「頑張れ」って、やっぱり力を持った言葉だと思う。
2021/10/7 ドラマ記録No.58「朝ドラ・おかえりモネ 104話」
昨日放送された「おかえりモネ」
その中で、菅波先生がモネに優しくかけた言葉がグッとくるものだったので、ここに残しておきます。
モネの家族には、今色々な問題が降りかかっていて、その解決にみんなが頭を悩ませています。永浦家は、みんな本当に優しいから、優しすぎるくらいだから、相手のために自分の気持ちを押し込めようとします。
そういう状況を見ていたモネは、菅波先生と電話をします。そのシーンで話した内容が、うわ…と刺さるものでした。
家族や身の回りの人たちの悩みや心の痛みをどうにかしてあげたい、でもどうにもできないと思い悩む百音に対して、
「まずは、『ここが痛い』って言わせてあげるだけでいいんじゃないですか。『ここが痛い』『まだ痛む』って口に出させてあげることは、本人の心を軽くします。それで糸口が見つかることもある。これも、重荷になる言葉かもしれないけど…頑張れ」
この敢えて言う、“頑張れ”の言葉が、モネの心にもそして私を含む多くの視聴者の心にも優しく刺さったと思います。
菅波先生とモネの関係性って、本当に素敵だなと毎回感じます。お互いがお互いを支えているというか、優しい言葉も強い言葉も、相手がモネだから、菅波先生だから、受け止められて、受け止めたいと思っていて、でも決して依存しているわけではなくて。
なんなら2人とも相談せずに色々勝手に決めちゃうところも似ていて、でもどこかでお互いを頼りにしている。
いやー、こういう関係性って理想です。
余談にはなりますが、今日仕事関係の人とパートナーの話になりました。その方は結婚されてお子さんもいらっしゃる女性の方なんですが、色々話していく中でモネと菅波先生みたいな関係性になれる人がいいなぁ、とふと感じましたね。
束縛をしない人、現実的なこともちゃんと教えてくれる人、良いことも悪いことも言い合えること、あまり連絡を取り合わなくても良い人、頭ごなしに否定をしない人。
こうやって項目を上げていくと、なおさらモネと菅波先生が理想的だなと思います。
お互いが干渉しすぎず、でも必要としていて頼りになる存在。そういう心強い存在がパートナーだったらな、なんて妄想に浸ってドラマを頭に浮かべながら過ごしておりました。笑
でも、“頑張れ”って最近なかなか言いづらくなった言葉なのかな、とも思ったりします。それがいつからなのかちゃんとは覚えていませんが、頑張っている人に頑張れと言うのはダメだとか、菅波先生の言うようにその人にとっては重荷になることもあるでしょうし、人を追い詰める言葉になることもあります。
言葉って難しいな、ってつくづく思いますが、でもやっぱり相手への想いのこもった「頑張れ」は、素敵な言葉だとも思うんです。
そこに何も感情がなかったら、もちろんその頑張れは重荷になると思います。でも、相手のことを思って、思いやって、考えて、考え尽くして、それでやっと出た“頑張れ」なら、私はとても嬉しい。
使い方は難しいけど、「頑張れ」って、やっぱり力を持った言葉だと思います。
おりょう☺︎
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