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この方からは、本当にたくさん、大切なものを学ばせてもらっています。

2020/12/2 読書記録no.14『伝わるちから』松浦弥太郎

この方は、私の大好きな作家さんです。
松浦弥太郎さん。
本当に、本当に、大好きすぎる方です。

日本の文筆家であり、「暮しの手帖」の前編集長。
またCOW BOOKSの代表でもあります。
さらに、cookpadの新サービス「くらしのきほん」編集長。

もう、凄すぎて訳わかりません。笑
ただWikipediaに興味あるエピソードが書かれていたので、ご紹介します。

2006年、「暮しの手帖」の編集長に就任。
書籍商の他、編集、翻訳、文筆などの分野で活動する。
2016年1月に行った講演で、
2011年に原発関連の記事を震災後に取り上げなかったことで批判されたが、部数は伸びたと語った。被災地の仮設住宅を訪ねたところ、
読者から「全てのメディアが悲惨な話しかしない時に、
『それを扱わない『暮しの手帖』を選んだ。」と言われたことをあげ、
メディアには真実を伝えるだけでなく、
現実逃避の役目もあると述べている。

現実逃避の役目…
私は本が好きだから、それは当たり前と思っていたけど、
こうやって改めて言われると、妙に納得しました。

本って、そういう存在です。
きっと私だけじゃなく、多分、多くの人にとっても。

今日は、「伝わるちから」についてまとめていきます。


あらすじ。

人付き合いのコミュニケーションに悩んでいるときに役に立つ、
たくさんのヒント。なかなか相手に届かない自分の思い。
それは伝えようとするから。では伝わるためにはどうすれば良いのか。
そのコツを、元「暮らの手帖」編集長の松浦弥太郎さんが教えます。
「対話のポイントは、常に、今のこと、
そして、未来のことの両方を話すように心掛けることだ。
まずは、今、自分が思っていること、悩んでいること、
向き合っていること、抱えている問題を、自ら話す。
自分のことを相手に話せば、自然と相手も話してくれる。」(本文より)
解説はブロガー・作家のはあちゅうさん。


刺さりまくる、言葉。もう、まとめきれんです。笑

本当は、本を読んでほしい。
本をそのまま、全文を紹介したいくらい、
弥太郎さんの言葉は、素敵なんです。

でも、そんなことはできないから、
頭を抱えて悩んだ末に、厳選した言葉をここで紹介します。
抜粋したとはいえ、結構な量になると思われますが、そこは、ご愛嬌で。
私の「弥太郎さん愛」を受け取ってください。笑

では、始めますね。

P18 接する相手の「気」を、常に観察し、
今、何をどんな風に求めているのだろうか、
どうしてあげたら心が幸せに満たされるのだろうか、
と自分なりに見極め、自分のできることで尽くす
相手の心に自分の心を向けること。そこに生まれる愛情が、
あらゆる行為に魔法となって作用する。
もちろん、自分の「気」にも、日々目を向けること。
そして何事もていねいに。
P25 まだ誰も気づいていない、美しさや魅力を見つけること。
みんなが見ていないところから、素敵なものを見つけること。
これから先、みんなが必要とするだろうセンスを見つけること。
見つけるとは、感動するということ。
大切なのは、誰よりも早く、誰よりもたくさん、「見つける」ことだ。
P27 よく見る、よく聞く、よく考えるということを、
どう面白がるかというのは、仕事や暮らしにおける、ひとつのコツである。
P29 どんなことでも、よく見るということ。
よく見るということは、見つめるということ。
見つめるということは、隠れている良いところを見つけるということ。
隠れた良いところを見つけられたら、
それは自分が第一発見者であり、自分だけの「好き」になる。
そういう「好き」は一生の宝物。
宝物は、自信を持って大好きになればいい。
P32 アイデアとは、思い出すもの。
人生において、どれだけ多くの実体験と経験を記憶しているのかが大切。
P78 どんなことにも、その先には人がいて、その人を思うことで、
小さな工夫やアイデアが生まれ、いつしかそれが基本になっている。
そうかあ、基本が基本である理由には、必ず人への愛情が隠されている。
基本とは、愛のかたちなのだ。
P98 一番簡単なことは、一番難しい。
一番簡単なことを美しく行うことができるようになれば、一人前です。
美しさとは、慎ましくて、柔らかくて、静かで、緩やかなことです。
P125 幸運とは、いつも誰かが運んできてくれるもので、
自分1人で手にできるものではないということ。
幸運とは、拾うものではなく、必ず誰かが自分に手渡してくれるもの。
そして、また自分も、
幸運を人にて手渡す立場であることを忘れてはいけない。
幸運とは、そんなふうに互いに分かち合うもの。
P135 かけた時間と成長は、正比例しない。
成長とは二次関数で、最初は緩やかだが、
あるポイントを超えると、勢いが増してグンっと伸びる。
すなわち、単調な直線グラフではなく、曲線グラフだ。
だから、続けていることの結果がなかなか見えなくても大丈夫。
きっと伸びるポイントがもうすぐやってくる。
そう、やめたらダメなんだ。続けること
P137 行き詰まるということは、
心というひとつの部屋の中が色々なもので散らかってしまうこと。
リセットとは、自分の心と向き合い、ちょと整理整頓して、片付けること。いらないものを捨てて、
いつかまた使う大事なものは次にまた使うときに困らないように。
あった場所に戻していくというように。「やめずに休憩」という考え方。
P159 「唯心所現」心の中で思っていることは、すべて現像として現れる。だから、魔法なんて使わなくても、すぐには無理でも努力して頑張れば、
夢を必ず叶えることができると、心から思っている。
P162 これからの時代は、知識や情報より、
失敗を恐れずに得た経験の多さがものを言うのではないか。
何より大切なのは、失敗への勇気だ。
P168 落ち込んだ時は、行けるところまでとことん落ち込めばいい。
そこに次のステップへの扉の発見があるのだから。
諦めない気持ちさえ持っていれば、大丈夫ということ。

