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五臓六腑別各臓器の働きと必要な栄養素(食べ物)〜五臓④腎臓

※2024.4.27再編集して、読みやすく改良しました★

腎臓の役割と必要な栄養素について触れていきます。
今回、話題の紅麹のことも触れてるので、長いです。
興味があるところだけかいつまんで読んで頂いても構いません!奥深いですよ。

過去に私は美容関係でお仕事していた経験があり、一応、資格(AEA エステティシャン上級と、日本化粧品検定3級)を持っております。
経験を通して学んできた知識として、皆さんに何かためになる情報をお伝え出来ればと思って、記事を書いています。

ここ最近は、体内について書いており、五臓六腑の話がベースになっておりますので、是非、全臓器の記事見て下さると嬉しいです!

今回は五臓のひとつ「腎臓」について、役割と必要な栄養を書いてみました。

≪腎臓の役割≫

・体内の老廃物を尿として排泄する働き。
→毛細血管の塊りである糸球体という、毛細血管の塊がフィルターとなり、老廃物をろ過し、尿細管へと流れます。
・体内の水分量を調節したり、塩分※ナトリウムや、カリウム(電解質)のバランスを調整する働き
・造血ホルモンの産生
・血圧を調整するホルモンの産生
・ビタミンDの活性化
の働きがあります。

≪腎臓に必要な食べ物≫

まず、必要な食べ物の前に、腎臓は厳密に言うとこれを摂ったら腎臓は良くなるというものはないと思っています
※他の臓器もそうかもしれませんが、、腎臓はミネラルの均等性みたいなのが役割として関わってくるので特に当てはまるかもしれません。
一度病気が進行すると元の状態に戻すのができないので、進行を遅くするために、または病気にならないよう予防のために、食事に気を付けることが一番になります。

また、普段は腎臓含む内臓の健康のために摂っても良いが、病気の種類によってはそれが返って悪化するものもあります。

とにかく「バランス」が大事なので、記事にある食べ物を素直に取り入れようとはせず、まずはバランスのいい食事を心がけることと、もし病気になってしまっていれば返って悪くするものもあるのでお医者さんにしっかり相談することが適切です。

それを踏まえて記事読んでいただけと幸いです。

腎臓は、体内の水分量の調節、電解質バランスを調整する役割があります。
ナトリウムが多いときは塩分のとりすぎです。
むくみだけでなく高血圧などの原因になり、腎臓だけでなく色んな臓器の負担に影響します。
本来は塩分を控えることが得策ですが、その他、カリウムの摂取がおすすめです。
カリウムがナトリウム排出
をしてくれます。カリウムなどの多いの食材は、バナナやキウイ、里芋などの芋類があります。

また、カリウムが多いときは腎臓の働きによって余分なカリウムを尿に排出することができます。

なのでナトリウムだけが過多した場合はカリウム摂取を意識した食生活すれば良いですし、カリウムだけが過多しても基本的に腎臓が正常なら余分に排出されるので問題ありません。
※問題は腎臓が正常でないとき。
高カリウム血症という病気の原因になり、嘔吐やしびれ、不整脈などの症状が現れます。
カリウムの多いバナナなど食べるものに注意が必要です。
お医者さんに相談をしてください⚠
また、野菜を食べる際水にさらすとカリウムが水と一緒に流れ出るので、水にさらしてから食べるというのも良い方法と思います。

ナトリウムとカリウム、どちらかのとりすぎはバランスを整えるために腎臓にかなり負担がかかりますし、負担がかかり続けた腎臓が一度病気を起こすと種類によっては取り戻しつかないこともあります。

また、血糖値が高いと腎臓にある毛細血管の塊で出来ている「糸球体」の組織にエラーが出て、タンパク質など通常は尿に流れないものが流れる(尿タンパク)ので、糖分のとりすぎも禁物です。
タンパク質はもちろん、筋肉の元となり体にいいものです。
それは良質なタンパク質である、鶏肉や魚、乳製品などの動物性タンパク質の摂取なら良いのですが、
ごはんやパンなどにもタンパク質含まれているので、それらを食べ過ぎると体が疲れたりします。
疲れるのは内臓が負担がかかって疲れているのを伝えてるサインです。

この腎臓にある糸球体は何度もいうように毛細血管の塊でできているので、血液が健康でないといけません。
上記以外でも動脈硬化の原因となるような脂っこいものをたべすぎたり、喫煙は腎臓の負担になるので、総合的にみてもやはり食生活に気を付けることが最重要なのです!

