オタクこそ男磨きをすべき

「スポーツ経験がない男、ガチで危機感持った方がいいと思う」
この言葉が大バズりして賛否を巻き起こしてから早半年が経過した。時が経つのは早いものだ。しかし、この言葉の主、メンズコーチジョージについてその後のめり込んで今も見ている人はどれだけいるだろうか?
 実際、私はジョージにハマったことで変われたし、今じゃ彼の運営するコミュニティに入ってる位だから、自分で言うのも変だが「ジョージ信者」とも言っていいと思う。
 私は、下手とはいえスポーツ経験自体はあったし、運動部だったので上記の言葉自体はそこまで刺さらなかった。実際、スポーツ経験がある方が有利なことは確かだ。ただ、スポーツ経験があっても弱者男性やチー牛になる人はなる。とは言え、そのXでバズった動画以外で初めて見た動画によって第一印象は最悪だった。よくここからドはまりしたなと思う。

 かなり過激なサムネだ。この動画を見た時私自身もどん底にいたせいか、「何てことを言うんだこのクソ野郎は!」と思った。しかし、実際に動画を見ていくと物言いは過激だが言っていることはあながち間違っておらず、反論の言葉が思い浮かばなかった。最後まで聞いてみると「それもそうだ」とすら思った。そして他の動画でどんなことを言ってるかと思ってみてみたら逆にむしろ励まされているように感じて、気が付いたらファンになっていた。

 最初の動画で印象が悪くなったら、こちらの動画も見て欲しい。タイトルだと一見真逆に見える。しかし、「自分自身のマインドセットを改善しなければ状況は変わらない」という趣旨では共通しているのだ。そして何より重要なのは「ナルシズム」と「セルフラブ」は全然違うということだ。自信過剰と自己肯定感は=ではないのだ。そして何より、何かしらのトラウマを抱えている人に対してもエールを送っている。

 そして、5月にニコニコ動画がサイバー攻撃で見れなくなってから、彼の動画を作業用BGMにしたりして、気が付いたら大ファンになっていた。 実際前の記事に描いた様に、私がいる(情けないことに資格を取るまでは離れられません)職場にいる同僚に他責思考だったり泣き言を言う年上の人間がいるが、そんな彼等に敬意を抱くことなど出来ないからだ。しかし、かくいう私も彼等と五十歩百歩だからだ。

オタクこそ男磨きをすべき理由

 さて本題の、「オタクこそが」男磨きをする理由について記していこう。考えてみて欲しい、自分の推しキャラ、担当アイドルが現実世界に出現して接点を持てた場合、その子は自分に対してリスペクトを持ってくれるだろうか?三次元で考えても、もしも好きな声優と知り合えたら自分に対してリスペクトを持ってもらえるだろうか?この質問に対し自信を持って「うん!」と答えられる人は少ないと思う。Xを見れば分かると思うが、実際に私の担当アイドルや推しキャラは、ストイックなキャラが多い。ここに箇条書きで記してみる。

アイマス
如月千早 最上静香 白石紬 北沢志保 徳川まつり 矢吹可奈
渋谷凛 三船美優
風野灯織 大崎甜花
ラブライブ
園田海未 西木野真姫
桜内梨子 黒澤ダイヤ
優木せつ菜
澁谷かのん 葉月恋
村野さやか
アイプラ
長瀬琴乃 天動瑠依

 ほとんどがストイックな子達だ。もしその子達が現状の自分を見てしまったら、とてもじゃないがリスペクトしてくれるとは思えないのだ。下手なことをすれば「あなたは最低です!」とビンタされかねない。いやそれならまだマシで、一番辛いのは軽蔑されることだ。それは職場の連中に対して私が抱いている感情と同じようなものだと思うと悔しくなった。
 しかし、裏を返せば「自分の担当アイドル、推しキャラにリスペクトされるような人間になる」という目標を達成すれば、リアルでそのキャラに似たような性格の異性と付き合える可能性が出て来るということだ。

 何より忘れないで欲しいのは、自分をプロデュース出来るのは自分自身なのだ。「お前、自分のこと好き?」の動画でジョージが言っていたことをオタク風に言い換えるなら、自己肯定感が低く自分自身にネガティブな言い聞かせをしているのは、自分の担当アイドルをいじめてるも同然なのだ。そう考えたら自分がしていることがどれだけ最低なのかが分かるはずだ。けいおん!の「Don't say lazy」の歌詞にもあったが「自分を愛せなければ人も愛せない」ということを忘れてはならない。

