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「まだ会ったことのない君を、探している」

2020/10/25 映画記録no.11「君の名は。」

この映画は、3年前に公開されたものです。
おそらく多くの方が映画館に足を運んだと思いますが、
私もその中の1人でした。

この作品を映画館に見に行った時、
最後、結構「?」でいっぱいになったことを覚えています。
ストーリーが、「男女の入れ替わり」でよくある設定なのに、
場面構成があまりにも複雑で、
1回見ただけでは、内容を理解することができませんでした。笑

説明を読んだり、もう一度作品を見たりして、
やっとやっと、内容を理解することができました。

今日は、そんな「君の名は。」についてまとめていきます。


作品について。

ここに関しては説明することもないと思いますが、
忘れている方に向けて書いていきますね。私のおさらいも兼ねて。笑

『君の名は。』は2016年に公開された、
新海誠監督による日本の長編アニメーション映画です。
キャッチコピーは「まだ会ったことのない君を、探している」
2015年12月にYouTube上に特報動画が公開され、2016年8月の公開と、
主演に神木隆之介と上白石萌音が起用されることが発表されました。
翌年4月5日には予告編が公開され、
劇中音楽すべてRADWIMPSが制作することと、
公開日は8月26日であることが発表されました。
2017年7月には日本国内の興行収入250.3億円となったことが発表され、
日本における歴代興行収入ランキングでは、
『千と千尋の神隠し』、『タイタニック』、『アナと雪の女王』に次ぐ
第4位(日本映画では第2位)となりました。
世界での興行収入は3.61億ドルで、
『千と千尋』の2.75億ドルを超えて日本映画および日本のアニメ映画で
世界歴代興行収入1位となった。
本作の着想は、新海が東日本大震災発生後の2011年7月に、
宮城県名取市閖上へ訪れたことで得たそう。
「ここは自分の町だったかもしれない。
自分が閖上のあなただったらと思い、もしも自分があなただったら」
という、立場が入れ替わる映画を作ろうと思ったという。
新海がこの訪問時に描いた日和山のスケッチは、
展覧会などで展示されています。
RADWIMPSは制作初期から作品に携わり、
新曲「前前前世」を含む20曲以上を作り上げました。
同曲も含め、採用された主題歌は以下の4曲。
・「夢灯籠」 - オープニング
・「前前前世 (movie ver.)」
・「スパークル (movie ver.)」
・「なんでもないや (movie edit. + movie ver.)」
   - ラストシーンおよびエンディング(CDでは2曲に分かれている)

これらの主題歌と劇伴22曲を収録したアルバム『君の名は。』は、
2016年8月24日にEMI RECORDSから発売。
発売初週に5.8万枚、2週目に3.9万枚を売り上げ、
オリコン週間アルバムランキングで2週連続1位を獲得しました。
本作は、世界125の国と地域で海外配給が決定。
2017年1月18日時点で、全世界での興行収入合計が2億8,100万ドルに達し、『千と千尋の神隠し』の2億7,500万ドルを抜いて、
日本映画として史上最高となったことが伝えられました。
2019年9月時点で確認されている世界興収は3億6,102万ドル、
全世界での累計動員数は4000万人に達しています。

あらすじ。

1000年ぶりとなる惑星の来訪を1ヶ月後に控えた日本。
山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。
町長である父の選挙運動に、家計の神社の古き風習。
小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、
都会への憧れを強くするばかり。

「来世は、東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」

そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。
見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がる東京の街並み。
念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。

一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢をみた。
行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。
繰り返される不思議な夢。
そして明らかに抜け落ちている、記憶と時間。2人は気づく。

「私/俺たち、入れ替わってる?!」

幾度も入れ替わる体と、その生活に戸惑いながら、
現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。残されたお互いのメモを通して、
時に喧嘩し、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。

しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。入れ替わりながら自分たちが特別に繫がっていたことに気づいた滝は、
三葉に会いに行こうと決心する。

「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く」

たどり着いた先には、意外な真実が待ち受けていた…。


この映画の魅力。

もちろん場面構成の複雑さも魅力の1つだと思いますが、
私は、情景の美しさに魅入ってしまいました。

本当に、本当に、綺麗なんです。
まるで映像を見ているかのように。
アニメーションでここまでリアルに、
現実に近い色が出せるなんて、本当に驚きました。

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ため息が出るくらいの、色彩の美しさに私は本当に惚れました。
この映像の美しさを見て、新海誠監督の作品が大好きになりましたね。

私の中にある、
「アニメ=直線続きの単純な絵」という概念は粉々になりました。笑
本当にすごい。


好きな言葉。

「見ていたはずの夢は、いつも思い出せない」
「寄り集まって、形を作って、捻れて絡まって、時には戻って、
 また繋がってーそれが“結び”、それが“時間”」
「"糸を繋げることもムスビ。人を繋げることもムスビ。
 時間が流れることもムスビ」
「大事な人。忘れたくない人。
 忘れちゃダメな人。誰だ、誰だ、誰だ?名前は!」
「それはまるで夢の景色のように、ただひたすらに美しい眺めだった」
黄昏時=誰そ彼時
「夕方、昼でも夜でもない時間。
 世界の輪郭がぼやけて、人ならざるものに出会うかもしれない時間」


まとめ。

これだけ数えきれない多くの国の方が注目していて、
多分いろんな意見があるかと思いますが、私は、この作品が大好きです。

複雑な場面展開も、色彩豊かなアニメーションも、
そして絶妙なタイミングで流れてくるRADWIMPSの楽曲も、
1つ1つのものが相乗効果で上手く重なっている、
本当に素晴らしい作品だと思っています。

隕石が落ちる瞬間、
無音になって、
突風で町が一瞬にしてなくなる、あの数十秒の映像。

私は、あの映像で泣きました。本当に、一瞬にして消えた。
上記にも書いたように、
新海誠監督は、東日本大震災発生直後に被災地を訪れて構想を練ったそう。
「ここは自分の町だったかもしれない。
自分が閖上のあなただったらと思い、もしも自分があなただったら」

そう考えると、さらに涙が溢れてきます。

作品上映から3年経った今、もう一度見てみようかな。


おりょう☺︎


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