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心理学を保育に生かすこと

保育士になる前から、短大の頃から大学で心理学を学びたいなーと思っていた。
というか、一度は短大卒業後に通信制の大学に入ったものの、若かったのでお給料も安くて学費が払えなくなってしまったことと、仕事を覚えることで必死だったので1年未満で一度退学しました。
有難いことに、関東圏の自治体では保育士に手当が出るようになったり、リーダー手当てという名目で保育士の処遇改善が行われていて(世間ではそれでもお給料が低くて困っている保育士はたくさんいますが)
また大学に入って勉強し直しています。

心理学科に入って驚いた事

こいつアホだなと思われるだろうけど、
心理学科に入ったのは、
・発達心理学
・臨床心理学
・教育心理学
・福祉心理学
このあたり「だけ」学べれば…くらいの気持ちでした。
とんでもなく浅はかで、
まず、
・統計
コレがめちゃくちゃ苦手で訳が分かりませんでした。
そもそも、高校が制御情報専攻で、数学や物理でつまづいて、何時間勉強しても30点とかしか取れなくて、
自分に向いてることをしよう…と保育士になりました。
まさかまた数学と出会うとは。
Σ(シグマ)と再開するとは。
でも、心理学ってそもそもは臨床やカウンセリングよりも研究の学問なんだなーとやっと最近ちゃんと理解して(遅い
大学のレポートを書くのにも、無料でネットに上がっている論文を読むこととかも楽しくなってきました。それでも統計はまだ苦手意識が強いけど。
いつか自分もちゃんと研究や分析をやってみたい!と思うようになりました。
研究した事が、未来の子どもたちのためになるんだというのがわかったからです。
コロナウイルスのワクチン開発とかもだけど、研究職の方って本当にすごい。尊敬します。

職場環境も心理学を学ぶと変わる

・産業組織心理学
という分野に今はとっても興味があって、
職場環境、職場の安全管理、職場内研修、社内での評価などなど、
最初は職場内でのメンタルケアだけなのかと思っていたら、そうじゃない。
例えば安全管理なんて、どこが心理学やねーん! と思ってたけど、ミスや事故を起こすメカニズムは心理学(認知や人の心理、行動)と大きな繋がりがあるんですね。
心理の専門の方からすると当たり前なんだろうけど、これまたびっくりしました。
なので、この分野ももっと深めて、保育園の職場環境もよくなればいいなーと思って自分なりに出来ることから取り組んでいます。

人の役に立つ前に自分を見つめる

通信制の大学で学んでいますが、授業も受けに行っています。
グループワークがメインの授業では、基本的に自分の過去や今を見つめたり、自分のカウンセリングマインドについて考えたりすることが多かったです。
「こんな自分が心理学を学んで、人の役に立つわけがない」と思う部分が私の中にはあります。保育士としても「自分みたいな育ちをしてきた人間が、子どもに偉そうに伝えられることなんかない」と心のどこかで思っています。
だけど、そんな自分だから出来ることもある。
幸せに生きてきた人とは違う目線で、保護者や子どもを見て、守ってあげられるかもしれない。
心理学を学んでいくうちに、
自分のことをもっと理解して、考え方をほんの少しでも前向きに変換することが、行動も前向きに変えることなんだとわかってきました。
胡散臭いスピリチュアルな感じではなく、ちゃんとそういう学問が人の役に立っているんだと理解できるようになってきたのです。

実際の保育現場で出来ること

実は、実際に保育の現場で生かせることは、大学で学んでいる内容よりも独学で勉強している事がほとんどです。
でも、独学で学んでいる事の内容の理解は格段に大学に入って上がりました。
特に
・学習心理学
これは本当にやって良かったし、もっとしっかり理解しないといけない。全ての保育士に知ってほしい分野だと思う。
子どもが何かの行動を習得する過程や、 
叱ったり褒めたりする事の意味(それがどのような行動に繋がるのか)
これを学んで私の保育する姿勢は変わったと思います。
叱っても意味がない理由
これはまた後日何らかの形で載せたいと思います。

他にも、
大学の授業で先生から紹介される本がどれも面白くて良いこととか、
教授が「心理学を学ぶ人達、がんばれ!」と明るく応援してくださった事がとても励みになっていることとか、
学生さんのほとんどが私より歳上で50代〜70代の方までいて、すごいなーと思ったこととか、
授業で人を褒めるという課題で、自分のことを認めてもらって嬉しかったこととか。
色んなことが、今の自分に繋がっています。

後もう少しで卒業できる…はず😅
仕事と家庭と両立させながら、頑張ります。

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