PILOT ペンサンブルのお手入れ
万年筆を傷つけずに持ち歩くために、PILOTのペンサンブルを買いました。
ペンサンブルは革製のロールペンケースです。ロールペンケースはペンどうしがぶつからないため、傷を防ぐことができます。
ペンサンブルは、外側はキップレザー、内側はピッグスエードを使っています。質が高く、コストパフォーマンスに優れた製品として定評があります。
私はブラックのこちらの製品を購入しました。今回はネット通販での購入です。
しかし、倉庫が少し乾燥していたのか、単に新しいからか、革が固くなっているようです。18% OFF の製品だったので多少は覚悟はしていました。特に、内側のピッグスエードの部分はゴワゴワです。これでは、革本来の吸い付くような触り心地やスエードの柔らかさが味わえません。
そこで、かんたんなお手入れをしてみることにしました。私は革製品のお手入れの専門家というわけではないので参考程度に見てください。
外側のお手入れ
外側は、キップレザーです。今回は長い間の倉庫での保管のためか革に栄養が与えられず、光り方も鈍く、手触りも面白くありません。クリームを塗っていくことにします。
今回は、少しツヤを出したかったのでアニリンクリームを塗ることにしました。使用したのは、M. MOWBRAYの製品です。蓋にはカーフレザー用だとかいていますが、別にキップレザーに使って悪いということもないでしょう。ツヤを抑えたい場合はデリケートクリームでも良いと思います。
クリームをウェスで少量とって、革の上に置きます。その後、以下のようなブラシで広げていきました。
狙ったとおり、見るからにツヤが出ていますね。手触りもしっとりして満足な仕上がりです。
内側のお手入れ
内側はピッグスエードです。こちらも長い間の保管でごわごわになっています。スエードの心地よい肌触りはありません。
スエードは起毛皮革なので、クリームを塗るとせっかくの起毛がペッチョリしてしまいます。そこで、今回は、スエード用のスプレーを使います。
使用したのは Collonil の起毛皮革靴用の栄養、防水スプレーです。靴用ですが、まあ、多分同じでしょう(てきとう)。
フッ素樹脂によって防水防汚コートされ、植物油によってスエードに栄養を補給します。本来はブラッシングして、よこれを落としてからスプレーします。今回は新品なので、そのままスプレーしました。
スプレーする前はこんな感じでした。革は白く粉を吹いているようにも見えますね。ゴワゴワです。
スプレーを吹いたあと。革に栄養が補給されみずみずしさが戻り、手触りもやわらかになりました。
革製品を買ったらお手入れしよう。
せっかく素敵な革製品を買ったら、ぜひお手入れしましょう。クリームもスプレーもAmazonなどで手に入ります。革製品を揃えていくなら、今後、定期的に使うことになります
みなさまが、素敵な革製品ライフをおくれますように。
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