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パーソナルカラーについて思うこと。④「肌色になじむ」は「似合う」ではないかもしれない。

先日、ユニクロのTシャツをパーソナルカラーで似合う色分けしてみるという記事を書きました。

この時、商品レビューも参考に読みながら記事を書いていたのですが、その時に気になったことがあったので、今日はそのことをお話してみたいと思います。

その気になったこととは、「肌色になじむ」という言葉なんです。お洋服やコスメのレビューで「肌色になじみます」「顔色になじんで見えます」という言葉はよく見かけますが、果たして「肌色になじんでる」は「似合ってる」という意味なのか・・・いや、むしろパーソナルカラー的には「似合う」ではない場合も多いんじゃないかと思うのです。

まず、「似合う」の定義を今一度お話しておきたいと思います。パーソナルカラー的に「似合う」というのは、色が主役になるのではなく、身に着けている人が引き立つ状態を「似合う」といいます。

例えば、お洋服で一般的に「肌色になじむ」と言われやすい色って、ベージュやキャメルなどの肌色の同系色、モスグリーンやカーキなどのアースカラー、サーモンピンクやコーラルピンクなどオレンジ寄りのピンク、あと、トレンドのくすみ系カラーなどがこう言われやすい色だと思います。

これらの色って、ほとんどがイエローベースの色なんですよね。こちらの記事にも書いたように、日本人にはイエローベースの人の方が少数派で、ブルーベースの人の方が多いんです。

イエローベースさんの似合う色は、確かに「肌色になじむ色」が多いんです。ベージュやキャメルなどの茶系、モスグリーンやカーキなどのアースカラー、サーモンピンクやコーラルピンクなどオレンジ寄りのピンクは全てイエローベースさんに似合う色です。イエローベースさんは、これらの色を身に着けると、肌色がふんわり紅潮して、顔色良く見えます。これがイエローベースさんの「似合う」です。

しかし、ブルーベースさんの「似合う」は異なります。ブルーベースさんに似合う色は、ピンクならローズピンクやフューシャピンク、マゼンタのような紫寄りのピンク、パープル、ロイヤルブルーなどのクールカラーなど、どちらかというと「肌色になじまない(同化しない)」色なんです。ブルーベースさんはこれらの色を身に着けると、肌に透明感が出て、目の印象もキラキラ輝いて見えます。これがブルーベースさんの「似合う」なんです。

逆に、ベージュやキャメル、サーモンピンクやコーラルピンク、モスグリーンやカーキなど「肌色になじむ色」を身に着けると、顔の印象が「ぼやける」んです。パッとしないんです。これが、老けて見える、覇気がなく見えるというイメージにつながります。

私自身もブルーベースなのですが、パーソナルカラーを学ぶ前は、「ベージュを着ると、なんか顔がぼやける」「黄緑のアイシャドウは塗っても塗ってもパッとしない」「なんでだろう・・・?」と、この「ぼやける」を感じていたことが良くありました。「肌色になじむ色」はブルーベースさんを引き立てる色ではないからなんです。

だから、「肌色になじむ」はイエローベースさんには「似合う」と同義語だけど、ブルーベースさんにとってはそうではないんです。残念だけど、むしろ「似合わない」場合が多い。日本人にはブルーベースの方が多いので、残念なお知らせになってしまった方が多いかもしれません。ごめんなさい。でも、トレンドだから、とか、みんな着ているからとかではなく(日本人ってその傾向が強いと思うので)、「自分に似合う色」を知って、選べる人が多くなるといいなと思います。


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