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日本一成長できる会社になると決めてからの30日間

日本一成長できる会社にしようと思った理由

僕がなぜ、今の会社を日本一成長できる会社にしようと思ったかというと、過去の求人募集の際の応募数と比べて、応募が少なかったからだ。

応募数が少ないという課題があったから、僕は何か特別な対策を取ろうと思った。例えば、採用媒体を増やすとか、異なる広告枠と買うとか、あるいはソーシャルリクルーティングをやるとかそんなところだ。

そんな時に出会ったのがこの本だ。

僕は1年間に360冊は本を読む。正直、ブックジャンキーだし、多読家の域を絶対に超えている。自分自身が経営者だから会社のお金で色々と本を買うことができるということも大きいが、そもそも社会人時代も1ヶ月に本に5万円払うのは惜しくなかった人間だ。いずれにせよ、僕は本を多読する。

多読の良いところは、10冊同じテーマで本を読めば、大体のあらすじがわかると言うこと。量の閾値(ティッピングポイント)を超えたら、それぞれの朧げな知識が脳みその中で接続し、構造化されていく。僕はそうやってコンサルティング会社を経営してきた。だから他人の意見よりも10冊の本を信じる。なぜならその分野に長けた10人の意見を聞く方が、バイアスの掛かった一人の意見よりももっともらしいと思うからだ。

社員は成長環境を求めている

前述の本には下記のようなことが書かれてあった。

  • 若い人は給料だけでなく、時間が大事

  • 若い人は給料だけでなく、働きがいが大事

  • だからビジョンやミッションが大事

  • 若い人は任されれば頑張る

  • 若い人は体系された知も必要だし、OJTもフィードバックも大事

  • その会社がどのような会社かを見える化させていないといけない(そうでないと不安)

僕はこの本を読んで少しガーンと来た。というか、大体想像できていたことが言語化されて目の前に出てくると、「まあそうだよね」という納得ではあった。つまり、

応募が来ないのは戦術や戦略が悪いからではなく、そもそも魅力が無いから

ということであった。そりゃそうだろうと思った。
そこから、会社を変えていこうと思った。会社の成長よりも、従業員が当社で何を学んでいけるか、どう成長できるかを考えるようになった。

もともと当社はインターンを沢山取って、しかもインターンレベルの学生の子に大手企業向けのビジネス提案をさせていた。
もちろん成約率は今よりも低かったかもしれない。でも、その時のインターンはめちゃくちゃ伸びた。
めちゃくちゃ伸びたから、今でも当時のインターンの学生の子には感謝されている。

ただ、この3年間は組織を真面目な組織にしようとしすぎて、昔と比べるとチャレンジ意識が減って来たとも思っていた。

これからは、キチンと従業員一人一人のキャリアプランに目を向けて、彼らと会社の接点が何かを考えようと思うようになった。そして、この3年間、チャレンジングスピリットが減ってしまった部分を取り戻すべく、チャレンジに対してきちんと評価する体制を作り上げようと思った。

リーダーが持つべき大事なスキル=心理的な安全性

このTEDの動画はめちゃくちゃ有名なやつだ。

動画で述べるように、リーダーとは、親のように部下に接しなくてはいけない。たとえ出来の悪い部下であっても諦めず、褒めて、教育し、時には叱ることも大事だ。でもそれらは全て愛があることが前提としなければならない。

この動画を見て、僕自身は自分自身が持つべきリーダーとしての資格をより作っていかないと思った。また、社員全員がこのようなリーダーシップのマインドになっていくよう働きかけていかなくてはいけないと思った。

当社を選んでくれた従業員の方々のキャリアや働きがいを支援し、そして会社の大目標であるミッションを実現し、高い粗利益を実現し利益を分配していき、さらに成長していこうと思った。

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