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『mid90s』「人は自分が最悪の人生だと思う」

勘違いも甚だしいが、自分が一番苦労してるんじゃないかと感じて虚しく思う時がある。

世界で相対的に見れば苦労している人間じゃないけれど。

10月に『mid90s』を観た。
この映画によると人は自分が最悪の人生を送っていると思ってしまうことがあるらしい。

となりの芝生が青く見えたときや、自分に無いものを持ってる友人が輝いて見えたときのことを思い出せばなんとなくわかるんじゃないかと思う。

自分が選択したことなのに贅沢に苦労を感じてしまうこと。

嫉妬とも恐怖とも寂寥とも違う何か。

なにくそと自分を励ます前に自分が虚しくてしょうがなくなること。

友達はそんな時を埋める存在になる。しかし、話を聞いてやる事ができるのは自分しかいないということ。

少なくとも自分にとっては、こんなわだかまりを知った映画でした。

こぺ


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