自己肯定感が低いなら自己評価を下げてみる

「私サバサバしてるんでー」の自鯖女子が流行った感じで「私自己肯定感が低いんでー」という人が最近やたら増えている。自己肯定感ってあいまいな表現だから人によって解釈が違うけど、共通してるのは「自分に自信がない」って言いたいらしいこと。あぁ、私も自己肯定感低いわ。

自称自己肯定感が高いって人は少数派だけど成績優秀者とかビジネス成功者に多い。「小さな成功を積み重ねて自分に自信を付けさせることが大事」というんだけど、もちろん自信を持つことは大事だけどそれは自己肯定感ではなくないか?
成功体験で手に入れた自信は失敗する自己を否定してることになるし、失敗が続けば下がっていく。なんか結果に酔ってるだけじゃない?

自己肯定感が高い人なんているんだろうか。
好奇心旺盛で、失敗を恐れず、諦めない前向きな人。主体的に行動し、自分や他人の価値を尊重できる・・・

わかった。
それは勇気がある人だ。

どうせ失敗する、私は自信がない、生きる価値もない、みんなに合わせないと、私は劣ってる…
自己肯定感が低い人の発想は、考えてみたらどれもこれも失敗した時の保険。「本当は成功したい」「人より優れていたい」という下心が隠れているのにそんな自分を認める勇気がない。ダサいからね。自己肯定感が低い人はカッコつけだ。

最近はテレビや育児書でも「自己肯定感を高める子育て」みたいなのが多くて、自己肯定感が親の育て方のせいになりつつあるんだけど、本当に自己肯定感をあげたいと思うなら、まずは「自分は失敗が怖い。本当は優れていたい」という下心を自覚する勇気が必要。それから「本当はこれくらいできていたい。でも現実はこのくらい。頑張ればここまではいけるかも」という現実的な目標や方向性を定めて、「失敗してもいいや」と保険をかけず「達成する為に頑張る」という勇気を持ってチャレンジする。失敗した時に「やっぱりダメだったか」と思うのは保険で「悔しい」と思うのが勇気。勇気を持てば、自己肯定感はきっとあがる。

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