心臓に良い食べ物も、血液を健康にするには大切な栄養素が絡むので、是非こちらも合わせて見ていただけたら、だからこの栄養が必要なのか!など、色々リンクしていくと思います。

五臓六腑別各臓器の働きと必要な栄養素(食べ物)〜五臓①心臓

では、腎臓に優しい食べ物、栄養素別でみていきましょう。

【塩分の代わりのもの】
腎臓に負担をかけるため、塩分のとりすぎはダメです。
塩味が好きな方も多いと思うので、代替え案として、例えば料理するときにハーブ、スパイスなどオススメします!

【カリウム】
何度もこの記事で出てきていますが、塩分取りすぎたときにもうひとついいのが、カリウムの多いバナナやキウイ、芋類などの野菜果物です。
カリウムは余分なナトリウム(塩の成分)を排泄してくれます。
※注意※
高カリウム血症に気をつけないといけないのでカリウムが返ってダメなことがあります!お医者さんに確認を!

【ポリフェノールなど抗酸化作用のあるもの】
ほうれん草、トマト、リコピン、にんじん、かぼちゃなど緑黄色野菜の色味、カテキンなどの苦み成分は体をサビから守り若さキープに導く効果があります!!
内臓どれにも必要ですが、腎臓の細胞を酸化から守ります。

実は抗酸化作用について私が過去に詳しく書いた記事があります★
そちらも読んでもらえたら、抗酸化作用のことが頭に入っていきやすいと思います↓↓↓

第七栄養素とは

【良質なタンパク質】
鶏肉やマグロなどの赤身の魚、納豆などの大豆製品、チーズなどの乳製品、卵がタンパク質摂取にはおすすめです。
※注意※
タンパク質を腎臓のためにとりましょう、というよりも、タンパク質のとりすぎが尿タンパクの原因になるので本来は控えて欲しいです。しかしタンパク質を摂らないと筋肉の元が作られなかったりと健康には良くないので、どうしたらいいかという視点で見てほしいです。

※別の記事飛んでまで見るのめんどい、、という方の為にここからは心臓の記事ほぼ抜粋してます。

【不飽和脂肪酸】・・・植物性脂質、魚の油
油には植物性と動物性があります。
違いは文字の通りです。
植物性にはごま油や米油、サラダ油、菜種油、コーン油、アーモンド油、オリーブ油などがあります。
常温でも固まらない性質を持ちます。

さんまやイワシなどに豊富な魚の油DHA、EPAと呼ばれる成分)は海産動物性といって動物性ではありますが、固まらないので、これらの性質の油は不飽和脂肪酸という種類になります。血液サラサラになるのでおすすめですし、頭をよくする意味でも子供の時から摂取してると良いです!

動物性は、バター、ラード、牛脂、豚脂などがあります。
料理する時が一番分かりやすいかもですが、あったかいと柔らかくなり、常温になると固まる性質があります。
肉炒めなどの肉料理が余って時間が経つと脂が白く固まってるのを見たことがあると思いますが、それも動物性油の典型的な特徴です。
バターも普段は固形なのにあたためると溶けるのは動物性の特徴としてわかりやすいです。
飽和脂肪酸という種類になります。

この固まりが血管の中でも悪さするので動物性ばかり摂ってると動脈硬化や血栓の原因になります。
腎臓には、毛細血管の塊があるので、血液が詰まってると機能が低下してしまいます。そのため、血液にいいものは腎臓にとっても良いのです!

