったことを訂正する修正をしているんだろうか?
「契約書にありますが、[毎月の月末締めで支払います]」と言って、月締め、その次の週に支払うとなっているのだが、私の4月半ば~5月半ばの給料はまだ支払われていない。(6月末現在)。
ただ、日本でも、これは業務形態の場合は、月末締め、その次の月末支払い、ということもある。それでも、この確認メールなど、本当に何かをちゃんとやろうとして、逆に全然できない。それなら何もしない方が良いのにと思うことがある。
契約違反??
私の契約は1カ月更新だった。それなのに、5月に数日連休があったので、契約更新の時に数日引かれていた。それは勤務していない日が数日あったためとされた。けれど、これも国の連休であって、私たちには関係ない。
ただでさえ正社員契約のはずが業務提携にされ、有給も、病欠も、保険もないのに、連休があったので、仕事していないと毎月の契約を月日を勝手に変更するとは、私たちはあくまでも
働いた分しか払おうとしない
という大企業の、嫌なところだけが見えた気がした。こう言うことっで勝手にして良いんだろうか?
毎月契約なんだから、そこに休みがあろうが私の知ったことではない。月いくらとなっているんだから、ちゃんとその通りに契約書してもらえなければ、契約の意味も約束の意味もない。
日本との関わりも強い企業だが…
こう言う企業が今日本で大きくなって来て日本との仕事をしている。日本でもかなり大きな企業となっているし、多くの日本企業がこの会社と仕事をしている。
現在、とても大きなビルが建てられ、いつも様々なイベントや表彰など、いかにすごい企業かというPRをよく目にする。
確かに、有名大企業のようだが、会社の中に入って、こう言う見た目だけすごくて中身が空っぽの状態をずっと見て来て、あまり先のことを考えないで、今の予定で進んでいく日々を見て…私はここには長期的にいるというビジョンは描けていないし、この先、又ベトナムに行けるというイメージもできなくなってしまった。
時間が経てば経つほど、不信感ばかりになり、ベトナム人が、ベトナムが信用できなくなりそうになっている。
ベトナムの大学で先生をしていて…ベトナム人実習生の件などを改めて考える
今までは大学で学生という若いベトナム人と一緒に過ごしていて、学生のような若い子が、目の前で言われた日本で稼げると言われた額を聞いて、それ以上考えず、日本に行ってしまうと言うのも分かるよなあと思うのだ。
悪気ないけれど、目の前のことを取り繕うために平気で嘘をつく気もするし、そのときにつく嘘も本当にしょうもないのだ。目の前の見えるところだけ頑張って、着飾るけれど、中身はスカスカに感じるときもあるのだ。
私は働く部署も、今実行しているプロジェクトのPPTは素晴らしい(?)作りに見えるけど、中身が伴っていないし、企業なのに「学校?」って思うレベルで、チェックなどが甘い。制作したPPTには修正箇所もあるし、それは良いのだが、それをちゃんと修正しようという傾向もあまりない。
機密漏洩云々でセキュリティは硬いけど、抜けていることばかり…。
とてもしっかりしたプロジェクトで、そのPPTもちゃんとしているが、計画書を制作する人と、教える人が別なため、計画性なく、パッと見ですごく細かい計画ができているけど、全然そのように回らない。その計画を回すために人は人材としてしか見られていないので、日本語講師の私たちは空いている時間はガンガンクラスの予定を入れられる。
普通にPCの前に座っている仕事と違って、教えると言うことはずっと集中力が必要で、結構疲れので、その集中力を維持するのは難しい…私は今1日7コマ教えているが、時差があるためベトナムの午後だけ教えている。普通に8時間労働で教えたら1日8コマくらいになるが、私はそれを半日で7コマこなしているので、結構疲れる。先生も足りないのか、そういう矛盾が生じてしまう。
どういう方法を取っているのか分からないが、学習者優先で、空いている時間を全てクラス編成可能とみなされてしまう。もう少し余裕を持って作成するか、先生の数や時間に合わせてクラス編成をしてもらえたらと思うのに、毎月新しいクラスが作成さら新しい種類のクラスが編成される。
フルタイムでベトナムで勤務している他の先生に聞いても「1日7コマ」と言で「疲れる」と言う。
私も時差で朝5時から仕事する日があって、早めに終われるようにしているが、そう言う日に[空いている]からと、別の仕事も急に入ってくる。
●学習者のレベルチェックテスト
●日本語文章チェック
などが入って来る。
ここは語学学校??
