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「先生、なんで勉強しなきゃいけないんですか?」

塾長時代

特に中学生からよくもらった質問。

中1ギャップという言葉があるくらい

小学校から中学校へ上がると

ギャップを感じる生徒が

多くいるようです。

理由は様々ですが

▷学習難易度が上がる
▷環境の変化
▷部活動の開始

こんなことが考えられます。

中1ギャップに関しては

のちにテーマにするとして。


学習難易度が上がると

必ず一回は疑問に思う

「こんな公式、将来使わないじゃん」

「大人になったら何の役に立つの?」

ひとりの大人として

教育に携わっていたものとして

なんと答えるか

中学生に話すつもりで紹介します。


【勉強する理由】ストレスに耐えていくため

大人になると仕事をして

お金を稼いでいく力が求められるよね。

仕事って残念ながら

楽しいことだけじゃないんだ。

やりたくないこと

関わりたくない人

そういう小さいストレスを

たくさん乗り越えて大人は仕事をしてる。

(そうじゃない人もいるけどね、少数派なんじゃないかな。)

そのストレスの擬似体験を

中学の勉強で味わうことによって

少しずつストレスに耐える力を

得ていくと私は思う。

正直、連立方程式なんて解けなくても

古文の活用なんか分からなくても

出来る仕事はたくさんある。

でも

ゲームを我慢したその時間

TikTok見ることを我慢したその時間

そんな時間の積み重ねが

やりたくないことを我慢してやるべきことをやる

というストレスに耐える力に変わっていく。

勉強する意味が分からなくなったとき

重要なのは

勉強の中身じゃなくて

勉強に取り組むこと自体が

大切って話。

だからまずは

学校のカバンを開けて

課題と筆箱を取り出して

好きな飲み物を用意して

机に向かって

シャーペンと消しゴムを出したら

課題の大問1をとりあえず考えてみよう。

英単語1つを5回書いてみよう。

勉強する意味を一生懸命考えるより

大問1の解き方のほうが分かりそうじゃない?

英単語5回書く方が簡単じゃない?

ここまで先生のひとりごとだと思って

ちょっと頭の片隅に置いてくれてたら嬉しいな。


実際こんな話を

生徒にしていました。

それからこの話

今の自分から過去の自分に向けての

メッセージだったりもします。

私はとにかく火がつくまで遅く

計画倒れは日常茶飯事。

毎日コツコツ取り組むことが

一番苦手な子供でした。

(今もその名残はありますが…)

やらなきゃいけないことがある

でもやる気が出ないとき

頭では分かっていても行動に移せない。

ここで一番辛いのは本人。

そんな生徒さんに

そっと横から大丈夫?と声をかけて

美味しいオレンジジュースでも用意して

雑談しながらそろそろ大問1と解こうか!と

そんなネキでいたいと。

今日はこのくらいにして

またどうぞ、ご贔屓に。










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