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『ミステリと言う勿れ』第1話を見たら、心の底の底が熱くなった。

2022/1/14 ドラマ記録no.76「『ミステリと言う勿れ』第1話」

漫画が原作のコチラのドラマ。
先週、月曜日から放送がスタートし、無表情で淡々と正論を言う菅田くんのキャラクターが独特で、見入ってしまいました。

やっぱり俳優さんってすごい、改めてそう思いました。

そして、菅田くんが訴える長セリフの数々。聞いていて、聞きながら、私の心の底の底がジワジワと熱くなっていく感覚になりました。不思議です。こんな感覚、初めてな気がします。

まさかドラマの1話目で泣くなんて、思っていなかった。そのくらい、このドラマには惹きつけられました。今日は、このドラマについて書いていきます。


心の底の底が熱くなったセリフ

退職を考えている、女性警察官に対して。

僕は偏見の塊で、だいぶ無茶なことを言いますが、おじさんたちって、特に権力サイドにいる人たちって、と党を組んで悪事を働くんですよ。都合の悪いことを隠蔽したり、こっそり断行したり、汚いお金を動かしたり、そこに女の人が1人混ざっていると、おじさんたちはやりにくいんですよ。悪事に加担してくれないから。鉄の結束が乱れるから。あなたがここにいる理由ってそれじゃないですか。おじさんたちを見張る位置。あなたは違う生き物なんだから、違う生き物でいてください。

過去に冤罪事件を起こしてしまった、男性警察官に対して。

真実は一つなんかじゃないですよ。人は主観でしかものを見られない。それが正しいとしか言えない。どちらも嘘をついていなくても、話を盛っていなくても、必ず食い違う。真実は、人の数だけあるんですよ。でも、事実は一つです。真実なんて言うあやふやなものに囚われているから、冤罪が生まれる。

奥さん・子供を轢き逃げされた犯人を、殺してしまった男性警察官に対して。

奥さんはあなたの無事を祈り、体を心配してた。あなたは、それをしてあげたことはありましたか?奥さんの好きな花を、仏壇やお墓に飾ってあげていますか?お子さんが好きな食べ物を供えてあげてますか?そもそも、何が好きか知ってますか?復讐じゃなく、そういうところに時間を使いましたか?まずは、それをしてみたらどうですか?今でも見つかるはずです。家の中に、写真の中に、お二人の好きなもの。

子供が産まれ、奥さんとうまくいかないと嘆く、父親警察官に対して。

メジャリーガーが子供の成長に立ち会うことを父親の権利だと思い、日本の解説者は義務だと思っている。そこには、天と地ほど差があるんですよ。子供を産んだら女性は変わる、と言いましたよね。当たり前です。ちょっと目を離したら死んでしまう生き物を育てるんです。問題なのは、あなたが一緒に変わっていないことです。でもそれは、強制されることではありません。したことも、しなかったことも、いずれ自分に返ってくるだけですから。


これは、最高に面白い。

思わず突っ込んでしまう自分がいました。
「あなた、人生何回目だよ!」って。笑

そのくらい、相手にグッと刺さる物語を訴える菅田くんの長セリフには心打たれましたね。淡々と、でも問いかけるように語りかける。思わず、感情移入して泣いてしまいました。

これまで数え切れないほどのドラマを見てきましたが、1話で泣いたのは初めてな気がします。

そして、ちょこっとズレてる、いや結構ズレてる菅田くんのキャラクターが何とも面白い。

ミステリーというタイトルだったので難しい系かな?と思っていましたが、クスッと笑える、そして泣ける、素敵なドラマになるぞ、と確信しました。(長年ドラマを見てきた私の勝手な勘です。笑)

またハマってしまうなぁ〜!!!


おりょう☺︎

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