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「ほんのちょっと先に幸せ」を連発すれば、「遠い未来」も幸せ。

2021/4/6 読書記録no.28
「無意識はいつも正しい」クスドフトシ

この本は、去年の夏。
数ヶ月一緒に仕事をした同じ歳の友人が、
オススメしてくれて、読んでみた本。

言葉が柔らかくて、優しくて、
その友人のように、ホワッと温かい、そんな素敵な本でした。

本は、持ち主にも似てくるのか。
自分に似た本を、思わず、手に取ってしまうのか。

さて、そんなことは分かりませんが、今日は、こちらの本をご紹介します。


あらすじ。

Amazonの詳細欄に書かれていた文章を引用しています。

「仕事」も「恋愛」も「人間関係」もうまくいかずに、
家に引きこもり、ニートになり、うつ状態になり、
死にたいとさえ思っていた僕を救ったもの。
それが……無意識のチカラでした。

― 特に練習したわけでもないのに、
 今も吸ったり吐いたり呼吸ができている。
― 頼んだわけでもないのに、今日も僕の心臓は動いている。
― 絶対に乗り越えられないと思ったのに、
 過去のとんでもない失敗を今ではすっかり忘れている。

これらの全てを操作しているもの…それこそが無意識のチカラです。
だから、無意識(潜在意識)のチカラは、怪しいものではありません。
(それどころか、無意識がなくなると、僕たちは死んでしまいます)

そして、この無意識のチカラは、
僕たちの行動のなんと9割をつかさどっていると言われています。

そんなにすごいチカラを意識せずに今まで暮らしていたなんて…
残りの1割の表面意識だけで、不安や悩みを解決しようとしていたなんて…
もったいなさすぎる!!

僕自身が、引きこもりやうつ状態を乗り越えた、
無意識メソッドで、あなたも人生を好転させませんか?

決して新しい自分になる必要はありません。
誰もが持つ「無意識」の声に、ただ耳を傾けるだけでいいのです。
その方法を本書でたっぷりご紹介しています。


印象的な言葉。

全体的に、とても優しい言葉でまとめられているので、
どの部分も素敵なのですが、
その中でも私の心に刺さったものをご紹介します。

P43 「かもしれない」の積み重ねによって、
ポジティブなことであれ、ネガティブなことであれ、
自信というのは形成されていく。
さらにそれを達成した時の実績によって、その自信を強化していく。
まずは、「自分にとって都合のいい可能性があるかもしれない」
思うだけでいい。自信というのは、〈かもしれない=可能性〉の積み重ね
P45 何度失敗しても、可能性を1%だけでも認め続けた時、
あなたに自信がつくようになっている。
P57 「軸がしっかりとした姿勢をとる」ということは、
自信という見えない心の部分もブレなくなるということに繋がっている。
P76 語尾に「でも+ポジティブな言葉」を付け足して終わらせてみる。
今までの思考や感情を無理に変えたり、排除しようとせず、
そのまま生かした状態で、少しだけ”意識の向き”を変えてみる。
もしくは、逆手にとってあらゆる可能性を変えてみる。
P107 あなたの中にたくさんの”思い込み”が存在するということ。
そして、その”思い込み”は、
他人の色々な考えを通して初めて気づくことがある。
P114 あなたがあなた本来のチカラを発揮するには、
良い悪いのジャッジではなく、
それが”必要”か”不必要”かに意識を向けること。
P120 やりたいことを見つける時に、過去のデータを探るくらいなら、
自分が好きで、夢中になれるものをまず探す
P159 少し先の未来に、幸せのワンクッションを入れ続けてください。
「ほんのちょっと先に幸せ」を連発すれば、「遠い未来」も幸せ
P185 愛される人=人の幸せを願える人
P189 5×5じゃないと、最大限のチカラは発揮できない。
互いに引き合うチカラが同じ時、素晴らしいパワーが湧き起こる
P231 「無」とは、”ない”ということではなく、
意識できないというだけのこと。
意識できないだけであって、色々な可能性が眠っているということ。
気づくべきは、”無意識”の領域には、”あらゆる可能性がある”ということ
P237 あらゆる可能性の中から、選択したいものに意識を向ける


読み終わって。

無意識のうちにやってしまうこと、
何も考えず、ふと手が動いてしまうこと、
私にとってそれは何だろうな、って思いながら、本を閉じました。

ネガティブなことを言ってもいい、
今までの思考や感情を無理に変えたりしなくてもいい、
辛い思いをして排除しなくてもいい、
そのまま生かした状態で、少しだけ”意識の向き”を変えてみることで、
ネガティブに少しだけ陽がさす、そのことを教わりました。

現実は、自分の見方次第で変わるもの。
自分の”思い込み”に気付いて、
今、生きている幸せに目を向けて過ごしていきたいと思います。


上の印象的な言葉には書いていないですが…

「人間は足りないものにしか、意識が向かないようになっている」

という言葉にもグサッと刺さりました。
人は足りないものを考えて、とことん悩む…
確かにその通りだと思いましたね。
私は、人の目を気にしない、と思っていても、
どこか頭の隅っこの方で、気にしている自分がいて。

だからこそ、この言葉には、妙に納得しました。
「人間の本能というか、きっとそういうものなのかな…」と。

さらに、この本にはほんの少し幸せに近づく方法が書かれています。

①耳を揉んで柔らかくすると、耳の感度があがり、
情報をキャッチできる人になる
②習慣を変えるため「私、しあわせ」と終わるよう
頭の中でしりとりをする
③鏡の前で口角を上げ、ガッツポーズする

”無意識”のうちに出来るようになっていけばいいな。
でも、簡単そうに見えて、これを習慣にするのは、少し難しそう。


「ほんのちょっと先に幸せ」を連発すれば、「遠い未来」も幸せ

この言葉が1番好きでした。
読んだことのない方は、ぜひ。
自己啓発本だけど、ホッと一息、優しくなれる、そんな素敵な本でした。


おりょう☺︎


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