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深掘り! 目の前のことを全力で楽しんだ先に今がある。水中モデル・稲生薫子さん [前編]

「実は泳げないし、海水浴も好きじゃないんです。」

そう話してくださったのは、ダイビング業界史上初のオンラインEXPOイベントOnline Diving Expo(オンライン ダイビング エキスポ)2020の事務局・ナビゲーターとしてイベントを盛り上げている稲生薫子さんです。

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▼イベントのお申し込みはこちらからどうぞ!▼

1/17夜 https://peatix.com/event/1720831/view
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2021年1月15日(金)〜17日(日)の3日間の日程で開催されている、Online Diving Expo(オンライン ダイビング エキスポ)2020は、ご自分のお住いの場所にいながら、世界中で活躍するダイバーから世界中の海や海の生き物の面白い話を聞いたり、海洋研究・環境活動に関わる専門家と交流できるイベントです。

ダイバーもダイバーじゃない人も、

・海で遊ぶのが好き
・海を見るのが好き
・波の音が好き
・海の生き物が好き
・海で働いている
・海のことをもっと知りたい
・きれいな海を子どもたちに残したい

そんな方が[どなたでも][無料で]参加できます。

ダイビングEXPOの事務局としてイベントを作り、当日もナビゲーターとしてイベントに関わる稲生さんに、水中レポーターとして活動を始めた経緯や、イベントにかける思いを伺いました。

るこさん

◆ダイビングモデル・稲生薫子さん

まずはプロフィールをご紹介します。

稲生 薫子(いのう かおるこ):ダイビングモデル/水中レポーター
モーターショーのナレーター、宝くじのPRをはじめとする観光大使などの仕事を経て、2013年よりフリーランスとして独立。
活動の拠点を海へと移し、「水中モデル」という職業を確立する。
水中写真家越智隆治氏が運営する[into the blue]では、スタッフとして水中モデルやダイビングトリップ運営などを行うほか、「志村どうぶつ園」などメディアにも出演。ダイビングサイトでのレポート・執筆活動なども行うプロトラベラー。
2020年からは、アナウンサーによる社会貢献団体「Jアナーズ」海の教育事業委員長として、「海と子供と環境」をテーマに、SDGs14番「海の豊かさを守ろう」を掲げ、各種イベントを立ち上げている。

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当時、水中モデルというお仕事はどこを探してもなかったそう。そんなお仕事を確立されて行った経緯や、その後の活動にかける想いをお送りします。

◆ダイビングとの出会い

ー初ダイビングは、正直楽しくなかったです

「私、泳げないんですよ。いまだにあんまり。海水浴もそんなに好きじゃないんです。」

インタビューの冒頭に、こんな告白をしてくださった稲生さん。海水浴が好きじゃないのに世界中の海に行って潜っているというのは、ダイビングとの出会いや今のお仕事をしておられる経緯が気になります。

(稲生さん)ーーーーー

ダイビングをやったきっかけは、幼馴染に誘われたからです。海好きではないのでそんなに乗り気ではなかったんですけど、仲のいい友達と一緒に遊ぶというか、勢いでダイビングのライセンスを取りに行くことになったんですよね。

ただ、初ダイビングは透明度が悪い日で、味噌汁の中に潜っている感じで、寒いし、よくわからないし、マスククリア(マスク内に水が入ってしまったときに水を抜く方法)とかをさせられるし、正直楽しくなかった。面白くなかったです。ダイビングはハマらないと思いました。

けれど半年後、ステップアップの講習を受けることになって行ったのが、伊豆の田子というところで、初めてボートダイビングというのをやったんですね。(ボートに乗ってある地点まで行き、海上から海に入る方法)

そしたら魚がいっぱいいて、きれいで、「楽しいっな」と思って、そこからダイビングにハマっていきました。
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きっかけは「ダイビングがしたい」ではなかったのですね。
ダイビングにハマったことで、このあと稲生さんは驚くべき行動に出ます。

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ーハマった結果、仕事を辞める

(稲生さん)ーーーーー

ある写真に心を掴まれる

ダイビングにハマってからは、月に1回くらい休みを会社に申請して潜りに行くようになりました。

始めた頃に、ジープ島という無人島(ミクロネシアのサンゴに囲まれた小さい島)の写真を見ることがあって、すごく綺麗で。日本人が貸し切ることができるんですよ。貸し切るっていうのを絶対やりたいなと思って。
それが私の中で決めた一つのゴールになりました。

仕事を辞めて夢を叶えた・・・はずなのに

当時していたナレーターの仕事を辞めて・・・休みが取れないので。ジープ島に行くためだと思って転職をしようと思ったのです。

そして、ジープ島に行って潜ることができました。

それが「100本」のときで、ダイビング業界では「100回潜ったので一人前になったよね」という本数なわけですが、そこで夢を叶えてしまったわけです。

透明度もあるし魚もいるし船も沈んでるし、すごく楽しかったです。

けれど、目標が高すぎたのか、やりきった感、燃え尽き症候群みたいになってしまって。100本のくせに “ダイビングやりきった感” が出ちゃったんです。
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◆ダイビングを仕事にしたい

