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2つの「死」の意味、とは。

2020/9/27 映画記録no.7「リメンバー・ミー」

この映画を見たとき、号泣したのを覚えています。
生きている人間と、亡くなった人間、
受け継がれているものと、受け継がれていないもの、
忘れていくことと、覚え続けること、
家族愛がまっすぐに伝わってくる、本当に温かい映画です。

今日は、そんな映画についてまとめていきます。


詳細(ディズニー公式ホームページより)

全米では2017年11月、日本では2018年3月に公開された映画。
ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、
ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給による
アメリカの映画です。
キャッチコピーは、
「それは、時を超えて ー家族をつなぐ、奇跡の歌ー。」
INTRODUCTION
これまで誰も観たことがない世界を舞台に、
数々の感動的な物語を生み出してきた、
ディズニー&ピクサーが贈る『リメンバー・ミー』は、
陽気でカラフルな死者の国を舞台に“家族の絆”を描いた、
感動と音楽に満ちたファンタジー・アドベンチャー作品!
STORY
ミュージシャンを夢見るギターの天才少年ミゲル。
だが、彼の一族は代々、音楽を禁じられていたんです。
ある日、ミゲルは先祖たちが暮らす“死者の国”に迷い込んでしまいました。
日の出までに元の世界に戻らないと、ミゲルの体は消えてしまう!
そんな彼に手を差し伸べたのは、陽気だけど孤独なガイコツ、ヘクター。
やがて二人がたどり着く、
ミゲルの一族の驚くべき“秘密”とは?すべての謎を解く鍵は、
伝説の歌手が遺した名曲“リメンバー・ミー”に隠されていました…。
STAFF&CAST
監督:リー・アンクリッチ
共同監督:エイドリアン・モリーナ
製作:ダーラ・K・アンダーソン
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:エイドリアン・モリーナ、マシュー・アルドリッチ
音楽:マイケル・ジアッキーノ
楽曲:クリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス

<キャスト> ( )内は日本語吹替え版キャスト
ミゲル:アンソニー・ゴンザレス(石橋陽彩)
ヘクター:ガエル・ガルシア・ベルナル(藤木直人)
エルネスト・デラクルス:ベンジャミン・ブラット(橋本さとし)
ママ・イメルダ:アラナ・ユーバック(松雪泰子)
おばあちゃん:レニー・ヴィクター(磯辺万沙子)
お父さん:ハイメ・カミーユ(横山だいすけ)
パパ・フリオ:アルフォンソ・アラウ(多田野曜平)
オスカル/フェリペ:ハーバート・シグエンサ(佐々木睦)
事務官:ガブリエル・イグレシアス(チョー)
広場のマリアッチ/グスタヴォ:ロンバルド・ボイアー(坂口候一)
ママ・ココ:アナ・オフェリア・ムルギア(大方斐紗子)
フリーダ・カーロ:ナタリア・コルドバ=バックリー(渡辺直美)


この映画から、伝わってくるものとは。

私の中ですごく印象に残っていることがあります。
1つ目は、死の国にまつわる掟。
2つ目は、ディズニーが語る2つの「死」

1つ目の掟には、3つあります。
①「死者の日に、死者の物を盗んだ生者は死者の国に飛ばされる」
②「生者が死者の国で日の出を迎えると、帰れなくなる」
③「生者の国の祭壇に写真が飾られていない者は、
  死者の国から出られない」

この3つの掟、これだけ読むとイメージしにくいと思いますが、
本編の中では、これが本当に大切な鍵を握っているんです。

そして、2つ目の「死」について。
本編では、死は2回訪れるものとされています。
1回目は「肉体の死」、2回目は死者の国での「魂の死」です。
物理的に身体という存在が無くなってしまっても、
家族や周囲の人たちが、
その”人”自身の存在を語り継いでくれれば死者の国で生き続けられる。
でも、生きている人たちの中でその人の存在が途絶えたときに
魂の死が訪れるんです。

難しいことを言っているような気がしますが、
簡単にいうと、物理的な肉体の死は本当の死ではなくて、
誰かの中で記憶として語り継がれれば、
その人は永遠に生き続けることができるということ。

これを本作は伝えているんですね。


この映画は、メキシコの「死者の日」をテーマに描かれています。
日本にはそのような文化はありませんが、
上でまとめたことを改めて考えてみると、
掟や「死」の意味については少しだけ理解できます。

その人自身が目の前からいなくなっても、
私がその人を忘れない限り、ずっとずっと生き続けるんです。
この映画を通して、何か”人として大切なこと”を学んだ気がしました。

親子でも見られるような可愛らしいアニメですが、
私のように20代の方でも、そろそろ良い歳だと感じている親世代の方にも、
ぜひ見ていただきたい、そんな1本です。


私が、一番好きな曲。

タイトルにもあるように、
きっと一番有名なのは『リメンバー・ミー』ですが、
数多くある曲の中で私が一番好きなのは、
石橋陽彩くんが歌う『音楽はいつまでも』です。

ミゲルの声を演じた、石橋陽彩くん。
もう!この子の表現力と言ったら!もう、言葉にできません。笑

現在16歳ですが、ミゲルを演じたのは当時14歳。
14歳とは思えないくらい、大人顔負けの歌唱力と圧倒的な存在感。
さらに、声を聞くだけで楽しい表情が見えてくるような、
不思議な声の持ち主なんです。

この子の歌を聴いた時、一瞬で引き込まれましたね。

『リメンバー・ミー』は、
バラード曲なので声は小さめですが、
その小さな声に儚い気持ちが乗っかって、涙を誘います。

一方で、私の好きな『音楽はいつまでも』はパワフル!!
弾ける歌声と、歌うことが楽しくて仕方ないという、
そんな気持ちが溢れ出ているような明るい曲です。

聴いたことない方はいたら、ぜひ聴いて見てください。
きっと、心が元気になると思います。


歌詞
おかしいって思うかな
君の夢を 見たんだよね

僕は自然と 歌い出して
君もみんなも 歌い出して

魂が奏でる 素敵なメロディ
骨も揺さぶるよ 軽快なリズム

みんなの 思い出と共に
生き続ける いつまでも

みんなの 思い出と共に
生き続ける いつまでも

声を合わせ(声を合わせ)ぼくら家族
歌いながら 伝えよう(ぼくら家族)

みんなの 思い出と共に
生き続ける いつまでも

声を合わせ(声を合わせ)ぼくら家族
歌いながら 伝えよう(ぼくら家族)

みんなの 思い出と共に
生き続ける いつまでも


おりょう☺︎


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