ConTech LABオンラインセミナー「DX銘柄2020受賞企業が見据える建設DXの未来」

建設業界のデジタル化とオープンイノベーションを推進するコミュニティ「ConTech LAB」は、2020年12月10日(木)、第2回目のオンラインイベントを開催しました。

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ConTech LABの活動一覧

建設業界におけるDXをテーマに開催

DX銘柄2020受賞企業アイキャッチ

経済産業省・東京証券取引所が「デジタルトランスフォーメーション銘柄2020(以下、「DX銘柄2020」)」を発表。建設業界からは鹿島建設株式会社とダイダン株式会社の2社が選出されました。表彰された2社、さらにDX銘柄2020の企画を推進している、経済産業省や国土交通省、さらには平井卓也 デジタル改革担当大臣にご参加を頂きました豪華イベントの模様をお届けします。

オンラインで70名以上が参加

今回は事前に100名以上のお申込みをいただき、当日は70名を超える方にご参加、視聴いただきました。

【タイムスケジュール】
13:00 開会挨拶 下尾勝美 氏 ConTech LAB 運営責任者/ 株式会社桐井製作所 取締役 営業本部部長 兼 東京支店長
13:05 オープニングビデオメッセージ 平井卓也 デジタル改革担当大臣
13:10 ご挨拶及び国土交通省の取り組みについて 青木由行氏 国土交通省 不動産・建設経済局長
13:15 ご挨拶 桐井隆氏 ConTech LAB Founder / 株式会社桐井製作所 代表取締役社長
13:20 「DX銘柄2020」の制度、取り組み紹介 宮本祐輔氏 経済産業省 商務情報政策局情報技術利用促進課 課長補佐
13:30 取組紹介:佐々木洋二 氏 ダイダン株式会社 上席執行役員 CIO 兼 経営企画室長
13:40 取組紹介:真下英邦 氏 鹿島建設株式会社 秘書室コーポレート企画室 
13:50 パネルディスカッション 「建設業界におけるDXの今後の方向性」
<パネリスト>
真下英邦氏 鹿島建設株式会社 秘書室コーポレート企画室 
佐々木洋二氏 ダイダン株式会社 上席執行役員 CIO 兼 経営企画室長
鹿又一秀氏ダイダン株式会社 理事 経営企画室
<モデレーター> 
桜井駿氏 株式会社デジタルベースキャピタル 代表パートナー
14:45 Q&Aセッション
15:30 終了

下尾勝美 氏 ConTech LAB 運営責任者/ 株式会社桐井製作所 取締役 営業本部部長 兼 東京支店長

まずは、ConTech LAB 運営責任者/ 株式会社桐井製作所 取締役 営業本部部長 兼 東京支店長の下尾より、開会挨拶と建設テックコミュニティ「ConTech LAB」の概要をご紹介いたしました。

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平井卓也 デジタル改革担当大臣

続いて、日本におけるデジタル化を推進する、平井卓也 デジタル改革担当大臣による動画メッセージを放映しました。
国民のより良い暮らしの支援のため、政府として徹底的にDXを進めていく、など来年新設されるデジタル庁としての姿勢をお話いただきました。

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青木由行 氏 国土交通省 不動産・建設経済局長

続いて、国土交通省 不動産・建設経済局長 青木由行 氏より、建設業界の今後の見通しを共有頂きました。またDX推進本部の設置など、国土交通省としてのDXへの働きかけについてお話頂きました。

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桐井隆 氏 ConTech LAB Founder/ 株式会社桐井製作所 代表取締役社長

続いて、ConTech LAB Founder/ 株式会社桐井製作所 代表取締役社長の桐井より、イベント登壇者様、そして視聴者の皆様にご挨拶いただきました。またラボによる建設業界活性化への想いを共有させて頂きました。

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「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)の説明とDX銘柄2021の狙い」 宮本祐輔 氏 

続いて、経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課 課長補佐宮本祐輔 氏より、DX銘柄における企業の選定基準や政策体系など、DX銘柄の制度についてご紹介頂きました。

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「DXへの取り組みについて」 佐々木洋二 氏 

続いて、ダイダン株式会社 上席執行役員 CIO 兼 経営企画室長 佐々木洋二 氏より、自社のDXへの取り組みについて登壇頂きました。“人を生かすDX”をテーマに掲げ、デジタルの力で建設現場で働く人の働き方改革を進めていく姿勢を共有頂きました。