ダイビングとは無縁の生活から一転、大きな夢を叶えて燃え尽きてしまった稲生さん。また海に入ることにしたのは、なぜだったのでしょう。

ー次の行動に向かわせたのは「羨ましい」という気持ち

(稲生さん)ーーーーー

行くなら仕事に

もっと面白いとこがあるとは思っていましたが、「行くんだったら仕事にしたいな」と思うようになりました。当時はお金をもらってダイビングをする人が羨ましかったわけです。

自分のできることって・・・

ダイビングのインストラクターになることも考えたし、ワーキングホリデーで1年間遊ぶというようなことも考えたんですけど、自分のできることって何かなと考えるようになりました。

そのとき自分がやってきたこというと、アナウンスやナレーション・司会をすることと、写真に写ることと、ダイビングが趣味、という3つしかないわけです。
それを掛け合わせたら水中モデルというのに思い当たって、水中モデルとか水中レポーターというような、海のことを喋ったり伝えたり被写体になることはできるなと思いました。

それがきっかけで水中モデルっていう仕事を、インターネットで探し始めます。
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ー存在しない仕事は作っちゃえ

(稲生さん)ーーーーー

この仕事は存在しない

1年間くらい「水中モデル」の仕事を探したのですが、全然無くて・・・そこで気付くわけです。「この仕事は存在しないんじゃないか」と。

存在しなかったわけです。

存在しないなら作っちゃえと思って、作ったのが2013年くらい。

ただ、作ろうと思っても、何をやっていいのか分からないわけです。

見つけた仕事から縁がつながり始めて・・・

「とにかくモデルがないかなあ」と思っていた時に、ダイビングメーカーであるTUSA(ツサ)でカタログモデルを募集しているのを見つけて、担当の方と繋がりました。

ここまで1年かかったにも関わらず、ここからが早かったのです。

TUSAの担当の方からのご縁で、「水中モデルをするなら来てみたら」というお誘いをいただいて、いきなりフィリピンのセブ島まで行くことになりました。

とにかく誘われるままに行った先で会ったのが、スキューバダイビングと海の総合サイト・オーシャナの方々と、その撮影に来ていた、今では一緒にお仕事をさせていただいている、水中写真家の越智さんだったのです。
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その後共に世界の海を回ることになる水中写真家・越智隆治さんとの出会いはこの時だったのですね。

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◆水中モデルとして

ついに、今では一緒に世界の海を回っている水中写真家・越智隆治さんとの出会いを果たした稲生さん。少しずつご自身の強みを発揮できるようになっていきます。

越智さんとの出会いは最悪だった

これはもうネタなのですが。

セブ島のフォトツアーで越智さんと初めて出会ったとき、実はお互いに「二度とこの人と仕事はしない」と思ったくらい、第一印象がすごく悪いんです。

そんな中、ダイビングサイトオーシャナで水中モデルをしたいと言っていたら「ドライスーツを着られるんだったら、うちのサイトでモデルをやってみますか」と言っていただいて話が進みました。

「弟子はいらん」と言われてもあきらめない

そうやってやっていくうちに、「越智さんて、実はすごい人なんだな」「イルカやクジラって楽しそうだな」「ダイビングよりそっちをやってみたい」と思うようになって。

越智さんに「弟子になりたいです」と言ったら、「俺は弟子はいらん」と言われました。「でも、だったら付いて行こう」と思って、取材やスペシャルトリップにスタッフとして行かせてもらうようになって、それから8〜9年経ちます。
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今回の取材で稲生さん・越智さんにお会いした時も、お互いを尊重し合いながらも冗談やツッコミを入れ合い、良い雰囲気でお仕事をなさっている印象を受けました。出会いのエピーソードからも、その様子が伝わって来ます。このような出会いが、今までの活動を作り、今回のイベントまで繋がって来ているのですね。

(稲生さん)ーーーーー

どうしてダイバー・水中モデルなりたかったか?と聞かれると、たまたまそれが目の前にあったという感じなんです。

ただ、「よく分からないけどやってみた」というのがいつもきっかけで、

・海が嫌いだけどとりあえずダイビングをやってみる
・良く分からないけど、紹介してもらった方に会ってみる
・とりあえず、セブ島に行ってみた

というように全力でやって来たら、今のようになっていました。
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「ダイビングがしたい」というきっかけではなかった稲生さん。
けれど、目の前にあること、好きと感じたことを全力で楽しむということが、水中モデルとしてのお仕事を確立し、こうして人を巻き込んで活動するところまで繋がっているんだなということが伝わって来ます。