/////余談/////

動物性の油は、どうしても美味しいから、腎臓のために控えるなんて、、難しいですよね。
やめられない方は、ダイエット成分としても人気な
ウチワサボテン】
などの食物繊維がおすすめです。
サボテンの食物繊維効果であぶらと結びつき、体の外に出してくれるので、脂質の吸収も抑えられます!
よくよく考えると良いですよね!
食べたことをなかったことにしてくれるよーなもんじゃないですか!素敵すぎます♡笑

ただ、外国では食用として使われるウチワサボテンですが、日本では馴染みがないので、今のところサプリメントなどで摂取するのが主流だそうです。
摂るとしたら、食後がおすすめです。

以上、腎臓の働きと腎臓におすすめの栄養素(食べ物)でした!

全部の臓器に共通して同じ栄養素が大事だったりたくさん気付きがあります。是非他の臓器の記事も参考にされて下さい。
色々繋がってくると思います。

長くなりましたが、読んでくださりありがとうございます!

※※※※※※※※今話題の紅麹※※※※※※※※

ついでに、何とこの五臓の記事を作成しているときに、ここぞとばかりにタイミングよくメディアの話題に出てきた、紅麹の危険性について、私なりの見解を書いていきたいと思います。

腎機能に興味ある方は、いろんな見解があるかとは思いますが色んな考え方の中の一つと思って、ぜひこちらも読んで頂けると嬉しいです。

●紅麹とは?
米などの穀物に紅麹菌という麹菌を用いて、発酵させたものです。赤い色素になるので紅麹と呼ばれます。
効果としては悪玉コレステロール値を下げ、コレステロールが高いことが原因で起こる動脈硬化や心筋梗塞などの予防に繋がり、1000年、2000年以上も前から中国では使われていたと言われる歴史の古い発酵食品でもあります。

●ニュースになってしまった原因
今回は紅麹で腎機能障害や死亡者が出たということらしいですが、実は別の物質が紛れ込んだり毒性のものが生み出されたのではないかとまだ原因究明中でハッキリしたことは分かってないそうです。

歴史のある食品で、今回たった1社のところだけ健康被害が出たのには紅麹だけの問題ではないような気もしなくもない、、、、どうなんでしょうか?

過去にはウコンを飲み続けて肝機能障害や腎機能障害を訴えた人もいましたね。

●分かったこと、気づいたこと
1つの製薬会社が使っているものを他社も使用しているという事実。
化粧品でも結構あって、◯◯のメーカーの内容とまったく同じものを配合したものを無名のメーカーが出すことで同じ質のまま安く購入出来るとか、そういうのがあるんです。
PB商品(プライベートブランド商品の頭文字取ったもの。スーパーやコンビニなどの小売業者の自主企画商品で、製造元が日清食品さんだったり森永乳業さんだったり、自社で作らないため味は美味しいのに安くで提供出来るメリットがある)もそうです。
なので、メーカーの数=工場の数ではないんだよ、ということがわかります。

目の栄養に良いブルーベリー配合!のサプリも、同じブルーベリーでも旬じゃないときのブルーベリーを使ってたらその分効果は減りますし、実より皮に豊富に目にいい栄養が詰まっているので、皮までしっかり配合されているものより果実メインで製造されていると効果がその分劣る可能性があるので、それがまたいろんなメーカーでたらい回されてるとなると何か嫌ですよね、気持ち的に、、
関係ない話ですが、微量でもそれが入ってるといえば◯◯配合といえるそうです。
物価高なのにあまり金額も変わらず買えてるのもナゾって思ってしまいます。メーカーによっては厳選した原料のみ取り入れてるところがあって、それが何かしらの影響で収穫困難なときは一旦販売ストップすることもあるんですよ。値段も元々が高いし、ちょっとずつ高騰してきてます。
私が安くでサプリを買えない理由はここにあります。
PB商品は別ですけどね(笑)
サニーに売ってるPB商品のお墨付きシリーズとか、よく買ってます(笑)

