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お客様体質、とは。

2022/3/22 ドラマ記録no.89「ミステリと言う勿れ 第11話」

月曜日に放送された、いつものドラマ。
今回も凄すぎる回でした。

まさか、北村匠海くんが殺人犯の役をするなんて。ナヨナヨして、弱っちくて、冴えない学生役が多かったので、その振り幅に驚きました。あの、虚な目も相まって、怖さ倍増でした。いやー、俳優さんって凄すぎないか。しかも、最終回目前で、北村君出てくるとか、聞いてない。(いや、公表するかよ。笑)


ドキドキハラハラの展開が進む中で、展覧会と新幹線のチケットとをついに買ってしまった…嬉しくも呆然とする整君が出てきてくれて、ホッとしました。笑

駅弁何にしようかと悩む、整君。なんと可愛く見えたことか。癒しというか、もはやオアシスでした。笑

そして、今回の回も神回。
このドラマ、全部の回が神回なのではないかと思うくらい、刺さる言葉がありすぎます。



お客様体質、とは、人に助けを求めること。

女性警察官ネコタさんが、上司に言われた言葉。
その言葉を、フロミツさんに伝えるシーンです。

フロミツさん:男でも女でも、刑事であることには変わりはないのに。ずっと悔しくて。でも、この間初めて現場に連れて行ってもらえて、その時気が付いたんです。殺人犯が、現実に存在するんだってことに。そしたら、急に怖くなっちゃって。女である自分の悲劇さを認めざるを得なくなりました。私強くなりたいんです。だから、お客様体質って言われないように頑張ろうって思ってたんですけど…

ネコタさん:お客様体質、ってどういうことか分かってるの?

フロミツさん:支持されるのを待つだけで、自分からは動かないとか。

ネコタさん:違うよ、警部が言う“お客様体質”ってそう言う意味じゃないんだよ。主体性がないとか、積極性がないとかじゃなくて、むしろ逆。私新人の頃、いきがっててさ。女だからって舐められたくなくて。一人で動いたり、無茶したりもしたんだ。そしたら、「お客様体質もいい加減にしろ!助けてくれも言えないのか。お前はな、客じゃなくて、このチームの一員だろうが!もっと俺たちを頼れ、このドアホ!」覚えておきな、自分の手に負えないことがあったら、人に助けて貰えばいいんだよ


正直、うわー、って言葉しか出てきませんでした。
フロミツさんと同じように、私も「自ら動く」ことを指しているのかな、と思っていたからです。

まさか、その逆で、「人に助けを求める」ことだったとは。まさに、目から鱗状態です。

私自身も、人に頼らず、人に助けを求めず、一人で黙々とやってしまうところがあるので、この言葉には胸が痛くなりました。すぐには難しいとしても、人に頼る、人に助けを求める、そういう意識をしていこうと思いました。


来週、いよいよ最終回

来週は、15分拡大の最終回です。
どんな最終回を迎えるのか、整君はどうなるのか、そして事件とどう繋がっているのか、とても楽しみです。

このドラマは、1話目から衝撃的な内容でした。
いろんなことを教わったドラマでした。

1話から、心にグサグサ刺してくる作品ってあまりなくて、思いつく限りこのドラマが初めてな気がします。

私自身の中で凝り固まった価値観や常識みたいなものを、バキバキに壊してくれるような、そんな感覚になります。

このドラマに出会えて、本当に良かった。

来週がとても楽しみです!!


おりょう☺︎

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