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大切にしたい感覚

一人でする運動が好きだ。昔からそういう気質だったと思う。ランニングや筋トレに没頭する時間は心地よい。

なぜ一人の運動を好むのか。理由の一つは「協調性に欠けるから」だ。私はサッカー部に入っていた。サッカーはチームメイトとのコミュニケーションが重要だが、私は自分のペースで物事を進めるため、それを行うのは難しい。

もちろん、これも一人で運動する理由である。しかし、自分にとっては次の理由のほうが大きい。それは、「生を実感できるから」だ。

例えば、一人で走るときがそうだ。自分の思考に没頭する中で、心拍数が上がり体全体に血が巡る。そんなとき、生きていることを実感する。私はこの感覚が好きだ。それには日常生活では感じ取れない「非日常感」や、生きていることを認めてくれる「安心感」がある。

実は、文章を書いているときや読んでいるときも同じような感覚に襲われる。自分の感情を言語化することは新鮮な体験で、不安を払拭することにもつながる。

きっとほかにもそう思わせるものがあるのだろう。本当にやりたいことが分からなくなったとき、この感覚を大切にするといいのかもしれない。


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