やっぱりすごい量になってしまいましたが、
実は、これでもほんの一部です。笑

刺さったなあ、と感じた方は、
ぜひ本を手に取って、じっくり読んでみてくださいね。


読み終わって。

毎回、毎回、弥太郎さんの本を読み終わるたびに、
なんだか心がスッと軽くなる感覚になります。
不思議と。なんでなんでしょうね。
分からないけど、そんな気がするんです。

今回も、そんな気持ちになりました。
弥太郎さんの言葉って、私にとって特別なんです。

作家さんによって「言葉のリズム」ってのが確かにあって、
そのリズムが自分に合うか合わないかによって、心地よさが全然違います。

合わない本は、飽きます。
本は大好きだけど、
そういう本って読もうって気持ちにならないし、なかなか進まない。

でも、合う本はあっという間に読み終わります。
時間を忘れて、どんどんページをめくって、読みたい欲が溢れ出てきます。

弥太郎さんの本は、まさに心地いい本です。

自宅に弥太郎さんの本はたくさんあります。
ちなみに、今持っている本を太文字にしてみると…

『本業失格』
『最低で最高の本屋』
『くちぶえサンドイッチ 松浦弥太郎随筆集』
『くちぶえカタログ』
『独白ニュースレター』
『軽くなる生き方』
『今日もていねいに。 暮らしのなかの工夫と発見ノート』
『場所はいつも旅先だった』 
『日々の100』
『あたらしいあたりまえ。』
『あたらしいあたりまえ。 暮らしのなかの工夫と発見ノート 2』
『あなたにありがとう。 暮らしのなかの工夫と発見ノート 3』
『松浦弥太郎の仕事術』
『いつもの毎日。 衣食住と仕事』
『ぼくのいい本こういう本 1998-2009ブックエッセイ集 1』
『ぼくのいい本こういう本 1998-2009ブックエッセイ集 2』
『あなたにありがとう。』
『暮らしのヒント集 2』
『暮らしのヒント集3』
『居ごこちのよい旅』
『ハローグッバイ 親と子どものポケットブック』
『続・日々の100』
『愛さなくてはいけないふたつのこと あなたに贈る人生のくすり箱』
『松浦弥太郎の新しいお金術』
『メッセージ&フォト今日もていねいに。』
『考え方のコツ』
『暮しの手帖日記』
『100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート』
『40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために』
『センス入門』
『松浦弥太郎の「ハロー、ボンジュール、ニーハオ」』
『さよならは小さい声で 松浦弥太郎エッセイ集』 
『しあわせを生む小さな種 今日のベリーグッド』
『即答力』
『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。』
『ほんとうの味方のつくりかた』
『男と女の上質図鑑』
『よりぬき 今日もていねいに BEST101』
『僕の好きな男のタイプ58通りのパートナー選び』
『正直』
『僕の好きな男のタイプ58通りのパートナー選び』
『よりぬき あたらしいあたりまえ BEST101』
『世界を「仕事場」にする40の基本』
『くいしんぼう』
『松浦弥太郎の男の一流品カタログ』
『この店、あの場所 Here,There and Everywhere 』
『ひとりでいること みんなとすること』 
『ベリーベリーグッド: レターエッセイ集』
『おいしいおにぎりが作れるならば。 「暮しの手帖」での日々を綴ったエッセイ集』
『さよならは小さい声で』
『しごとのきほん くらしのきほん 100』
『「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン』
『自分で考えて生きよう』
『日めくり弥太郎 日日のきほん ([実用品])』 
『泣きたくなったあなたへ』 
『すてきな素敵論』 
『明日、何を作ろう くらしのきほん』
『おとなのきほん 自分の殻を破る方法』
『はたらくきほん100 毎日がスタートアップ』
『それからの僕にはマラソンがあった』
『伝わるちから』
『まいにちをよくする500の言葉』
『孤独を生きる言葉』
『ご機嫌な習慣』 
『1からはじめる』 
『考え方の工夫』 
『くらしのきほん 100の実践』
『人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方』
『おとなのまんなか 新しいことはまだまだ、できる。』
『期待値を超える 僕が失敗しながら学んできた仕事の方法』

え、全然じゃん!!!!
まだまだ持っていない本ばかりじゃん!!!
コレクションします。集めます。弥太郎さんの本に囲まれたい。笑


ちょっと長くなり始めたので、ここら辺で終わります。
何度も言うようですが、私にとって弥太郎さんの言葉は特別です。
読んでいて元気になるし、励まされるし、背中をトンっと押してくれる、
そんな素敵な言葉をかけてくれる人です。

毎日noteを5ヶ月続けてきましたが、
いつか私も弥太郎さんみたいに、
柔らかい言葉を紡げる人になりたいと密かに思っています。


「唯心所現」
心の中で思っていることは、
すべて現像として現れる。

そう信じて、私はこれからもコツコツと書き続けます。
きっと、続けることに意味があると思うから。

ぜひ、気になる方は、本屋さんで弥太郎さんの本を探してみてくださいね。




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