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BTSジンの「ゆっくり行こう」「大切なものを見るために」

まわりと比べて遅れているんじゃないか、劣っているんじゃないか、自分以外の人みんなが眩しく見える‥‥そんなときに心をあたためてくれるメッセージを紹介します。

BTSのジンくんが、2020年の卒業生に送った祝辞。

年齢順の上下関係が日本よりずっと厳しい韓国で、「年上なのに劣っている」のはとてもつらいこと。
ただ一人、高校を卒業してからスカウトされた最年長のジンくん。才能あふれる年下メンバーたちを尻目に、一人だけ歌もダンスもゼロからスタートした彼が苦労を重ねたのは想像に難くなく、そんな彼だから送れるメッセージになっています。

3分8秒ごろからのジンくんのメッセージです。

防弾少年団のジンです。
高校を卒業したとき、僕はまだデビュー前で、大学入学を控えた平凡な卒業生でした。

そのころの僕は、大人になることが怖かった。
不慣れな世界(=芸能界)へ進むのが恐くて、言葉も行動も、すべてにおいて慎重になっていました。
先に行く仲間たちが気になって気持ちが焦るときもありました。
ほかの人の歩みに合わせようとしたこともありますが、
息切れがして、「これは僕のペースではない」と気が付きました。

僕は、「ゆっくり行こう」と自分に言い聞かせました。
遅くても、自分のペースで歩むと決めたんです。

そのかわり、僕はほかの人たちより少し時間をかけるのが習慣になりました。
ダンスの練習をするときも、メンバーより数日前に準備を始めます。
みなさんも、新しくスタートするプレッシャーや、慣れない環境でどこへ行けばいいのか分からなくなったら、焦らず少し立ち止まってみて下さい。
もしかしたら、今この瞬間は僕たちに与えられたチャンスなのかもしれません。
余裕をもって、ゆっくりでも、一歩一歩真摯に踏み出せば、
それまでは知らなかった大切なものが見えてくるはずです。
それらがみなさんに話しかけてくれるかもしれません。

とても誠実に、心を込めて語りかけているのが伝わってきて、胸に響きます。時々、隣のメンバーと顔を見合わせてニッコリしたりしながら話しているのもイイ♡
他の6人も、それぞれとても素敵なスピーチをしているので、ぜひごらんください。日本語字幕も出ます。

「それまで知らなかった大切なものが見えてくる」というのはジンくんの人生観のひとつで、今年の初めにファンに向けて書いたメッセージも
「違う視点で世界を見ましょう」
というものでした。
ディスタンスの日々が続くけれど、だからこそ見えてくるものがあるはずだと。

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BTSに限らず、素敵なグループって、グループだから素敵なんですよね
(日本語‥‥w)
得意なことや苦手なこと、気質や考え方が違うメンバーたちだから、
その中の誰かに感情移入できたり、あこがれたりできる。

そして、メンバー同士が異なる個性を理解し合ったり、お互いに支え合い補い合う様子が見えると、とてもいい気持ちになるし、励まされる。
グループの中で多様性が実現されているんですよね。

このスピーチも、デビューしてから高校に通ったジョングクや、大雪が降った中学の卒業式を回顧するRMなど、七人七様の思いが語られるから、感動が深まるんです。

「できないことに執着せず、変えられることから手を付けましょう。小さな人間でも大きな夢を描けます。僕がBTSなんてのも想定外だったんだから」

という、SUGAのメッセージもすごく好き。
ええ、本当は全員分を紹介したいくらいですw もう一度、動画を貼りますねw

あ、この祝辞は何なのかというと、ちょうど一年前の今ごろ、YouTubeが開催した【Dear Class of 2020】というオンライン仮想卒業式です。

対面の卒業式がかなわない全世界の学生のために、祝辞とパフォーマンスを行ったのです。(欧米では6月が卒業式なので‥‥)

ゲストは、オバマ元大統領とミシェル夫人、
GoogleのCEOピチャイ氏、
レディー・ガガ、ビヨンセ、
ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさん、
ライス元アメリカ国務長官など。
K-popからはBTSのみがゲストに招かれました。
BTSは、スピーチだけじゃなくパフォーマンスも披露してます。

披露した曲は、
「Boy with Luv 小さなものたちのための詩」
「Spring day 春の日」
そして、「一人一人が小宇宙だよ」と歌う「Mikrokosmos」です^^

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ピンク似合うよね~


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