そんな稲生さんは、「きっかけを作る人になりたい」という思いで、様々な活動に取り組まれています。
活動への想いや、これからの展望などについては、後編にてお届けします。

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稲生さんのように、海の様子を楽しみながら世の中に伝える活動をしている方たちが、2020年から取り組んでいるのが、ダイビングエキスポイベントの開催です。

ダイビング業界と、水中環境保全に取り組む業界のつながりを作り、海のことをもっと世の中に伝えていこうと活動しておられます。


◆Online Diving Expo(オンライン ダイビング エキスポ)2020について

稲生さんや一緒に活動する仲間が立ち上げたイベント、Online Diving Expo(オンライン ダイビング エキスポ)2020が、2021年1月15日(金)〜17日(日)の3日間の日程で開催されています。

昨年11月に開催予定でしたが、コロナの収束が見えない現状も踏まえて、こうしてオンラインでの開催に踏み切られました。

「”考え方が違う人とか人間じゃない生き物たちを尊重し調和していく”という想いを永遠に持って、生き物たちに接していこう。」
という志のもと、その思いを世界中に広げ、世界中のダイバーや環境活動に取り組む人・企業がつながって、そして次世代に美しい海を残していく為のイベントです。

あらゆる方面で、海に関わり、ダイビング・研究・発信をしておられるスペシャリストたちの講演をきくことができ、
さらに、そのような方達と実際に言葉を交わして交流することができます。

ープログラム

15日は夜の部からスタートし、16日・17日は昼の部と夜の部を開催。

各回、前半は上記でも紹介した魅力ある講師による講演 、後半は全国各地、そして世界で活動するダイビングショップや研究者などの出展ブースを回って交流できる交流タイムが設定されています。

17日の19時からがラストのプログラムとなっていて、
ダイビング系で人気のユーチューバー「すいチャンネル」さんが登場されます。

テーマ
スイチャンネル流、海ゴミへの向き合い方 
~真面目に拾わずゆるーく向き合う!~
(ユーチューバー・すいチャンネル 氏)

「ゴミを真面目に拾ってはいけない」など面白いお話を伺うことができそうです。

直接質問ややり取りをすることもできるので、ぜひご参加ください。

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▼イベントのお申し込みはこちらからどうぞ!▼

1/17夜 https://peatix.com/event/1720831/view
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テレビ番組を見る感覚で、視聴していただける上に、チャットを通してその場で質問やメッセージを送りやり取りすることもできます。

また、講演後の交流タイムには、普段なかなかお話を聞けない、面白い活動をされている方に質問をしたり、ダイビング関係の方・環境関係のかたとつながりを作ることができます。

タイムテーブルはこちらのバナーからページを開いて確認いただくこともできます。


ー参加方法

参加には、パソコン(カメラ・マイク・スピーカー)とインターネット環境があれば、【どなたでも】【無料で】参加できます。

インターネットは、Google Chrome(グーグル クローム)から開きましょう。

webbrowserのコピー

ダウンロードが必要な方はこちらから。
>>Google Chromeをダウンロードしてインストールする

その後、申し込みページやホームページからイベントの入室ボタンを押すと、Remo(オンラインイベントツール)が開きますので、初めての方はアドレスの登録(無料)をして、入室します。

参加や設定の詳細は、下のホームページから確認することができますのでご覧ください。


ーイベント詳細・ご参加


イベント内容、パソコンの設定や参加方法の詳細などは、イベントホームページのメニューからもご覧いただけます。
参加用のリンクもページトップに表示されていますので、そちらからご参加ください。

▼イベントホームページはこちらです▼(バナーをクリック)


ZOOMとも違うツールでの開催で、一番最初は難しさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、初回の登録だけやってしまえば、あとは本当に簡単な操作で楽しんでいただくことができます。

外出を控えてお家で過ごしていらっしゃる方も多いと思います。

面白そうと思っていただけましたら、ぜひこの機会に参加してみられてください。

海を愛するスタッフたちが、貴方をお待ちしています。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

【あなたのイベントを取材して記事にします】

 貴イベントのより詳しい取材記事(書面取材/対面取材)を作成してnoteに記事を掲載します。記事はイベント前の告知拡散用としてもつかえますし、イベント後もウェブ上の資産として残り続けますので、今後もイベントを継続していきたい、少しずつ大きくしていきたいという方におすすめ。イベントの魅力をプロのライター目線で取材します。特にイベントで輝く人物にスポットライトを当てた、人を輝かせる記事を得意としています。

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【お問い合わせ】メールにて ✉contigodesk@gmail.com

記事作成:Contigo編集部 汐口あゆみ
広報秘書・コピーライターとして活動。ヒトモノコトのストーリーを引き出し文章化することを得意とし、ニュースレター・チラシ・ランディングページなどの文章を執筆。人と人を言葉でつなぎ、講師のセミナーやイベントのプロデュース、企業の人間関係構築のサポートを行う。

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