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ペットバブル!犬のブリーダーをゼロから始める方法!《その1》

ブリーダーとペットショップは密接につながっており、通常はペットショップがブリーダーから子犬を買い付け、店舗で販売するという流れが多くなります。

モール内のペットショップで犬が販売されている様子

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ヨークシャテリア

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チワワ トイプードル

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ドッグブリーダー業界についてご存知でしょうか?

まず最初に私自身の紹介として、50年間以上の経験を持つドッグブリーダー(繁殖・販売)の家に生まれ、自身においては25年間ペット業界に携わり、現在までに何千匹もの子犬を繁殖・譲渡させて頂きました。私自身においてはドッグブリーダーの経験と都内でペット葬儀会社の経営11年間の経験を持っています。

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※左は看板犬であるフラットコーテッドレトリバーのジャスティー!右が英国ゴールデンレトリバー


犬舎:英国ゴールデンレトリバーVILLA

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※相模湾が見渡せる700坪の繁殖場の庭でダックスフンドの親犬達が遊んでいる様子

現在ペット価格が非常に高騰しており、ペットを求める方の需要が増加していると思われます。今回は(繁殖家)ドッグブリーダーになる為の方法について話をしてみたいと思います。トータル的に見るとドッグブリーダー業をスタートし始めるのは、猫のブリーを始めるのと比較すると、自由度は高いと思われます。


過去のドッグブリーダー開業方法

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今から数十年前までは比較的誰でも犬の繁殖販売業をする事が簡単に出来ました。しかし月日が流れるにつれ、動物愛護法などで多くの法律が作られ、手続きや検査などが複雑になってきました。私達は犬のブリーディング・販売を50年以上に渡り行ってきましたが、私がまだ子供の頃には非常に多くの小型犬、中型犬、大型犬が家の中や外にいたのを覚えており、その数は100匹を超えておりました!一般的には100匹以上もの犬を同時に飼うというのはとても考えられない事かもしれませんが、ブリーダーとしては十分にあり得る状況だと思います。誰でも簡単にブリーダーになる事が出来ました。


現在のドッグブリーダー開業方法

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簡単に言う事は少し難しいですが、ブリーダーになる為にはまず法律に沿った浄化槽など含む犬舎を作り、保健所からの実質的な検査にパスする事が必要です。保健所からの検査というのは保健所の職員の方が実際に現地犬舎を確認し、問題がなければ認可が降りるという事になります。更に絶対的に必要なものとしては動物取扱業の登録(保管、販売) が必要になります。動物取扱業の登録をする為にはまず講習会を受ける事が必要になります。昔はマンションの一室でドッグブリーディングをしてる方も多くいましたが、現在ではそれが難しいという事です。賃貸であれば動物取扱業の登録をする際に、そのオーナーに犬の繁殖販売をしても問題ないという了承を頂く必要があるからです。


ドッグブリーダーを始めたきっかけ

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元々は父が犬を好きだったのですが、多頭飼いしてるうちに徐々に増えていき、副業としてドッグブリーディングが始まりました。私が子供の頃に多くのお客様犬舎に来ていました。飼っていた犬で覚えている犬種はコリー、シェルティー、プードル、チワワ、ヨークシャテリア、その他多くの犬種がいました。


流行犬種について

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時期によって流行りの犬種というものが変わってきます。 私が子供の頃に最も力を入れていた犬種がシェルティーやコリーでした。特に当時シェルティはとても人気があったようです。 私もペットとしてタイガーとライダーという名前のシェルティーを飼っていました。 特にライダーという名前は仮面ライダーが好きだったので、そこから名付けました。シェルティーは毛が多く、とても大きく見える犬種です。当然人によって好みも異なると思いますが私の場合は鼻の長い犬種がとても好きでした。

実はその時期に流行し、急激に価格高騰する犬種というのは、期間が意外と短い事も多くあり、多くの犬種において1年~2年後には、ほぼ人気が無くなってる可能性が多くあります。ドッグブリーディングとは これから流行しそうな犬種を誰よりも早く先読みし、そして繁殖販売を先行してを行うのです。 また一時期だけの流行犬種は仮に流行が終わったとしても、何年か先にまた再流行する可能性も十分にあり得るのです。 流行が終わるとどのようになるかというと、あまり売れなくなったり値段が下がったりします。逆にその時流行の犬種は、譲渡数が非常に多くなり価格も高騰します。

流行になり始めた時にその犬種を繁殖目的で購入すると、高値で買う事になり、販売利益を出しずらくなります。 流行しそうな犬種をあまり人気がない時期に安く子犬を購入し、交配が可能な時期にその犬が流行犬種になると、その分販売利益が多くなります。


流行犬種の特徴

特徴としては小型犬や小型犬に近い中型犬までが多いと思われます。
逆に流行りとあまり関係なく一部の大型犬のように、比較的長年に渡り人気を保ち続ける犬種もいますが、短期流行型の犬種もいます。

例えばですが一時期シベリアンハスキーがとても流行した時期があります。シベリアやカナダの北極圏にかけて狩猟犬として、目の色がブルーアイズでまるで狼のような顔をしてますが、とても性格は優しく飼いやすいと言われています。実際に私達もシベリアンハスキーをブリーディングしようと考えましたが、最終的には繁殖するまでには至りませんでした。 人気が出た時期には多くの家庭でシベリアンハスキーを買う姿を見ましたがハスキー人気の期間は意外と短かったことを覚えています。ハスキーが 日本で人気になり始めた理由は当時の漫画からという話もあります。

余談ですが、シベリアンハスキーととても似た犬種がいますが、それはアラスカンマラミュートという名前の犬種です。 この2犬種間で最も大きな違いは、原産国、目の色、体の形や大きさなどにあります。

アラスカンマラミュートとシベリアンハスキー

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アラスカンマラミュート アメリカアラスカ原産の犬種
体高58~71㎝、体重39~56㎏


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シベリアンハスキー ロシアのシベリア原産の犬種
体高が50~60㎝、体重15~27㎏


ある一つの犬種が流行になり始めると多くの一般消費者やブリーダーが購入に殺到する為、最終的には短期間でその流行が終わってしまう事が多くあります。 それが短期流行犬種の特徴になります。
逆に長く人気を保ち続ける犬種もいます。私達の犬舎では、そのような長く人気を保ち続ける犬種を長年ブリーディングしております。

現段階のペットブーム再到来においてペットショップで犬のブリーダーはコロナパンデミック下においても、とても強い業種だと思われます。

ペットビジネスに興味ある方へ

今後このNoteではペットビジネスにおける多くの情報発信をさせて頂く予定です。


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