憧れは止められねぇんだ
上記のセリフはアニメ「メイドインアビス」のナナチのセリフである。
街にある大きな穴に探窟家と呼ばれる冒険家が入り地下の奥深くを目指すというストーリなのだが、大穴の下に降りるごとにアビスの呪いにより地上に戻る際に様々な異常を体にもたらす。
浅い階層から地上に戻ろうとするだけならば、軽い吐き気などの症状ですむが、第六層から帰還しようとすると体が怪物に変化するか又は死ぬかどちらかである。
このセリフを聞いて地上に戻れないと知っても、大穴の底にある未知の世界を見たいと思う者と大穴にすら近づこうとしない者に二つのグループに分けられると思う。私は後者であるが、このセリフに共感できる方はたとえリスクをおかしても未知の世界が見たい、未知の山に登り素晴らしい景色を見たいと考える人たちだろう。
このマンガ(アニメ)の作者つくし卿も10年務めた大手ゲーム会社を辞めて、「自分でマンガを描きたい!」と思い会社を退職して、マンガ家を志したようだ。
バイタリティはすごいと思うが、我々凡人にはなかなかできることではないと思う。
今現在10巻以上出版されているマンガではあるが、退職→独立開業というアビスの大穴に飛び込んだつくし卿にはたとえ失敗しても素晴らしい世界が見えたのだろう。
このセリフを聞いて自分から大穴に死にに行くただのバカたちと考えるか「憧れは止めることができねぇ」と未知の世界に飛び込む勇気ある者たちと考えるかでその人の人生観がはっきりとわかると私は思う。
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