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「鹿島DXが創る次世代建設生産システムとスマートな世界」 真下英邦 氏 

続いて、鹿島建設株式会社 秘書室コーポレート企画室 真下英邦 氏より、「鹿島DXが創る次世代建設生産システムとスマートな世界」というタイトルで登壇頂きました。デジタル技術を活用した課題解決のために行っている取り組みにつき、事例を交えながらお話頂きました。

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「建設業界におけるDXの今後の方向性」 鹿島建設株式会社 真下英邦 氏、ダイダン株式会社 佐々木洋二 氏、ダイダン株式会社 鹿又一秀 氏、株式会社デジタルベースキャピタル 桜井駿 氏(モデレーター)

最後は、ダイダン株式会社 理事 営業本部 副本部長 兼 営業企画部長 兼 経営企画室 部長 鹿又一秀 氏と、株式会社デジタルベースキャピタル 代表パートナーの桜井駿 氏に入って頂き、「建設業界におけるDXの今後の方向性」についてのディスカッション、また視聴者の皆様から頂いた質問にお答えするQ&Aセッションを行いました。自社内でのDX推進の実例や、業界における法規制への考えなど、具体例を交えた議論を行いました。

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参加者の声

・ 平井大臣や国土交通省青木局長の思いが詰まったメッセージが表面的で無くて良かったですね。鹿島やダイダンの取り組みもわかりやすかったです。
・ 現場の意見を積極的に取り入れる企業風土がうらやましかったです
・ デジタル庁の流れもあり、これからコンテックが盛り上がっていく大きな時流となりそうな肌感を得た有意義な機会でした。また、業界トップランナーの2社の具体的な取り組み事例や、内部の方の考えを生で触れられたのは情報量が多く参考になるとともに、刺激をいただきました。
・ スマートシティやDXという大きな時流の中で、改めて目的を見失わず、現場のリアルに寄り添ったソリューションを共創していくために行動し続けていこうと思います。
・ 技術的な知識はあるので、今回の様にそれ以外のポイント(事業・経営視点等)が多いと参考になります。
・ 平井デジタル改革担当大臣からのビデオメッセージが非常によかったです。
・ 建築業界のDXの最先端が知れてよかったです。
・ 建設業界の理解を深めるのに大変役立ちました。はじめに国交省および経産省の方のお話しを聞けたことも収穫になりました。
・ DXに対する具体的な取組や根本となる思想が理解できて大変勉強になるイベントでした。
・ 未来・現状・課題それぞれの生の情報をお伺いできて良かったです。
・ 弊社のお取引企業さんの取り組みやスタンスと比較しながら聞いていた。課題やアプローチに関して共通する部分が多く、同じ業界の異なるお客さんに対しても自社の勝ち発揮ができると感じた

終わりに

今後もオンラインイベントの開催を通じて、建設業界のデジタル化・オープンイノベーションに関心のある方向けのネットワーキングを実施します。詳細につき、ConTech LABウェブサイトか、公式SNSアカウントをご覧頂けますと幸いです。さらに、国内外の建設テック動向の調査、とりまとめや、建設関連事業者とスタートアップの協業支援、マッチングも実施していきます。

ConTech LABとは

ConTech LABは、株式会社桐井製作所が運営する建設業界のデジタル化とオープンイノベーションをサポートするプラットフォームです。「建設業界のイノベーションに関わる人々のエコシステムを創る」をミッションに掲げ、定期的なMeetupイベントの開催や業界の業務効率化、建設事業者とスタートアップの協業支援など幅広く実施します。

桐井製作所とは

1964年会社設立。内装建材のメーカー、商社としての機能をもち、顧客数は全国で5,000社を超える。建物の天井、壁など内装仕上げに使用されている鋼製下地材で国内約40%のシェアをもつ業界トップ企業。2005年の8・16宮城地震を機に耐震天井の研究開発を本格化させ、それまで認識されていなかった天井の耐震化という概念をつくり出して設計提案などを手がける一方、地方自治体や民間デベロッパーなどの施主に対して天井の耐震化の助言を行う。耐震天井の施工品質向上のため日本耐震天井施工協同組合の創設にも協力し、メーカー、施工業者、設計者が一体となった耐震天井の導入、普及活動に注力している。

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