私は現在時差の為朝の5時~働いているが、かなりふらふらになる…。
それこそ日本の英語学校、Novaなんかは、こんな感じのクラス編成システムだった記憶だが、私が勤めるところは個人レッスンを受ける語学学校じゃなくてあきまでも企業内日本語クラスであり、その中で社員の日本語力向上のためのクラス編成だと思う。
少人数制の会話クラスは大切だが、理想と現実を考えても講師の私としては
●オンラインクラスは便利であるが、効果は絶対に半減する
●オンラインクラスではなく、対面クラスが可能なら、人数が例え少し多くても、対面クラスにして、コスパではなく、効果を上げる努力をするべき
●これが利益重視の語学学校なら、生徒がお金を払うが、ここは企業が投資をして自社の社員の日本語能力を向上させるためのクラスである。社員本位のクラス(社員がクラスを選択する)のではなく、もっと各社員の日本語学習能力を上げる方法を考えるべき
●クラス編成担当者が専門家(語学の先生)ではない。
●日本語教師がプロ(オンライン教授未経験者、日本語専門、日本語講師資格なし)である。もしくはIT企業なので、IT専門者で日本講師のプロではないケースもある。
など問題は大きく、全ての仕事が点の仕事で線になっていないため、クラス編成としてはあまりにもきちんと回っていない印象がある。
そういう細かいところを考えても、私には合っている仕事ではない、私自身の教育哲学にはちょっと反しているなと思ってしまっている。そういうところも、やっぱり色々ちゃんとしたものにしているようで、中身が比例していないことに、多少希望を失ってしまったのかもしれない。
仕事があるので学習者は自由に休める。私立の語学学校よりひどい?
またある日、朝5時からのクラスで5時前に起きたら
「今日は会議があるので欠席します。」
と朝一(クラスの15分前)に言われたりもする。会議ってそんな急に入るのか?そう考えるだけで、仕事のスケジュール管理の悪さも感じてしまう。
そのために朝起きる私はグッタリする。そしてこの場合自分で学習者と振替授業をする。なんか、どこかの組織には属しているがそこから個人レッスンみたいなのを請けおっているような、そんな感じだ。彼らはお金を払っているわけでもないし、キャンセル料がとられるわけでもない。そして。先生たちは自分たちで他の日のアレンジをしなければならない。
(それは私の予定にも合わせて、時間割変更可能なので、それは有難いこともあるが…)
希望としてはもう少しシステム化してから始めて欲しい…計画と準備が同時進行で兎に角その日の作業なのだ。そしていつも急に新しい仕事が入る。
それにしても…だが、仕方ない…で全てを解決しているベトナム
それにしても給料一つとってもこんなにも間違いがあったり、実は契約書も誰のか分からない、他人の個人情報入りの契約書が来たり、もう本当にどこが個人情報保護だ⁉️
というくらいすごいダダ漏れだったりもするし。私はやっぱりこの国に頼って生きていたくはないかな。と日を追うごとに感じてしまうのだ。
ベトナム企業で働き始めて、私はベトナムに失望してしまったのだ…。
★
これはあくまでも私が感じがあるベトナムの大企業での話で、私の個人的主観も多い。そして、私だ、ただこれ以上ベトナムに希望を持てないし、ベトナムで頑張ろうという気持ちがすっかりなくなり、ベトナム人の方への信頼も失くしてしまった、というあくまでも個人の経験と個人の感想だ。
こういうような不条理なことが3年間にもたくさんあったけれど、それでも頑張って仕事をしてきた。けれど最後転職をして、ずっとこういう状況が続きすぎて私はベトナムに何も期待しなくなってしまった。
まとめ
海外生活、海外転職、海外移住に憧れる人もいるだろう、けれど、海外での生活で一番大切なことは「あまり期待しない」ということかもしれない。期待するとがっかりすることもあるし、イライラすることもある。日本は特別なくらい、なんでも規律にのっとり、物事がうまくいく国だと思う。だからこそ融通か利かないということもあるが、それでも世の中がスムーズに回っていくには、一番環境の良い国だと思う。
そこから別の国で生活しようと思うと、なあなか思うようにいかない。そして、何か問題があれば、自国に帰ればいい、ということになってしまうのだ。
海外移住と言っても、一生そこに住むかは分からない。そういう覚悟で来たとしても、その方が疲れてしまうことがある。だからこそ、どちらかと言えば、とりあえず海外に来て、働いてみて、うまくいけば、気が付いたら5年経っていた、10年経っていた、という方が、海外生活を長くできる秘訣かもしれない。
私が体験したベトナム、現地採用(のはずだった)ベトナムでの大企業の話を書いてみたが、参考になるか否か、現地で現地の会社で働くのはかなりの忍耐力と精神力が必要かもしれない。個人的にはあまりお勧めしない…。
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