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見えるものも、見えないものも大切

こんにちは、FWRITINGの中村です。

「この世の中には正解はない」ということは、自然の摂理です。そのことを教わったのは、僕がまだ営業の仕事をしている頃でした。

ある日の仕事の打ち合わせ中、お客様にヒアリングをしている最中、「影響を受けた人物は誰?」という話になりました。

そこでお客様がお話くださったのが、竹村真一さんという方です。ご存知の方もいらっしゃると思いますが「触れる地球」を開発された方です。

触れる地球 TED

動画でもお話されていますが、地球を俯瞰してみた時、例えば、台風で大雨に直面しているとします。そのことだけを見ていると、農業への被害が出たり、洪水など災害のリスクがあったり、嫌なことばかりです。

しかし、その一方で、地球全体を見渡すと、その台風のおかげで、海が養われていて、地球にとっては大きなプラスです。そういったことが、自然界では頻繁に起きています。

この話を聞いた時に、この世の中には、善悪や何が正解か不正解かというのは存在しないということを考え始めました。

企業活動におきかえても、同じようなことが言えます。非常に似通った競合他社が、2社存在した場合、A社が利益を生み出せば、B社の利益は減少します。

しかし、社会全体で見れば、同じような価値提供であれば、社会としては、マイナスにはなりません。内訳は変わっても、総和は変わりません。

当然、B社を経営している側からすれば、嘆かわしい事実には変わりませんが、つまるところ、善悪や正解不正解を決めているのは、人間であるということです。

そう考えると、世の中というのは実にフラットな存在であり、どういう世界であるか、それを創っているのも自分です。

苦しいと思えば苦しい世界になるし、明るいと思えば明るい世界になる。生きていれば、色々な感情が芽生えますが、どんな自分でいるかを決めているのは自分自身です。

報われないこと、無念に感じること、たくさんあると思います。その状況下で、この世界はフラットだなんて言っても、やるせなさもある世の中ですが、だからこそ、自分の中に倫理やモラルを持って、常日頃から、どんなスタンスでいるのかを考えることが大切です。

世界はとても相対的ですが、相対的だからこそ、絶対的な自分でいるということがとても重要です。


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