特定のコンテンツに依存しない・朝スマホをやめる

 「推し活」なる気持ち悪いワードがメディアでも使われる時代になってしまったが、あくまでも自分の土台がしっかりしていなければむしろ悪影響になりかねない。
 これはあまりにアイドル数が多く、アイドル全員に声が実装されておらず、総選挙システムやボイスオーディションの結果で露骨に明暗が分かれるデレマスに顕著だが、運営にクソデカ不満を抱きながらそのゲームをずるずる続けることは間違いなく精神衛生に悪い。プレイヤーに対してディスリスペクトなことをする運営に愚痴垢で不満を吐きながらゲームや課金は続けるという人を沢山見てきたが、それは運営にとっては痛くも痒くもないのだ。そしてデレマスPに限らず、そういう人の共通点は特定のコンテンツに入れ込みすぎて拗らせている。要するにオプションが無いのだ。
 放送大学で履修した「障害者の自立と制度」で学んだが、障害者が特定の支援者(親も含む)に依存せず、頼れる支援先を増やすことが大事と学んだが、これはオタクにとっても大切なことだと思う。ジョージも自分をディスリスペクトする相手、環境に依存することは自分の価値を下げると言っていた。もちろん誰かと付き合ったり、まして結婚しながら浮気、不倫をするのは最低だ。しかし、相手がいない、あるいは片思いのうちに特定の相手に「もうこの子しかいない!」と思うのは自分の貴重な時間を棒に振ることになる。

 また、音ゲーでイベランをしている人は睡眠時間を削ったり、朝起きてすぐスマホを触っている人もいるかもしれないが、これは絶対にやめた方がいい。一日の始まりからドーパミンを一気に消費すれば、リアル生活がボロボロになる。睡眠に関してはこれでてんかんになってしまったから身を以て分かる。
 てんかんになる前に暮らしていたグループホームでは23時就寝で、シェアハウス型だったので当番制で共同使用の風呂やトイレを掃除しなければならなかった。その分朝4時位に起きた。何をしていたか?起きてすぐイベランをしていた。今考えると今世紀最大のアホだと思う。実際に俺がミリシタのイベラン最高記録を出したのは「紙・心・ペン・心」の1300位だった。(3桁台以上が当たり前の人から見たら雑魚と思われるかもしれないが、MILLION MIXで出来る曲が限られている自分からしたらこれが精一杯なのだ。)それ以外のイベントでも2022年辺りは朝一発目起きてやることがミリシタということが多かった。しかし、それが原因で2年前の8月末(もうすぐ2年)、電車内でてんかん発作を起こし、救急車で病院に運ばれた。その前日に見た鳥籠スクリプチュアのコミュでPが過労で倒れるシーンを見たが、あれは聖母からの警告だったのかもしれない。それに気づけなかった自分の愚かさのせいで未だにドローン国家資格の欠格事由にひっかかり、特例子会社から離れられないのだ。今にしても悔やんでも悔やみきれない。(正式に2年経過すればだからもうすぐのはずだが・・・)

 という例もあるので、自分の人生を棒に振りたくないなら、睡眠はリスペクトした方がいいし、間違ってもイベランで睡眠を削り、それで病院送りになるという事態には絶対ならないで欲しい。人生が棒に振りかねないから。仮にイベランで上位になれたとして、そのことをアイマス界隈以外で自慢出来るか?ライブでチケットご用意されやすくなるか?履歴書に書けるか?人生をよりよい物に出来るか?ということをよく考えて欲しい。

 思った以上の長文になってしまったが、自分の人生に満足がいっていないオタクは是非、メンズコーチジョージの動画を見て欲しい。私自身もしジョージを知ることが出来なかったら、夢の実現に動いてもどこかしらで心が折れたりして失敗したと思う。だから本当に知ることが出来て良かった。出来ればもっと早く知りたかったが、今更悔やんでも仕方ない。俺の男磨きの旅はまだまだ始まったばかりだ。

キツイ時こそ、やらなきゃいけないことやろうぜ!じゃ。

 


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