●すべての紅麹が悪いのか?
とあるメーカーの紅麹使用のサプリの説明に際し、「細菌や真菌、酵母やカビなど食中毒を引き起こす可能性のある既知の汚染微生物について調べる微生物学検査に加え、マイコトキシンであるシトリニンやアフラトキシンB1などの潜在的汚染物質に関する厳格な規定を満たすための試験に合格した原料となります。(中略)健康な成人が、栄養補給を目的とした本来の用途で○○(←サプリ名)を摂取する限り、重大な有害事象の発生は予想されていないとの報告を受けております。」
という内容のものを見ました。

●この記事を通して結局何が言いたい??
サプリメントを飲んではいけないというより、あくまでも補助食品なので、自社工場がちゃんとあり、且つ基準の高い厳しいテストを受けて世に出されたものであれば正しい目的の範囲内でなら大丈夫なのでは???とおもいます。
でもそれだけで判断は怖いので、中身の質は大丈夫か、あとで出てきますが飲み合わせは大丈夫か健康状態に応じて必要な成分を適切な分だけ摂っているかなど、総合的な判断が必要とおもいます。総合的に判断出来なかったらむしろ安易に選んで飲んではいけないと思ってます。

購入する人も、ただ「コレステロールが下がるから」の判断だけで飲んではいけない、選び方も賢くならないといけません。

飲み合わせというのは、有名なものだと、ワーファリンという薬と納豆。
別名血液サラサラのワーファリンを服用中は、薬の効果を弱めてしまうため、血液を固めやすくするビタミンKを多く含む納豆は食べてはいけないというのがあります。

そういうのも気を付けないと、知識不足で仮になにかあった場合自己責任と言われてもしょうがないと片付けられてしまうことも大いにあります。

●健康食品は肝機能障害や腎機能障害が多い?対策は?
特に錠剤系、カプセル系のサプリメント、サプリメントだけでなく薬も、化合物ですし、普段食事として摂取するものではないので多少なりとも、解毒作用の働きをもつ肝臓や、老廃物を濾す働きを持つ腎臓に、負担がかかるわけです。

なのでカプセルの成分にもこだわって、消化や分解するにあたり負担の少ないもので作られたカプセルを使ってるメーカーさんもあります!
そういうのにも注意してサプリ選びするのもいいかと思います。

●他に気をつけることは?
健康状態に合わせて必要な栄養素は不足していないか、逆に取りすぎていないかも見極めないといけません。

骨密度が低いからと思ってカルシウム配合のサプリを摂るとします。
骨のためにカルシウムを摂るということ自体はいいことです。
ただ、カルシウムのとりすぎは腎臓に負担がかかり、高カルシウム血症になり、ろ過しきれなかったカルシウムが尿に余分に排泄されてしまいます。結果、尿結石(尿の中のカルシウムなどが過剰になると結晶化する)の原因になります。
また、腎機能のひとつでビタミンDの活性化があります。
ビタミンDはカルシウムを骨にする助けになる成分です。
よって、腎機能が弱い状態で、カルシウムを取りすぎると、腎機能が弱い=ビタミンDの活性化不足、つまりカルシウムが吸収すべきところへ吸収されにくく、低カルシウム血症の原因にもなります。

紅麹から逸れてサプリメントの選び方の話になってしまいましたが、こういう健康に関する話は本当に奥深いです。
食育は大事ですから、いかに普段からバランスに気を付けて食事をするかなど考えないといけないと思いますが、現代人はやはりどうしてもバランスのいい食事だったり適度な運動や睡眠をとるなんて難しいので、将来的に健康な自分を買うためにはサプリメントに頼るということも大事なのかなと思ってしまいます。
そのためには、正しい情報を選んで生きていかないといけない、賢い消費者にならないといけないので、今後もなにかサプリメントの選び方など参考になる情報は随時記事を通して提供していきたいなと思います!

長くなりましたが、最後まで読んで頂いた方も、興味のあるところだけかいつまんで読んで頂いた方も、ありがとうございました!!

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