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鈴木保奈美さん演じる母親のリアルさに、驚愕。

2022/3/21 映画記録no.57「カノン」

出ている女優さんが好きな方ばかりで、なんとなーくずっと気になっていた作品です。

イメージしていたものとは結構違いましたが、アルコール依存症の母親を演じていた鈴木保奈美さんの熱演には目を奪われました。なんかもう凄すぎて、こればリアルなんだなって思うような、見ていて怖くなるくらいでした。

今日は、この作品について書いていきます。


あらすじ

比嘉愛未、ミムラ、佐々木希が姉妹を演じ、母へのわだかまりを抱えたまま大人になった三姉妹が、母の過去をたどりながら、自分たちの傷に向き合う姿を描いたドラマ。金沢の老舗料亭で育った3人姉妹。次女は富山県で教師を、長女は東京で専業主婦、三女は生まれ育った料亭の女将と、それぞれ別の街で日々を送っていた。ある日、祖母の訃報を受け、金沢に集まった三姉妹は、死んだはずの母が生存している事実を知る。心に闇を抱え、アルコール依存症と戦っていた母はアルコール性認知症を患い、娘たちのことがわからない状態となっていた。アルコール依存症と戦う三姉妹の母親役を鈴木保奈美が演じる。監督は「リトル・マエストラ」の雑賀俊朗。


見終わって

きっとこういう家族って、私の知らないところで、もしかしたら近くにいるのかもな、って思いました。

鈴木保奈美さん演じるお母さんは、三姉妹の母親ですが、母親でも1人の人間で、アルコールに逃げたくなるくらい辛いことが積み重なって。でも、それはいけないことだと自分を矯正しようと子供たちと離れて、努力をして。

お母さん自身も戦って、そして子供たちも戦って、当時は見えていなかった、分からなかった母親の姿を知るようになって、だんだん分かり合えていく、そして明るい表情が見えてくる家族の姿を見て、嬉しくなりました。

お父さん、お母さん、という役割はあっても、それ以前に一人の人間であって、その人それぞれにストーリーがあって、生まれる気持ちにも個人差があります。

そのことを改めて知らされた作品だな、と感じました。

最後に、三姉妹でピアノを演奏するシーン、そしてその演奏を聴いている母親が少し笑うシーン、感動しました。

いや、でもこの作品の見どころは、やっぱり鈴木保奈美さん演じる母親のリアルさだと思います。

みんなが幸せそうで、よかったです。


おりょう☺︎

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