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努力は、いつか報われる…?

2021/5/28 ドラマ記録no.42「コントが始まる。第5話 
ー運命の1日。出さねばならない”答え”がある。ー」

先々週、5月15日に放送された、第5話。
ドラマの中で、うわ…って思った会話があったので、
今日はそちらをまとめていきたいと思います。

下に、文字起こししました。
改めて文字にしてみると、尚更「うわ…」ってなりました。


刺さった、朝5時の公園での会話。

●:努力は報われると思いますか?

△:努力した人は報われて欲しいとは思いますけど、
  本当に報われるかどうかは正直分からないですね。

●:なるほど。もしかしたら中濱さんは、
  どっちかというと報われた経験の方が少ないのかもしれませんね。

△:そうなんですか?

●:何かで成功した人は、報われるって肯定的に言うし、
  失敗した人は報われないって否定的に捉えがちなんですよね。
  この手の話って。

△:なるほど。

●:正直なところ、答えはどっちでもいいと思っていたんですけど、
  こんなに真剣にやって来たんだから、
  いろんなことを犠牲にしてやって来たんだから、
  いつか報われなきゃ嘘だろうってずっと思っていました。
  心のどこかで、自分たちの努力だけは、
  必ず報われるって信じてました。
  でも、残念ながら報われませんでしたね。

△:すぐに結果に結びつかなくても、
  後から遅れて結果が出る努力もある
と思います。

●:え?ちょっと意味が分からないんですけど…

△:あ、じゃ座ってください。笑わないで聞いてもらえますか?

●:話の内容によります。

△:ですよね。私、高校の時に華道部の部長だったんです。
  華道って分かります?お花を選定していく…

●:…バカにしてるんですか?

△:3年の最後の大会、
  優勝目指して部員一同必死に努力したんですけど、
  結果3位に負けてしまいました。

●:でも、3位すごいじゃないですか!県ですか?地区ですか?

△:いえ、全国3位です。

●:全国?!努力の結果出てるじゃないですか。
  それ完全に報われてますよね。

△:でも、その時は優勝しか目指してなかったし、
  優勝させるつもりだったんで、部長としては、
  私を信じて必死について来てくれた部員たちに本当に申し訳なくて。

●:なるほど。レベルの高い人には高い人なりの悩みがあるんですね。

△:高校を卒業して、お花の世界から離れてしまって、
  もう最後に触ってから10年近く経ちますかね。
  ついこの前、店に2人組みのご婦人が来店して、
  店に置いてあった花の名前を聞かれたんです。
  そこに飾ってあった8種類の花の名前が、
  たまたま全て分かったんで、
  順番に答えるとご婦人たちが痛く感動してくれまして。
  帰り際に、「素敵な時間を過ごせました、ありがとう」って
  深々と頭を下げてくださったんですね。
  あー、こうやって過去の努力が報われることがあるんだって
  思った時に、
  昔の頑張って来た自分を初めて肯定してあげられる気がしたんです。
  だから、私から申し上げられることは、
  マクベスでやって来た10年間は、
  決して無駄ではない!ということです。

●:いや、別にこの10年が無駄だったとは思わないですし、
  やっぱり全国3位は報われてると思いますけどね。笑


努力は、いつか報われるのか。

私も、高校時代、部活で必死になっていたので、
もう本当にガムシャラに頑張った時間があるので、
この話はまるで、自分事のように聞いてしまいました。

時が経って、努力が報われることがある。

私の夢は、100パーセントの形では叶いませんでした。
でも、今はその延長線上にある仕事が出来ているから、
これは果たして報われたという事なのか、
もしかしたら、これから何らかの形で報われるのか、
でも、いつその時が来るのか。

そんなことを考えていましたが、
もし、長い時間をかけて、思い出せないくらい忘れた時に、
ふと報われる時が、もし訪れるのであれば、
努力することの向き合い方が、少しだけ変わる気がしました。


あと最後のコントシーンで、菅田くんが言ったセリフ。

辞めることが全てネガティブな事とは、限りませんから。

マクベスを解散することを決めた、3人。
解散すること、別れること、辞めること、バラバラになること、
全てのことがネガティブなこととは限らない。

新たに決意を固めた想いが、このセリフで伝わってきました。
「辞める」=ネガティブ と捉えがちだけど、
「辞める」=ポジティブ という考え方もあると、
改めて思い知らされましたね。


なんか、逃げ恥と似てると思いました…

逃げ恥も、「逃げるは恥だが役に立つ」というハンガリーの諺。
「自分の戦う場所を選べ」という意味です。
今、自分がいる場所、置かれている状況にしがみつく必要はない、
自分の得意なことが活かせる場所に行こう。
逃げることも選択肢に入れよう、と。


このドラマは、登場人物の葛藤が自分と重なることが多すぎて、
本当に沢山のことを気づかせてくれます。

長い人生だから、試行錯誤して、努力して、沢山悩んで、
私も「コントが始まる。」のように、
必死に、必死に、必死に、もがきたいと思います。


おりょう☺︎

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