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魚介とワイン[8/9発送分ワインの定期便]

8/9発送分のワインが決定しました
そして今まで販売期間を限定しておりましたが
いつでもご購入いただけるようになりました!

7月末までのオーダーで8/10着
8/1~15の間ですと8/23着です



ー今回のテーマについて


”手巻き寿司パーティーで楽しめるワイン”
様々なネタを
好みの組み合わせで包んで食べるので
合わせるワインには
魚介類に対しての圧倒的な包容力が求められます
お店で様々な魚介との
ペアリングを考えてきた中で
個人的に難しいと思うポイントを
いくつか挙げていきます

魚卵とワイン

ひと昔前の話なんでしょうか
”魚卵とワインはタブーの組み合わせ”
そんな話を聞いたことはありませんか?
このイメージをお持ちの方がいらしたら
覆したいと思い
マストで用意しました

赤身魚と白ワインを合わせたい

カツオやまぐろなど鉄分の多いお魚は
お店でペアリングしてほしいと言われれば
軽い赤ワインをご提案します
しかしながら
「お魚だから白ワインがいい!」
という意見もたくさんお聞きし
気持ちもよーくわかります
選ぶ白ワインによっては
鉄分が旨味に変わらず
臭みに変化して口に残ってしまうのが
難しいところです

赤ワイン派だから白身魚でも赤で合わせたい

タイやヒラメなど、繊細な白身魚
赤ワインで流しながらはもったいない
でも赤ワイン好きさんからすると
初っ端からでも飲みたくなりますよね
ちゃんと流し切らないものを見つけてきました

青背の脂はなかなかしぶとい

粘度が高く、冷えたワインと合わせると
固まって残ってしまう青魚の脂
じつは分類は赤身の魚とのことで
鉄分も豊富な血合い部分が落とし穴になったり
ワインの温度と粘度が合わないと難しい食材です

甲殻類のボリューム感

いか、エビ、たこなど
噛んでいるうちに海のミネラルが
口いっぱいに広がる甲殻類
ワインのとのボリューム感があわないと
臭みに変わってしまいます

ー刺身の状態で実践

ワインの味わいをざっくりご紹介します
〇白
ジューシーな柑橘や
白系フルーツの果実味もありつつ
やわらかい木樽の香り
冷やすと固いミネラルも感じる
単体でも充分楽しめる一本です

〇オレンジ
マンダリンオレンジのような明るさと
乾いたハーブや紅茶などの落ち着きもあり
タンニンの中に出汁っぽさがある個性派

〇薄赤
クランベリーやイチゴのような
可愛らしいベリー達から入るが
余韻には海の香りや旨味が詰まっている
島のワイン

この3種をご用意しました
産地や品種等詳細は
こちらの投稿をご覧ください

ペアリングを明確にするために
一旦すべて醤油のみの味付けであわせました

魚卵、いくら醤油漬けと数の子

薄赤が特によかったように思います
甘醤油のような役割になってくれました

赤身、鰹と鮪

醬油をつけて刺身の状態で実践しました
予想外に白ワインが合ってくれました
ワインがあってこそ美味しいと思えるほど

白身、鯛

白、オレンジは無難に合わせてきました
赤は島生まれのミネラルが役立ち
鯛の繊細な旨味を流し切らず
歩幅を合わせてくれるような組み合わせになりました

脂ののった、アジ、鰤、サーモン

それぞれのワインと事故にならずに済みました
白は度数が高いのと
ぬるめで合わせたことが正解でした
オレンジと薄赤は共通の旨味と渋みが
良い仕事をしてくれました

甲殻類、ボイル海老、生いか

ここで唯一
オレンジと海老が怪しい関係になりました
手巻き寿司なので
ごはんを合わせれば問題なしでした

ー夏の集まりを楽しんで

夏休みやお盆休み
人が集まるタイミングで
お寿司やお造りが食卓に並ぶシーンがあると思います
"手巻き寿司に合う"というテーマでやっていましたが
お刺身の状態でも
ほぼすべて美味しく楽しめる
心強いワイン達と巡り合えました
単体でも美味しいワイン達なので
安心してみんなが集まる場面で
楽しんでもらえると嬉しいです

今回も抜栓2日目以降
変化を楽しめるものばかりです
無理して飲み切らず
特にオレンジと赤は
次の日も面白い変化を見せてくれます


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