エヴァンス
Waltz for Debby
大好きだ。
Apple Musicに千円課金してもどうせ親が携帯代払ってんじゃんとこっそりサブスクを解禁した高3の冬、こたつで永遠にセンター数学の間違えた問題をを解きまくってた時のBGMとしてジャズが採用された。
静かで気持ちいい。
特にビルエヴァンスのはbgmにするには勿体無いくらいに聴ける余裕をもちながらちゃんとbgmになれる、素晴らしすぎる。
ポートレートインジャズかなんか、枯葉ばっかり入ってるので枯れ葉ばっかり聞いて、わあ〜落ち着いてらっしゃる…という枯葉マークのオジ的な印象を持ったところで、シャッフル再生、勝手にDebbyが流れてきた。
どうしてこんなにかわいいの、
ジャズに三拍子っていいんだ?!
何よりも、聡明そうなアーティスト。知的で、紳士的で、王子様のようにきっちりと、真面目でステキなビルエバンスに自分のために曲を贈られるなんて…!と羨ましくかんじた。
なんならわたしがDebbyで有れば…と幾度も願った。
Debbyとは、ビルエバンスに曲を贈られる女性ってどれだけ綺麗な人なのだろうかと思って調べたら姪っ子だったそうだ。
姪っ子のデビー。小さくて、少しいたずらっ子で、甘えん坊なのかな。時々ビルエバンスなのにピアノがすばしっこすぎるところがあるから。愛くるしいね、Debby。
今ではスコットラファロのあのソロをちゃんとコピーして弾こうとしてる、が弾くには高すぎるところもあって苦戦中。わたしが弾くピアノもベースも、全然ビルエヴァンスの内省的な絞り出すような音じゃないし、じゃんじゃかうるさい激しいものになってる、。
練習しながら、やっぱり曲を贈られるってクサいけど本当に素敵なことだなあーとぼんやりと思った。
わたしの恋人じゃ絶対に変な曲、散文的すぎるかコードの馬鹿狂いか、恥ずかしくて無理!というかどれかだから諦めよう。
誰かWaltz For ひつじ屋さん つくってくださいね。
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