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コロナ禍の先を見据えて迷走中、その2。

昨日書ききれなかった続き。

写真は昨日の熊本城。人吉に入っていた報道カメラマンに新型コロナの感染者がいた。GO TO キャンペーンで東京を外したのはあながち間違いではなかったのか、なんてにわかに思ったりもするが、あそこまで頑なに実施した裏側を知りたいものだ。

私が住む群馬県は、北部地域は草津や伊香保といった温泉地があり、観光は地域にとっても大切な産業だ。そんな地元群馬では、県内の宿泊施設を活用してね、という趣旨の「愛郷ぐんまプロジェクト 泊まって!応援キャンペーン」というのを実施している。一泊あたり五千円を補助しようというもの。1泊六千円以上の宿泊が条件なので自己負担千円から県内の様々な宿泊施設に泊まれるというのだ。これが大いに盛り上がっている。7月17日現在、う予約分を含めて、20万泊を突破したらしい。平日なら泊まれるかと思いきや、平日でも予約できない状況。

https://gunma-dc.net/featurecat/aikyougunma/

県またぎの移動なんてさせないで、県内での需要喚起を最初にやってもいいんじゃないかと思う。東京を外してでもGO TO させたい理由はなんだろうね。どうだろう。

先日の都知事選、縁あって小野さんを応援していた。熊本で何度か食事や飲みの席でご一緒したことがある。事務局長とも知り合いだったのでそんな縁もあって注目をしていた。

興味深いのがれいわの山本太郎氏と4万票程度の差しかなかったことだ。目黒駅前で行われた最終日の演説、熊本からの出張帰り(4日夕方に到着。4日は熊本南部が大変な被害に見舞われた時)に聞きにいったのだが、5日になった時点で、アップされていたこの時の演説の再生回数と山本太郎氏の新宿での演説の再生回数が、おおよそ5倍ほど差があったのだ。なのに、両者共に60万票超えで差は4万票だったのだ。これをどう見るか。まだしっくりくる結論が出てない。

ブルックスブラザーズ、フォーエバー21、レナウン、など、地元桐生市も無関係ではない繊維・アパレル業界が大変な事態になっている。ファッションは選べる楽しさがその根底にあるように思っていた。なので、様々な商品が市場に出ることで、業界自体が活性化していくのではないかと。
でも実際には伊藤忠が開発したエコなテキスタイルがGUやH&Mで採用され、エシカルというキーワードと共に、環境に優しいファッションが本流になりつつある。最近、独立したローラが展開するブランドでもエコなテキスタイルを採用している。

大量生産・大量消費のイメージはマッチョでゴリゴリな感じ。血流こそが命。全てを動かす源。なので、止血された状態になった途端に立ちいかなくなる。新型コロナ感染による命の危険は、やはり消費者の意識を確実に変えている。少ない血流で済むようなスタイルを選ばないと恥ずかしいみたいな空気も生まれてきたように思う。

最近、自分自身に問うているのが、「その仕事、5年後でもやっていけるの?」ということ。大学の非常勤講師をしていると教育は確実に残ると感じるし、これからもより重要になることがわかる。食は暮らしに切り離せない、その業界の中で業態を変えていくことで対応が可能になりそうだ。アパレルもなくならないだろう。建築も同様だ。衣食住は無くならない。

でも、広告という仕事はどうか、メディアの仕事はどうなんだろう。販促ができればいいなら、これまでのような広告やメディアという仕事は必要ないだろう。AIが見事にターゲッティングしてくれるので、人が考える必要はないだろう。そうなると、人は何をするのか。そんなことを考えながら最近気になっているのがSPINERというJ-WAVEが提供する音声コンテンツサービスだ。音声コンテンツはこの数年急激に伸びている。Googleでさえ、ポッドキャスティングのサービスを始めている。やはり、魅力的なコンテンツこそ価値があるのか。では魅力的とは何だろう、そんなことを考えつつも時間切れ。

今日は良いお知らせと残念なお知らせがあったけど、良いお知らせが待ちに待っていた果報なので、よかった。安心した。

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