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はじめまして!リュート奏者の坂本龍右です。

3月になったのを機に、noteにデビューしてみました。

リュート奏者の坂本龍右(さかもとりょうすけ)です。

とりあえずは自己紹介ということで。出身は鹿と大仏でお馴染みの奈良市。東京での学生時代を経て、今はスイスバーゼルという町に住んでいます。

私のプロフィール写真を。白黒ながら、個人的にお気入りの1枚です。

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「なんか、今と体型が違わない?」という方の声は、なるべく聞かないようにして・・

それはともかく、私の抱えているのが、リュートという古楽器です。
みなさんはリュートをどこかでご覧になったり、お聞きになったりしたことはありますか?

初対面の方に、会話の流れで職業を尋ねられると、私は
「西洋琵琶法師です!」と答えます。

ふざけているようで・・これが案外、まじめな答えのつもりなんですね。

反対に「リュート奏者です!」と言うと、なんだかイキった感じで、恥ずかしい気がします。で、結局のところ「西洋琵琶法師」が一番、手っ取り早い自己紹介だと思って、そうしています。
でもこうやって文字にするのは初めてかも?

リュート=西洋琵琶
誰から教わったわけでもなく、いつしか勝手に、こう呼ぶようになってしまいました。

最初にこう自己紹介しておくと、もとから好奇心の強い方や、あるいはそれから先に話題を広げようとして下さる方は、続けてこんなことを聞いてこられることがあります。 

「西洋ということはヨーロッパですよね。ヨーロッパといっても広いですけど、具体的にはどのあたりでしょうか?」

「日本の琵琶にいろんな種類や形があるように、西洋のリュートもそうなのですか?」

「ひょっとして日本の琵琶と西洋のリュートは、親戚同士ですか?」

素朴な、そして同時に本質をついてくるこれらの質問にお答えていくところから、話はどんどん広がると同時に、ドツボに陥って収拾がつかなくなることも・・

とにかく自分はこの楽器のことをもっと知りたい、そしてこの楽器が使われていた時代の音楽全般のことを、深く知りたいという思いから、ヨーロッパに留学して、こちらの音楽大学を卒業した後も、何だかんだでそのまま居ついてしまったというわけです。

私の専門分野は、ルネサンス音楽を中心とする、ヨーロッパの古楽です。活動の拠点をスイスに置きつつ、ほぼ年に2回か3回の頻度で日本に一時帰国して、演奏活動のほかにレクチャーなどのアウトリーチも行ってきました。

しかしご承知のように、世界がコロナ禍に直面している中、遠距離の移動は難しくなってしまいました。日本のみなさんにステージ上でお目にかかったのは、昨年2月の東京が最後です。生の演奏をお届けできるのは、もうしばらく先になりそうです。

「リュートって何?」 「古楽って何?」

こういう質問に、この場を借りて私なりの考えをお伝えできればいいな、と思います。あと、折りに触れてヨーロッパ生活のこと、日々の雑感、そして趣味のこととかも。

最近ますます、日本語でまとまった文章を書く機会が減ってきたので、半分リハビリのつもりで、今はごく軽いノリで書いています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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あと自称「西洋琵琶法師」の演奏の様子を、よろしかったらこちらで少しだけでもご覧になって下さい!


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