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雨が明けるまで

「雨が明けるまで」

このタバコを吸い終わるまで
この道を赤い車が通るまで
この蟻が羽を巣まで運ぶまで
ここにカレーの香りがするまで
ほんの少し
雨が明けるまで


ここに居たくないってのと
どこかに行きたいってのは
同じ意味なのかな
なんにしろ歩こうか

この絵を描きながら
amazarashiさんの
「夏を待っていました」
が浮かびました。

今まで、このテイストの絵は
タイトルを英語にしていました。

その単語ひとつで
色んな解釈や日本語が浮かんで
くれたら嬉しいな、というのと
海外の方にも見ていただけるかな
という思いからです。

何かにしばられると
視野はとても小さくなり
それが窮屈になり
好きよりも強い何かに
押し潰されて
好きが見えなくなってしまう

色んな絵を描こう
その時浮かんだ文字を書こう

すぐに止む雨なのか
何日も何年も続く雨なのか
人によって量も時間も違う

突然襲うゲリラ豪雨に
なかなか終わらない梅雨に
晴れているのに降る雨に
私の出番はここだと
開かれる傘と開く私
雨が明けるまで

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