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【広島市】やおぎも@フレスタ・ユアーズ


はじめに

 みなさんこんにちは!
広島県では牛の肺を使ったお惣菜があるのを知っていますか?
お土産店でもパックになった商品がありますが地元のスーパーでも日常的に食べられているのかお総菜コーナーに置いてあったりするんです。
この記事では広島旅行した際伺った西日本で展開しているスーパーで購入した「やおぎも」をご紹介したいと思います。

お店の場所

 今回の購入先スーパーは2店舗「フレスタ」と「ユアーズ」です。
「フレスタ」は広島、岡山、山口県で店舗展開しているスーパーで購入先はJR横川駅前のフレスタ横川本店です。
「ユアーズ」は広島県で展開しているスーパーで西日本で大きなチェーンを持つ「ゆめタウン」の関連会社となっている模様、購入した先は十日市店です。
どちらも路面電車の広電一本で向かえる立地となっていて降車場からすぐの所にあります。

ユアーズとフレスタ

外観・内観・お料理

 「フレスタ」は外観がおしゃれでJRとも接続している駅なので帰りの道すがらお買い物をされている方でごった返していました。
「ユアーズ」は比較的小規模店舗な感じでしたがよりローカル感があって置いてある商品が楽しみになる佇まいです。
どちらも購入した際置いてあったのがお総菜コーナーか精肉コーナーか失念してしまいました。
と購入し実物が見えたところでやおぎもとは如何なるものなのかを勉強します。
やおぎもとは前述した牛の肺の部分を醤油ベースで甘辛く味付けしたホルモン料理を指しています。
やお+きも=やおぎもという名称になるのですが、この「やお」は広島の言葉で「柔らかい」を意味するらしいのです。
「きも」は肝(ここではホルモンの意)ですから「柔らかい肝」という事になります。
肺の部分というのはホルモンの中でもなかなか流通しない部位でホルモン焼き店、焼肉店でも目にすることはあまりありません。
私が旅行先でこの部位を見かけたのは大阪西成エリアのホルモン煮込み屋さんぐらいでしょうか。
そちらでは牛の肺(フワと呼ばれる)をクロと呼称し、小腸のシロと混ぜて醤油仕立てで煮込んだものでしたね。
実際に食べてみると肺の部分は弾力のあるマシュマロのような独特の歯ごたえがあり、しっかり臭みを取らないとちょっと癖があります。 
牛では無く豚の肺を自身上野で購入して同じように煮こんでみましたが灰汁の強い部位で下ごしらえが大変だというのも経験しました。
と大阪のことも思い出させてくれるやおぎもですが何故広島で日常的に食されているのかは不明でした、また広島行けたら精肉店とかで聞いてみたいな。
さて日を分けて購入したやおぎもも当日のうちに消費してしまいましたが、食べ比べするまでもなく違いが歴然でした。

フレスタのやおぎも

フレスタのやおぎもは薄くスライスされた形状になっていてタレの掛かり方は粘度がそこまで強くないのか纏わりついている感じがあまりありません。
噛んでみるとふにっとする感触に醤油と砂糖で煮つけ生姜でアクセント付けている味わいなのですがそこまで濃い味付けではなくおかずとして小鉢で出そうな食べ応えでした。

ユアーズのやおぎも

ユアーズのやおぎもは厚みのある切り方でぶつ切りな感じ、食べ応えを期待するなら厚みがある方が噛んでも嚙み切れずに沈んでいく不思議な感触が体験できるかも。
味付けもこちらの方がこってりしていて甘辛いタレがしっかり絡んでいて味が濃厚、どちらかというとお酒のあてにいい感じでした。
いずれも味付けがしっかりしているのでホルモン苦手な方でもさほど癖なく甘露煮などの味付けが好きな方にもお勧めできそうです。
やおぎもというローカルな食材にありつけて大変興味深い体験ができましたね、ごちそうさまでした~。

おわりに

 広島のご当地フードというか広島県民の方が日常的に食し、尚且つ他県ではあまり知られていないというお惣菜を発見する事ができて大変思い出深い食の旅となりました。
広島で食べたおでんや三原でいただいたホルモン入のお好み焼きなど広島でもホルモンが幅広く活用されているのを知り探求心も殊更上がりましたね。
みなさまも牡蠣やアナゴ、お好み焼きなどの広島の王道な料理を一周したら今度はローカルフードでその地域の食生活を知る、という旅の行程もプランに上げてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾


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