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義母と娘のブルース 2020謹賀新年スペシャル

麦田(佐藤健)のパン屋の前に置き去りにされた赤ちゃん♂ 
意外と手間のかかるミルク作りに始まり、背中スイッチ、謎泣き、おしっこ飛ばしにウンチ漏れ、トイレにも行けない、ぎっくり腰‥‥など育児の大変さがテンポよく描かれる。

一人で抱え込む「孤育て」になれば保育者は容易に行き詰まり病んでしまうことを「資質ではなく、環境の問題」と喝破する亜希子さん(綾瀬はるか)が気持ちいい。
子どもを置き去りにしたのが母親ではなく「シングルファーザー」だったのも良かったと思う。

それらを解決するには「人手」が必要ということで、【人は石垣 人は城】を社訓にする、人員削減できずに経営悪化した大阪の老舗企業を絡ませていた。
社長が武田鉄矢で、博多っ子なのか関西人なのか坂本龍馬なのか武田信玄なのかわかりづらいw

また、身寄りがわからない赤ちゃんを囲めば、みゆき(上白石萌歌)は義母・亜希子に育てられて大きくなったため「血縁の絆は養育に勝るのか」というテーマも出てくるわけで、それについて語る綾瀬はるかのあたたかさと、しっかり受け止める上白石萌歌「ぎぼむす」母子の演技には涙腺がゆるみました😢

脚本・森下佳子のドラマにはいつも社会批評があり、作品のカラーによってその濃淡や硬軟も自在。
今作はスペシャルなので、ごく軽いタッチ。子育ての当事者でない人にも届きやすかったんじゃないかなと思う。
ほとんど必ず下ネタが入っているのもこの作家の信念😆共感する😆

2時間超の長尺だけど一気に見てしまった。夫、息子小3もいっしょ(下ネタあるけどw)

どんな人物でも「あたり役」に見せる佐藤健はさすが! 麦田~~~好きだ~~~❣
連ドラのときはこれを「半分、青い」の律とほぼ同時期にやってたんだから役者さんはすごい。
DA PUMPのUSAをもじった替え歌「DNA」のパフォーマンスがやたら長まわしだったけど、たけるさんがんばるがんばる。サイコーにバカかわいくて思わず録画をリピったよ💕

でも、なんといっても、「専務」こと赤ちゃんがMVPかも! 
8~10か月くらいの赤ちゃんで、ぷくぷくぷにぷにした肉感的なようすがめっちゃリアルに撮られていた! よだれでべちょーとなった手とか。ビョルンの抱っこ紐(前向き)で股関節ぱっかーんと割れてぷらんぷらんしてる足とか。たまらんかった~~~😍😍😍

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