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運命とか未来って簡単に変わる。

2021/4/10 芸能記録no.35
「水泳界のエース・池江璃花子選手が帰ってきた」

きっと誰もが知っていることだと思いますし、
この方の復帰を心から願っていた人もたくさんいると思います。
私のその中の1人。

運動苦手な私ですが、小さい頃は水泳を習っていて、
学校の水泳大会で選抜メンバーに選ばれるくらいには、
”泳ぐこと”が好きだったので、
数多くのスポーツ中継の中でも、水泳は自然と見ちゃいますね。
気になると言うか、なんでそんなに早く泳げるのか疑問に思うと言うか。

当時の私は、スピードを競う「クロール」よりも、
力強さを競う「バタフライ」よりも、
のんびり自分のペースで泳ぐ「平泳ぎ」と「背泳ぎ」が
好きだったのですが、(昔からおっとりな性格。笑)
プロが泳ぐとどれも、”競技”になるから、凄い。

そんな背景があって、水泳選手を尊敬の目で見てしまうから、
改めて病気を克服して、水泳界に復帰した池江選手には、
尊敬というか、
それよりも大きな言葉では言い表せないくらいの気持ちになりました。

今日は、オリンピックの切符を勝ち取った池江選手のインタビュー記事を
元に、まとめていきます。


勝てるのは、ずっと先のことだと。

「まさか、100(メートル)で優勝できると思ってなかったですし、
5年前のオリンピック選考会よりも、ずっと自信もなかったし、
自分が勝てるのは、ずっと先のことだと思ってたんですけど。
勝つための練習もしっかりやってきましたし、
最後は『ただいま』っていう気持ちでこのレースに入場してきたので、
自分がすごくつらくてしんどくても、
努力は必ず報われるんだなんていうふうに思いました」

「正直この100(メートル)のバタフライは一番戻ってくるのに
時間がかかると思ってた種目でもあるので、
本当に優勝をねらってなかったので、
でも何番でもここにいることに幸せを感じようっていうふうに思って、
最後も仲間達が全力で送り出してくれて、今とても幸せです」
Q1.なかなかプールから上がれなかったが?
「本当に、本当にことばにできないような、表現できないような、
そんなうれしい気持ちになりましたし、
あの一瞬でも今までの自分のつらかったこととか、
すごくいろいろ思い出した。
けど、ここまで戻ってこられたことがすごくうれしくて、
なかなか体もきつかったですし、上がれなかったですね」
Q2.自己ベストを3回出した?
「まだまだ本来の自己ベストよりはものすごく遠いタイムではあるが、
57秒が出せたこと、大きなプレッシャーがある試合で出せたことは
すごくいい経験になったと思う。
また一から水泳を始めて、一からという気持ちの中で
ここまで早く戻って来られたのはすごくよかったと思う」


努力の定義。

レース後に、
「苦しくても、しんどくても、努力は報われるんだなと思いました」
と語った池江選手。

そのあと、陸上の藤光選手がこんなツイッターを投稿したそうです。

「本当にすごい!!すごく勇気をもらいますね 
本当におめでとうございます」と祝福。
その上で5日には「努力は必ず報われる。
スポーツの世界でもよく聞く言葉だ。
そんなニュースを目にすると僕自身も勇気をもらったりする。
しかし、勝者=報われるという考えだと大半の人の努力が
報われていないことになる。正しい努力とは一体何なのか」

それに対し、池江選手はその投稿をリツイートして、こう書いています。

「確かに深く考えさせられる言葉ですね…。
自分の過去では、努力してた先に『病気』が待ち受けてて、
積み重ねてきた“努力”が全て無駄になった気がしました。
パリを目標と言っていた心のどこかには
東京五輪に行きたいという気持ちも少なからずあって、
それを達成できたからこその言葉なのかも知れません。
どんな人も、努力はしてると思います。
ただその努力という定義も難しいな、と思います。
本気で目指してきたことをたとえ達成できなかったとしても、
その努力は必ず誰かが見てて、
誰かが勇気をもらえる
のではないでしょうか」

と、自分の努力過程を分析しながら、前向きな言葉を綴りました。

藤光選手のこともよくわかる。
一般人の私から考えると、痛いくらい分かりすぎるし、
でも、池江選手の考え方を取り入れてみたら、
少しだけ、今よりもちょっとだけ世界が鮮やかになるのかなって。

たとえ達成できなかったとしても、
その努力はきっと誰かが見ていてくれているし、
間違いなく、その努力は自分が重ねてきた時間だし、
なんか、こういう風に考えられるって、素敵だなと思いました。


SK-II STUDIO Presents(監督・是枝裕和)

こんなCMが今放送されています。
私は、池江選手が発するものに、言葉が出なくなりました。

「ちょっとだけ違った行動だったり考えで、
運命とか未来って簡単に変わると思っているので。
だから、今のこの瞬間をどう生きるか、どう大切にしていくか」

説得力がありすぎて、
この言葉には、どれだけ強い想いが込められているのか、
考えただけでも熱くなってしまって、胸をギュッと掴まれて気がしました。


一年後、希望の炎が輝いて。

こんな動画を見つけました。
池江選手だからこそ、病気を患って世界の見え方が変わったからこそ、
その本音の部分が少しだけ垣間見えた気がしました。

3分ほどの短い動画ですが、
池江選手の生声で、スポーツに対する熱い思いが込められています。


東京オリンピックの池江選手の活躍が、
そして、これから先の、これから長く続く、活躍がとても楽しみです。

まだ20歳。ずっとずっと、応援していきたいと思います。


おりょう☺︎

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